ー奇談ー學校へ行こう5
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「……お腹すいた」
摩耶「薄荷飴なめる?」
悠「それ、嫌いなの押し付けてるだけじゃね?そもそもおれ薄荷苦手だし」
摩耶「ドロップに薄荷って邪魔だよね」
要「薄荷好きを敵に回しそうな発言だな」
千世子「千世子は黒飴がすきなのだ!」
悠「渋いな……」
要「今度ダースで買ってくるね」
悠「それは……好意じゃなく嫌がらせじゃね?」
【大いなるもの】
別表記:なし
登場作品:HPクラフト「番神」
千世子「地球の夢の国には「大いなるもの」と呼ばれる地球本来の神々が住んでいるのだと信じられているのだ。この神々はかつて、夢の国の霊峰ハテグ=クラの城に住んでいたのだが、今では人間を避けるためタガスの夕映えの都に住んでいるのだ。」
要「嫌がらせなわけあるかっ!」
悠「いや、だって黒飴一ダースって……何年分だよ。一日何個噛み砕くんだよ」
神姫「飴噛む派なの?」
悠「最後は噛んじゃうな。え、最後まで舐めるか?」
神姫「わりと私は舐め切るわよ」
悠「へぇ……」
神姫「なに?」
ガシッ……グゴッ!
悠「なんもいってないのに喉圧迫しないでっ!」
千世子「月が青白い霞につつまれている晩になると、彼らはハテグ=クラの頂上を訪れて、栄華に満ちたかつての日々を懐かしみながら踊り明かすのだと噂されているのだ。」
摩耶「生きてる?」
悠「酸素が……酸素が足りない」
摩耶「亘理ちゃん、人工呼吸の準備を」
亘理『うえぇぇーーい///?!』
神姫「じゃ、まずは心肺停止させるわね」
悠「いやー、余裕余裕。もう平気だから!心肺停止は勘弁してください!!」
千世子「地球の神々の姿かたちは一見した限りでは人間とあまり変わりないが、切れ長の目や長い耳たぶ、薄い鼻と尖りぎみの顎という、特徴的な容貌をしているのだ。夢の国のングラネク山の南側の山腹には、地球の神々がガタスへと移り住む前に自らの顔を刻んだ巨大な像があるのだが、彼らを守る意図によるものか、ノーデンスの命令を受けた夜鬼たちが好奇心に満ちた人間の接近を阻んでいるのだ。」
亘理『うぅっ……』
雨「アンタもなんか煮え切らないわね」
亘理『なにおぅ!!』
神姫「……心肺止めようか?」
亘理『えーと……それじゃあ……』
悠「やめてっての!」
千世子「カダスに隠棲する地球の神々だが、倦怠に耐えかねてのことだろう。人里に下りてきて、人間の女性と交わることがあるのだ。神の血を引く子孫はインクアノクという町に住んでいて、地球の神々の美しい容貌を備えているということなのだ。」
摩耶「神と人間のハーフ作り地区なんだね」
要「なんか言い方悪いな」
悠「慰安婦かよ」
要「なんで微妙に遺恨あるワードかますんだよ」
悠「……てへっ♪」
要「可愛いないわ!」
千世子「地球本来の神々とはいうものの、彼らがいつ、どこで、どのように生まれたのか、何人ぐらいがガダスに暮らしているのか外宇宙からやってきた旧支配者たちとどのように関わって来たのかそうしたことがほとんど分かってないのだ。」
悠「妖怪人間みたいだな」
義鷹「お前も一緒だろ」
悠「失礼な!こんな可愛い妖怪が居るか」
摩耶「冥ちゃん」
悠「おーっと、管理人ちゃんは確かに可愛すぎるなッ!!」
亘理『ガルル』
千世子「個々の彼らの名前としては、目映い光を放つ真実を体現するアリエル、炎に包まれた姿で表わされる炎の神カラカル、誕生と死を司るゾ=カラル、瞳のない銀の目持ち常にライオンを連れているナス=ホルタール、幻術の達人で魔術師に崇拝されるタマシュ、槍を象徴とするが戦いを好まぬ神ロボン、そして魔術にたけた美しい女性であるリリスに、六つの目を持つ爬虫類のような姿で顕現するアーガルグ・リーオニオスが知られているのだ。」
悠「七人だったら七英雄とかって言えたのに……」
神姫「神だって言ってんでしょ」
摩耶「あ、そういえば悠君て神姫さんとか崇さんからの着音って四魔貴族のテーマだよね」
神姫「……」
ドッ!ドッ!ドッ!
悠「痛っ?!痛っ!!痛っっ!!!」
キキ「見事な踝三連ヒット!コンボが繋がったァァァ……でござる」
要「居たのか……。」
千世子「また、ヨーロッパ北方にあった古代のハイパーボリア大陸では、猫の女神イクセエラ、魚のような神クァルク、羊飼いの神シムバなど多くの神が信仰されていたが、彼もまた地球本来の神々の一員なのかもしれないのだ。今日はここまでで続きは次回なのだ。」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「……お腹すいた」
摩耶「薄荷飴なめる?」
悠「それ、嫌いなの押し付けてるだけじゃね?そもそもおれ薄荷苦手だし」
摩耶「ドロップに薄荷って邪魔だよね」
要「薄荷好きを敵に回しそうな発言だな」
千世子「千世子は黒飴がすきなのだ!」
悠「渋いな……」
要「今度ダースで買ってくるね」
悠「それは……好意じゃなく嫌がらせじゃね?」
【大いなるもの】
別表記:なし
登場作品:HPクラフト「番神」
千世子「地球の夢の国には「大いなるもの」と呼ばれる地球本来の神々が住んでいるのだと信じられているのだ。この神々はかつて、夢の国の霊峰ハテグ=クラの城に住んでいたのだが、今では人間を避けるためタガスの夕映えの都に住んでいるのだ。」
要「嫌がらせなわけあるかっ!」
悠「いや、だって黒飴一ダースって……何年分だよ。一日何個噛み砕くんだよ」
神姫「飴噛む派なの?」
悠「最後は噛んじゃうな。え、最後まで舐めるか?」
神姫「わりと私は舐め切るわよ」
悠「へぇ……」
神姫「なに?」
ガシッ……グゴッ!
悠「なんもいってないのに喉圧迫しないでっ!」
千世子「月が青白い霞につつまれている晩になると、彼らはハテグ=クラの頂上を訪れて、栄華に満ちたかつての日々を懐かしみながら踊り明かすのだと噂されているのだ。」
摩耶「生きてる?」
悠「酸素が……酸素が足りない」
摩耶「亘理ちゃん、人工呼吸の準備を」
亘理『うえぇぇーーい///?!』
神姫「じゃ、まずは心肺停止させるわね」
悠「いやー、余裕余裕。もう平気だから!心肺停止は勘弁してください!!」
千世子「地球の神々の姿かたちは一見した限りでは人間とあまり変わりないが、切れ長の目や長い耳たぶ、薄い鼻と尖りぎみの顎という、特徴的な容貌をしているのだ。夢の国のングラネク山の南側の山腹には、地球の神々がガタスへと移り住む前に自らの顔を刻んだ巨大な像があるのだが、彼らを守る意図によるものか、ノーデンスの命令を受けた夜鬼たちが好奇心に満ちた人間の接近を阻んでいるのだ。」
亘理『うぅっ……』
雨「アンタもなんか煮え切らないわね」
亘理『なにおぅ!!』
神姫「……心肺止めようか?」
亘理『えーと……それじゃあ……』
悠「やめてっての!」
千世子「カダスに隠棲する地球の神々だが、倦怠に耐えかねてのことだろう。人里に下りてきて、人間の女性と交わることがあるのだ。神の血を引く子孫はインクアノクという町に住んでいて、地球の神々の美しい容貌を備えているということなのだ。」
摩耶「神と人間のハーフ作り地区なんだね」
要「なんか言い方悪いな」
悠「慰安婦かよ」
要「なんで微妙に遺恨あるワードかますんだよ」
悠「……てへっ♪」
要「可愛いないわ!」
千世子「地球本来の神々とはいうものの、彼らがいつ、どこで、どのように生まれたのか、何人ぐらいがガダスに暮らしているのか外宇宙からやってきた旧支配者たちとどのように関わって来たのかそうしたことがほとんど分かってないのだ。」
悠「妖怪人間みたいだな」
義鷹「お前も一緒だろ」
悠「失礼な!こんな可愛い妖怪が居るか」
摩耶「冥ちゃん」
悠「おーっと、管理人ちゃんは確かに可愛すぎるなッ!!」
亘理『ガルル』
千世子「個々の彼らの名前としては、目映い光を放つ真実を体現するアリエル、炎に包まれた姿で表わされる炎の神カラカル、誕生と死を司るゾ=カラル、瞳のない銀の目持ち常にライオンを連れているナス=ホルタール、幻術の達人で魔術師に崇拝されるタマシュ、槍を象徴とするが戦いを好まぬ神ロボン、そして魔術にたけた美しい女性であるリリスに、六つの目を持つ爬虫類のような姿で顕現するアーガルグ・リーオニオスが知られているのだ。」
悠「七人だったら七英雄とかって言えたのに……」
神姫「神だって言ってんでしょ」
摩耶「あ、そういえば悠君て神姫さんとか崇さんからの着音って四魔貴族のテーマだよね」
神姫「……」
ドッ!ドッ!ドッ!
悠「痛っ?!痛っ!!痛っっ!!!」
キキ「見事な踝三連ヒット!コンボが繋がったァァァ……でござる」
要「居たのか……。」
千世子「また、ヨーロッパ北方にあった古代のハイパーボリア大陸では、猫の女神イクセエラ、魚のような神クァルク、羊飼いの神シムバなど多くの神が信仰されていたが、彼もまた地球本来の神々の一員なのかもしれないのだ。今日はここまでで続きは次回なのだ。」