ー奇談ー學校へ行こう6
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「うっぁぁ……うー…」
雨「ついに日本語も捨てたの?」
悠「このおれは人間をやめるぞ、ジョジョォォォォ!!」
摩耶「いつも通りだったのでした」
神姫「天井に突き刺しておこうかしら」
悠「天井に立つのと突き立つのは全然違うから」
亘理『……』
悠「あ、ナチュラルに立てる人いた」
【張飛】
本名:張・飛・益徳
生没年:?~221
千世子「じゅぎょーしますなのだ。桃園の義兄弟の末弟は「兵士一万人に匹敵する」といわれる猛将なのだ。その名前は張益徳。漢字では字を「翼徳」と書くが、これは中国語で「益」と「翼」の読みが同じことからきているのだ。張飛はその縦横無尽の活躍ぶりから「燕人」という異名も持っており、「翼」という字は見事にはまっているのだ。」
摩耶「逆立ちって健康に良いって聞くよね」
悠「ああ。」
摩耶「ぶら下がり健康法って一時期流行ったよね」
悠「ああ」
摩耶「次に来るのは逆さづり健康法かな」
悠「ただの拷問じゃね?」
千世子「張飛は劉備旗揚げの前から行動を共にした最古参の武将なのだ。『演義』によれば、虎のようなひげとギョロ目の持ち主で、愛用の「蛇鉾」を使わせれば右に出るものがなく、数々の敵を一騎討ちで倒しているのだ。」
神姫「ハングッドマンね」
悠「Jガイルの旦那っ!」
神姫「……」
パンっ!
悠「痛っ?!なぜに叩かれたっ!」
摩耶「亘理ちゃんは健康?」
亘理『え、あー…まぁ健康かな』
摩耶「じゃあありかもね。逆さづり健康法」
千世子「張飛の最大の見せ場は、荊州を南に逃げる劉備が曹操を迎撃した「長坂の戦い」なのだ。この戦いで張飛は橋を切り落とし、わずか20騎の部下とともに対岸に残って曹操軍の数千騎を迎撃したのだ。張飛の武勇を恐れた曹操軍はあえて近づこうとせず、張飛は数百倍の敵を戦わずに食いとめたのだ。この戦いは『演義』で脚色され、張飛は橋を落とさず、一騎で橋の上に立って曹操軍を怒鳴りつけているのだ。あまりに恐ろしい声に敵の将軍は落馬し、曹操軍は総崩れになったのだ。」
神姫「なんかムカついたの」
悠「えぇ……」
摩耶「よくあること、よくあること」
悠「まぁ、そうだな」
亘理『既に日常の範囲内で収めてる…』
千世子「張飛には腕っ節は強いが知恵が足りないというイメージがあるが、本当は一軍を預かるだけあって策略も使える将軍なのだ。もちろん諸葛亮のような洗礼された策略ではないが、敵の目のまえで酒盛りをして敵を怒らせたり、負ける振りをして敵を誘い出すなど、単純だ゜が有効な策で何度も勝利を得ているのだ。」
悠「シンプルな行動ほど一番の攻撃だからな。なくまで殴るのをやめなかったり、オラオラの連射したり」
摩耶「頭突きと頭突きとかね」
悠「それはおれの最終兵器だ」
神姫「野蛮ね」
悠「ひとのことを掴んで叩きつけたりするのはセーフですか?」
神姫「グラップボム(掴み投げ)は技術の結晶よ」
千世子「張飛の弱点はむしろ人格面にあったのだ。張飛は同僚や知識人などには礼儀正しく接していたが、部下や身分の低いものには冷たく、過剰なほど厳しい罰を与えていたのだ。これを恨んだ部下によって、張飛は寝込みを襲われて殺されたのだ。以上、張飛のじゅぎょーだったのだ」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「うっぁぁ……うー…」
雨「ついに日本語も捨てたの?」
悠「このおれは人間をやめるぞ、ジョジョォォォォ!!」
摩耶「いつも通りだったのでした」
神姫「天井に突き刺しておこうかしら」
悠「天井に立つのと突き立つのは全然違うから」
亘理『……』
悠「あ、ナチュラルに立てる人いた」
【張飛】
本名:張・飛・益徳
生没年:?~221
千世子「じゅぎょーしますなのだ。桃園の義兄弟の末弟は「兵士一万人に匹敵する」といわれる猛将なのだ。その名前は張益徳。漢字では字を「翼徳」と書くが、これは中国語で「益」と「翼」の読みが同じことからきているのだ。張飛はその縦横無尽の活躍ぶりから「燕人」という異名も持っており、「翼」という字は見事にはまっているのだ。」
摩耶「逆立ちって健康に良いって聞くよね」
悠「ああ。」
摩耶「ぶら下がり健康法って一時期流行ったよね」
悠「ああ」
摩耶「次に来るのは逆さづり健康法かな」
悠「ただの拷問じゃね?」
千世子「張飛は劉備旗揚げの前から行動を共にした最古参の武将なのだ。『演義』によれば、虎のようなひげとギョロ目の持ち主で、愛用の「蛇鉾」を使わせれば右に出るものがなく、数々の敵を一騎討ちで倒しているのだ。」
神姫「ハングッドマンね」
悠「Jガイルの旦那っ!」
神姫「……」
パンっ!
悠「痛っ?!なぜに叩かれたっ!」
摩耶「亘理ちゃんは健康?」
亘理『え、あー…まぁ健康かな』
摩耶「じゃあありかもね。逆さづり健康法」
千世子「張飛の最大の見せ場は、荊州を南に逃げる劉備が曹操を迎撃した「長坂の戦い」なのだ。この戦いで張飛は橋を切り落とし、わずか20騎の部下とともに対岸に残って曹操軍の数千騎を迎撃したのだ。張飛の武勇を恐れた曹操軍はあえて近づこうとせず、張飛は数百倍の敵を戦わずに食いとめたのだ。この戦いは『演義』で脚色され、張飛は橋を落とさず、一騎で橋の上に立って曹操軍を怒鳴りつけているのだ。あまりに恐ろしい声に敵の将軍は落馬し、曹操軍は総崩れになったのだ。」
神姫「なんかムカついたの」
悠「えぇ……」
摩耶「よくあること、よくあること」
悠「まぁ、そうだな」
亘理『既に日常の範囲内で収めてる…』
千世子「張飛には腕っ節は強いが知恵が足りないというイメージがあるが、本当は一軍を預かるだけあって策略も使える将軍なのだ。もちろん諸葛亮のような洗礼された策略ではないが、敵の目のまえで酒盛りをして敵を怒らせたり、負ける振りをして敵を誘い出すなど、単純だ゜が有効な策で何度も勝利を得ているのだ。」
悠「シンプルな行動ほど一番の攻撃だからな。なくまで殴るのをやめなかったり、オラオラの連射したり」
摩耶「頭突きと頭突きとかね」
悠「それはおれの最終兵器だ」
神姫「野蛮ね」
悠「ひとのことを掴んで叩きつけたりするのはセーフですか?」
神姫「グラップボム(掴み投げ)は技術の結晶よ」
千世子「張飛の弱点はむしろ人格面にあったのだ。張飛は同僚や知識人などには礼儀正しく接していたが、部下や身分の低いものには冷たく、過剰なほど厳しい罰を与えていたのだ。これを恨んだ部下によって、張飛は寝込みを襲われて殺されたのだ。以上、張飛のじゅぎょーだったのだ」