ー奇談ー學校へ行こう5
ー壱階空き教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業……工事が始まろうとしていた。
悠「約3000度の超高温で焼きつけた焔魔岩、そして家庭の冷凍庫でそこそこ冷やしきった万年氷……これでいいだろ」
メフィスト「前者はともかく……後者の冷凍庫って」
悠「るせー!こっちだって色々やったんだよ!!そもそも冷やすのと熱するのだと難しさがけた違いなんだよ!!」
メフィスト「分かりましたよヨ~。これでいいデスヨ~」
摩耶「ここまで手間取らせて何も無しってなったら黙ってないからね」
悠「おう、マジでそうだぞ」
摩耶「悠君が!」
悠「え、あ、おれが結局言う感じか……」
メフィスト「ワタシだってちゃんと準備は済ませマーシタヨ。」
悠「……まったく変わってないように見えるが?」
メフィスト「ホイっ!」
ポポポン!
悠「っ……おっ、おー……!」
摩耶「わぁ、一気に露天風呂風に変わったね」
メフィスト「ンーフフ、シャワーとオブジェはサービスです」
悠「オブジェって?」
摩耶「あ、お湯が出てくるところがドクロだ」
悠「なんでわざわざ檜囲いと岩風風呂作りにして和風に仕立てたのにここだけ魔王城みたいなことしやがる……」
メフィスト「お気に召しませんか?」
悠「個人的には嫌いじゃないが……嫌いじゃないがせっかく温泉風につくったのにここだけドクロって……」
摩耶「これはコレでカオス感がでてていいじゃない」
悠「あー、まぁいいや。っで?」
メフィスト「デ?」
悠「この焔魔岩と万年氷の使い方は?」
メフィスト「そのドクロの目の中にはめ込んでくださーい」
悠「こうか?」
ゴン!がちゃっ!
ゴン!がちゃっ!
摩耶「ドクロの目が赤と青く光り出したけど……?」
メフィスト「よろしいデース。ではでは最後にもう一度ホイっと!」
ポンッ!
悠「……?」
摩耶「……?」
ドドドドドドド!ザザザァァーーーッ!!
悠「おー、お湯が出てき……熱っ?!」
摩耶「よっと」
メフィスト「3000度で熱されてますから超熱いデショーネ」
悠「ちょ、なに自分らは安全な位置に避難してんの!!」
メフィスト「摩耶サーン、ドクロの青い目を押してくださーい」
摩耶「こう?」
グリッ!
シュュュゥゥゥ……
悠「熱っ!熱い足の裏の皮がめくれるっ!!」
摩耶「んー……あ、少しぬるくなってきた。」
メフィスト「ちょうど良い温度に調整してくださーいデス」
悠「っ、足の裏が悲惨なほど痛い……水水……」
摩耶「コレって垂れ流し?」
メフィスト「ソーデスね。ただ、温泉ではなく水なので原水垂れ流しといったところでしょーか。HAHAHAHA~」
摩耶「でも、これいいね。温度調整さえしたら温泉と同じだし」
メフィスト「フフーン」
悠「復活!じゃ、これで完成だな」
摩耶「いやー出来るもんだね。教室ひとつを丸々お風呂にするの」
悠「壁ブチ吹いたから完全に露天風呂風にできたし」
摩耶「でも、これ外から丸見えない?」
悠「そこはマサライに任せる。あいつならあの一帯だけ熱帯植物で覆うんだ」
摩耶「あぁ、なるほど温水引いたら勝手に育つしね。」
悠「ついでにバナナも育てる気だ」
摩耶「……悠君、初めっから温泉入りながら熱帯植物育てたいから作ったんだね?」
悠「そんなーまさかーおれの願望はついでだよ~ひゃひゃひゃ」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業……工事が始まろうとしていた。
悠「約3000度の超高温で焼きつけた焔魔岩、そして家庭の冷凍庫でそこそこ冷やしきった万年氷……これでいいだろ」
メフィスト「前者はともかく……後者の冷凍庫って」
悠「るせー!こっちだって色々やったんだよ!!そもそも冷やすのと熱するのだと難しさがけた違いなんだよ!!」
メフィスト「分かりましたよヨ~。これでいいデスヨ~」
摩耶「ここまで手間取らせて何も無しってなったら黙ってないからね」
悠「おう、マジでそうだぞ」
摩耶「悠君が!」
悠「え、あ、おれが結局言う感じか……」
メフィスト「ワタシだってちゃんと準備は済ませマーシタヨ。」
悠「……まったく変わってないように見えるが?」
メフィスト「ホイっ!」
ポポポン!
悠「っ……おっ、おー……!」
摩耶「わぁ、一気に露天風呂風に変わったね」
メフィスト「ンーフフ、シャワーとオブジェはサービスです」
悠「オブジェって?」
摩耶「あ、お湯が出てくるところがドクロだ」
悠「なんでわざわざ檜囲いと岩風風呂作りにして和風に仕立てたのにここだけ魔王城みたいなことしやがる……」
メフィスト「お気に召しませんか?」
悠「個人的には嫌いじゃないが……嫌いじゃないがせっかく温泉風につくったのにここだけドクロって……」
摩耶「これはコレでカオス感がでてていいじゃない」
悠「あー、まぁいいや。っで?」
メフィスト「デ?」
悠「この焔魔岩と万年氷の使い方は?」
メフィスト「そのドクロの目の中にはめ込んでくださーい」
悠「こうか?」
ゴン!がちゃっ!
ゴン!がちゃっ!
摩耶「ドクロの目が赤と青く光り出したけど……?」
メフィスト「よろしいデース。ではでは最後にもう一度ホイっと!」
ポンッ!
悠「……?」
摩耶「……?」
ドドドドドドド!ザザザァァーーーッ!!
悠「おー、お湯が出てき……熱っ?!」
摩耶「よっと」
メフィスト「3000度で熱されてますから超熱いデショーネ」
悠「ちょ、なに自分らは安全な位置に避難してんの!!」
メフィスト「摩耶サーン、ドクロの青い目を押してくださーい」
摩耶「こう?」
グリッ!
シュュュゥゥゥ……
悠「熱っ!熱い足の裏の皮がめくれるっ!!」
摩耶「んー……あ、少しぬるくなってきた。」
メフィスト「ちょうど良い温度に調整してくださーいデス」
悠「っ、足の裏が悲惨なほど痛い……水水……」
摩耶「コレって垂れ流し?」
メフィスト「ソーデスね。ただ、温泉ではなく水なので原水垂れ流しといったところでしょーか。HAHAHAHA~」
摩耶「でも、これいいね。温度調整さえしたら温泉と同じだし」
メフィスト「フフーン」
悠「復活!じゃ、これで完成だな」
摩耶「いやー出来るもんだね。教室ひとつを丸々お風呂にするの」
悠「壁ブチ吹いたから完全に露天風呂風にできたし」
摩耶「でも、これ外から丸見えない?」
悠「そこはマサライに任せる。あいつならあの一帯だけ熱帯植物で覆うんだ」
摩耶「あぁ、なるほど温水引いたら勝手に育つしね。」
悠「ついでにバナナも育てる気だ」
摩耶「……悠君、初めっから温泉入りながら熱帯植物育てたいから作ったんだね?」
悠「そんなーまさかーおれの願望はついでだよ~ひゃひゃひゃ」