ー奇談ー學校へ行こう6
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
摩耶「悠君てパクチー食べれる?」
悠「パクチー……ああ、コリアンダーのことか進んでは食べないが料理に入ってたら食える感じだな」
神姫「私は苦手だわカメムシみたいな匂いがするし」
悠「あれも好き嫌いが二極化するからな」
亘理『カメムシの匂いがするもの食べるの?!』
悠「カメムシ食うわけじゃないし、そこまでいうほどカメムシ臭でもないし」
【関索】
本名:関・索・維之
生没年:-
千世子「じゅぎょーしますなのだ。三国時代の歴史は人々の心を惹きつけ「三国演義」など三国志を基にした創作物が数多く生まれたのだ。こういった創作作品には、実際の歴史には登場しない架空の人物が登場することもあるのだ。なかには歴史上の人物より有名になったものもいるのだ。」
悠「しかし、なんでコリアンダーの話題出した?」
摩耶「今日お昼にエスニック料理食べたらパクチー使った料理がおいしかったから」
悠「洒落てるな」
亘理『エスニック料理ってどんなの?』
悠「タイカレーとかはエスニック料理だ」
摩耶「パクチーとツナのエスニックサラダそうめんとか」
亘理『へー、美味しそう』
千世子「今回じゅぎょーする武将「関索」は、『正史』には登場しないし、『演義』にもわずかに名前が見られるだけの無名武将なのだ。しかしその人気は高く、中国独特の演劇「京劇」では関索を主役にした演目が人気を集めるのだ。この劇の原作が、三国時代から1000年後あまり後、元の時代に書かれたという小説『花関索伝』なのだ。」
悠「関索か……あんまり使わないキャラだな」
摩耶「魏に偏り過ぎてる傾向があるからね、悠君」
悠「バランス良く使ってるぞ女キャラ限定で」
神姫「既にバランス悪い」
悠「夏候惇はレギュラー」
千世子「『花関索伝』の物語は三国志の歴史や人物をもとにしてはいるが、その内容は史実とは大きく違うのだ。まず最初に、劉備、関羽、張飛の三人が「桃園の誓い」をたてるのだが、『花関索伝』の劉備たちは、肉親の情で義兄弟の絆が断たれることがないよう、なんとお互いの親族を全員殺害するのだ。だが張飛は、関羽の妻が妊娠していることに気付き、関羽の妻を殺さず逃がしてしまうのだ。この女性が産んだ子供が成人した姿が関索なのだ。つまり関索は関羽の隠し子なのだ。」
悠「でも、最近は程昱が一押し]
摩耶「恋姫?」
悠「もちろん、風ですがなにか?」
摩耶「ロリに磨きがかかって来たのかなって」
亘理『がぷっ!』
悠「なんで、おれは頭を噛みつかれてるんだろうか……」
千世子「関索は武術の師匠から一文字貰って「花関索」と名乗り、類まれな武勇と「黄龍槍」という武器で活躍するのだ。この物語に置いて戦いに勝つのは常に関索であり、諸葛亮も関羽ですら関索の引き立て役に過ぎないのだ。槍で地面を突くと泉がわき出たり、炎の剣を使う武将を倒すために大地から炎の斧を授かるなど、非現実的な展開も多くみられるのだ。『花関索伝』は史実も現実も無視した娯楽作品なのだ。」
亘理『ロリコン犯罪よくない』
悠「登場人物は全員18才以上です」
摩耶「魔法の言葉」
亘理『ガジッ!』
悠「どうしようさっきより痛い」
千世子「『花関索伝』では、関索の妻として三人の女性が登場するのだ。ところがこの奥方たち、どれも普通の女性ではないのだ。関索には「強い女を屈服させて妻にする」という志向があったらしく、関索の妻には武勇を誇る女性が二人もいるのだ。」
神姫「聞き方次第ではただの暴漢よね」
悠「薄い本ではよくある展開。村人が最強みたいな」
亘理『ガジッガジッ!』
摩耶「おいしい?」
亘理『……』
悠「いや、そこで黙るなよ。怖くなるだろ」
千世子「関索が最初に妻にしたのは、鮑三娘という女武芸者なのだ。彼女は評判の美人であり、求婚する者が多かったのだ。だが鮑三娘は「自分に勝てたものを夫とする」と宣言しており、父や兄よりも強い鮑三娘を嫁にできたものは居なかったのだ。関索は苦戦の末に彼女に勝ち、鮑三娘は関索の妻として戦場でも戦ったのだ。」
悠「鮑三娘……野中ボイスだから個人的には大好きなんだけど微妙に使いにくいんだよな…」
摩耶「声で選び出してる?」
悠「それも大事な選択肢の一つだろ」
神姫「それでも女キャラなのね」
悠「もちろん」
亘理『ガーーッ……!』
悠「だから、噛もうとするな!」
千世子「二番目の妻である王桃と王悦は山賊の娘なのだ。武芸が達者だった姉の王桃を関索が倒したことがきっかけで、二人は関索の側室になっているのだ。以上、関索のじゅぎょーだったのだる」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
摩耶「悠君てパクチー食べれる?」
悠「パクチー……ああ、コリアンダーのことか進んでは食べないが料理に入ってたら食える感じだな」
神姫「私は苦手だわカメムシみたいな匂いがするし」
悠「あれも好き嫌いが二極化するからな」
亘理『カメムシの匂いがするもの食べるの?!』
悠「カメムシ食うわけじゃないし、そこまでいうほどカメムシ臭でもないし」
【関索】
本名:関・索・維之
生没年:-
千世子「じゅぎょーしますなのだ。三国時代の歴史は人々の心を惹きつけ「三国演義」など三国志を基にした創作物が数多く生まれたのだ。こういった創作作品には、実際の歴史には登場しない架空の人物が登場することもあるのだ。なかには歴史上の人物より有名になったものもいるのだ。」
悠「しかし、なんでコリアンダーの話題出した?」
摩耶「今日お昼にエスニック料理食べたらパクチー使った料理がおいしかったから」
悠「洒落てるな」
亘理『エスニック料理ってどんなの?』
悠「タイカレーとかはエスニック料理だ」
摩耶「パクチーとツナのエスニックサラダそうめんとか」
亘理『へー、美味しそう』
千世子「今回じゅぎょーする武将「関索」は、『正史』には登場しないし、『演義』にもわずかに名前が見られるだけの無名武将なのだ。しかしその人気は高く、中国独特の演劇「京劇」では関索を主役にした演目が人気を集めるのだ。この劇の原作が、三国時代から1000年後あまり後、元の時代に書かれたという小説『花関索伝』なのだ。」
悠「関索か……あんまり使わないキャラだな」
摩耶「魏に偏り過ぎてる傾向があるからね、悠君」
悠「バランス良く使ってるぞ女キャラ限定で」
神姫「既にバランス悪い」
悠「夏候惇はレギュラー」
千世子「『花関索伝』の物語は三国志の歴史や人物をもとにしてはいるが、その内容は史実とは大きく違うのだ。まず最初に、劉備、関羽、張飛の三人が「桃園の誓い」をたてるのだが、『花関索伝』の劉備たちは、肉親の情で義兄弟の絆が断たれることがないよう、なんとお互いの親族を全員殺害するのだ。だが張飛は、関羽の妻が妊娠していることに気付き、関羽の妻を殺さず逃がしてしまうのだ。この女性が産んだ子供が成人した姿が関索なのだ。つまり関索は関羽の隠し子なのだ。」
悠「でも、最近は程昱が一押し]
摩耶「恋姫?」
悠「もちろん、風ですがなにか?」
摩耶「ロリに磨きがかかって来たのかなって」
亘理『がぷっ!』
悠「なんで、おれは頭を噛みつかれてるんだろうか……」
千世子「関索は武術の師匠から一文字貰って「花関索」と名乗り、類まれな武勇と「黄龍槍」という武器で活躍するのだ。この物語に置いて戦いに勝つのは常に関索であり、諸葛亮も関羽ですら関索の引き立て役に過ぎないのだ。槍で地面を突くと泉がわき出たり、炎の剣を使う武将を倒すために大地から炎の斧を授かるなど、非現実的な展開も多くみられるのだ。『花関索伝』は史実も現実も無視した娯楽作品なのだ。」
亘理『ロリコン犯罪よくない』
悠「登場人物は全員18才以上です」
摩耶「魔法の言葉」
亘理『ガジッ!』
悠「どうしようさっきより痛い」
千世子「『花関索伝』では、関索の妻として三人の女性が登場するのだ。ところがこの奥方たち、どれも普通の女性ではないのだ。関索には「強い女を屈服させて妻にする」という志向があったらしく、関索の妻には武勇を誇る女性が二人もいるのだ。」
神姫「聞き方次第ではただの暴漢よね」
悠「薄い本ではよくある展開。村人が最強みたいな」
亘理『ガジッガジッ!』
摩耶「おいしい?」
亘理『……』
悠「いや、そこで黙るなよ。怖くなるだろ」
千世子「関索が最初に妻にしたのは、鮑三娘という女武芸者なのだ。彼女は評判の美人であり、求婚する者が多かったのだ。だが鮑三娘は「自分に勝てたものを夫とする」と宣言しており、父や兄よりも強い鮑三娘を嫁にできたものは居なかったのだ。関索は苦戦の末に彼女に勝ち、鮑三娘は関索の妻として戦場でも戦ったのだ。」
悠「鮑三娘……野中ボイスだから個人的には大好きなんだけど微妙に使いにくいんだよな…」
摩耶「声で選び出してる?」
悠「それも大事な選択肢の一つだろ」
神姫「それでも女キャラなのね」
悠「もちろん」
亘理『ガーーッ……!』
悠「だから、噛もうとするな!」
千世子「二番目の妻である王桃と王悦は山賊の娘なのだ。武芸が達者だった姉の王桃を関索が倒したことがきっかけで、二人は関索の側室になっているのだ。以上、関索のじゅぎょーだったのだる」