ー奇談ー學校へ行こう5
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「あー……SAN値が減少する一方だ」
義鷹「別にお前が襲われたわけでもなし」
悠「それでも生首が転がってきたらいい気分じゃない」
義鷹「女の生首なら良かったのにな」
悠「首だけて……おれはパーツフェチぢゃねーよ」
千世子「はいはーい、じゅぎょーしますのだ」
【シアエガ】
別表記:なし
登場作品:エディ・バーティン「Darkness、Mynameis」
悠「んー……寝る。」
亘理『開始早々?』
悠「お前にはこれを貸してやろう」
亘理『VITA?』
悠「中身は這いよれ!ニャル子さん名状しがたいゲームのようなもの」
亘理『やったー』
千世子「シアエガは、ニョグタの兄弟だと言われる旧支配者なのだ。無数の黒い触手がざわめく体の中心に、緑色の巨大な目玉がぎょろりとねめつけているのだ。ただしこの姿はシアエガの仮の姿なのだ。本来はニョグタと同じような無定形の黒い塊で、その姿を絶えず変化させるものらしいのだ。」
摩耶「ピンポイントで弱点丸出しだね」
キキ「目だ、目を狙え!!」
要「うるさいよ」
キキ「ぼそぼそ(目だ、目を狙え)」
要「音量の問題じゃねぇー!」
悠「そのネタ前にやったから」
千世子「シアエガは、ドイツの西部にあるフライハウスガルテンという村の外れ、住民たちから「暗き丘」と呼ばれている場所の地下に封印されているのだ。」
雨「ドイツに黒き森ってのもなかった?」
摩耶「ゲシュペンストだね」
神姫「シュヴァルツヴァルトでしょ」
摩耶「似てるね」
雨「どこがよ」
千世子「シアエガの存在は村の住民の精神に影響を及ぼし、彼らは遅くとも17世紀ごろから「暗き丘」に集まるようになり、シアエガに若い娘を生贄として捧げる儀式を行ったのだが、儀式を終えた住民たちは不思議な事に自分たちが何をしていたか綺麗さっぱり忘れてしまうというのだ。」
摩耶「リセットボタン搭載だね」
神姫「イヤなことはすぐに忘れれそうでいいわね。兄という存在とか」
摩耶「忘れたい存在なんだね」
神姫「本気でね」
千世子「1860年にフライハウスガルテンへやってきた若い司祭によって一時期儀式は中断したが、しばらくして何事もなかったように再開されているのだ。なお、この儀式の目的はシアエガ解放だと思われていたかが、実のところ、その真の目的はシアエガを眠らせ続けておく事なのであるのだ。」
悠「ぐぅ…」
神姫「コレも眠り続けたらいいかもね」
摩耶「ずーっとだとつまんないよ」
神姫「ずーっと騒がれたらウザいでしょ」
亘理『なんて返し刃が鮮やか』
千世子「シアエガは人間の姿をした数多の落とし子がいて、世界中に散らばっているのだ。その多くは自分の正体を知らず人間として暮らしているのだが中にはシアエガを解放させるために活動を開始する者がいるのだ。」
雨「なかなか子だくさんね」
神姫「蜘蛛って一回で何百の子供を産卵するっけ?」
雨「なんかいったか人間」
神姫「不快害虫用の殺虫スプレーあるけど」
雨「……お前嫌い」
千世子「こうした落とし子がフライハウスガルテンの儀式を邪魔し、ニョグタを退散させる呪文として「ネクロノミコン」に記載されている「ヴァク=ヴィラの呪文」を逆さから唱えることで、シアエガ解放に成功したことがあるのだ。兄弟ということだけあって、この呪文はシアエガにも有効なのだ。」
悠「ぐぅ…」
亘理『よくこの騒ぎで寝られるね』
摩耶「充電式だかね」
亘理『充電式なの?!』
千世子「復活したシアエガは住人を惨殺し、落とし子を取り込んで際限ない膨張を開始したのだ。ただし、シアエガは常にクトゥグァから狙われているようで、シアエガの復活を感知したクトゥグァはまっしぐらに地球へと飛来したのだ。恐怖におののいてアザトースの宮廷にあらわれたシアエガの懇願を聞き届けたヨグ=ソトースやウボ=サラスらによって、シアエガの復活は無かったことにされるのだ。やがて「暗き丘」の地下で眠るシアエガを蘇らせるべく、別の落とし子が行動を開始するのだ。かくして歴史は繰り返され、結果的にシアエガはいまなお封印されたままになっているのだ。以上、シアエガのじゅぎょーだったのだ。」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「あー……SAN値が減少する一方だ」
義鷹「別にお前が襲われたわけでもなし」
悠「それでも生首が転がってきたらいい気分じゃない」
義鷹「女の生首なら良かったのにな」
悠「首だけて……おれはパーツフェチぢゃねーよ」
千世子「はいはーい、じゅぎょーしますのだ」
【シアエガ】
別表記:なし
登場作品:エディ・バーティン「Darkness、Mynameis」
悠「んー……寝る。」
亘理『開始早々?』
悠「お前にはこれを貸してやろう」
亘理『VITA?』
悠「中身は這いよれ!ニャル子さん名状しがたいゲームのようなもの」
亘理『やったー』
千世子「シアエガは、ニョグタの兄弟だと言われる旧支配者なのだ。無数の黒い触手がざわめく体の中心に、緑色の巨大な目玉がぎょろりとねめつけているのだ。ただしこの姿はシアエガの仮の姿なのだ。本来はニョグタと同じような無定形の黒い塊で、その姿を絶えず変化させるものらしいのだ。」
摩耶「ピンポイントで弱点丸出しだね」
キキ「目だ、目を狙え!!」
要「うるさいよ」
キキ「ぼそぼそ(目だ、目を狙え)」
要「音量の問題じゃねぇー!」
悠「そのネタ前にやったから」
千世子「シアエガは、ドイツの西部にあるフライハウスガルテンという村の外れ、住民たちから「暗き丘」と呼ばれている場所の地下に封印されているのだ。」
雨「ドイツに黒き森ってのもなかった?」
摩耶「ゲシュペンストだね」
神姫「シュヴァルツヴァルトでしょ」
摩耶「似てるね」
雨「どこがよ」
千世子「シアエガの存在は村の住民の精神に影響を及ぼし、彼らは遅くとも17世紀ごろから「暗き丘」に集まるようになり、シアエガに若い娘を生贄として捧げる儀式を行ったのだが、儀式を終えた住民たちは不思議な事に自分たちが何をしていたか綺麗さっぱり忘れてしまうというのだ。」
摩耶「リセットボタン搭載だね」
神姫「イヤなことはすぐに忘れれそうでいいわね。兄という存在とか」
摩耶「忘れたい存在なんだね」
神姫「本気でね」
千世子「1860年にフライハウスガルテンへやってきた若い司祭によって一時期儀式は中断したが、しばらくして何事もなかったように再開されているのだ。なお、この儀式の目的はシアエガ解放だと思われていたかが、実のところ、その真の目的はシアエガを眠らせ続けておく事なのであるのだ。」
悠「ぐぅ…」
神姫「コレも眠り続けたらいいかもね」
摩耶「ずーっとだとつまんないよ」
神姫「ずーっと騒がれたらウザいでしょ」
亘理『なんて返し刃が鮮やか』
千世子「シアエガは人間の姿をした数多の落とし子がいて、世界中に散らばっているのだ。その多くは自分の正体を知らず人間として暮らしているのだが中にはシアエガを解放させるために活動を開始する者がいるのだ。」
雨「なかなか子だくさんね」
神姫「蜘蛛って一回で何百の子供を産卵するっけ?」
雨「なんかいったか人間」
神姫「不快害虫用の殺虫スプレーあるけど」
雨「……お前嫌い」
千世子「こうした落とし子がフライハウスガルテンの儀式を邪魔し、ニョグタを退散させる呪文として「ネクロノミコン」に記載されている「ヴァク=ヴィラの呪文」を逆さから唱えることで、シアエガ解放に成功したことがあるのだ。兄弟ということだけあって、この呪文はシアエガにも有効なのだ。」
悠「ぐぅ…」
亘理『よくこの騒ぎで寝られるね』
摩耶「充電式だかね」
亘理『充電式なの?!』
千世子「復活したシアエガは住人を惨殺し、落とし子を取り込んで際限ない膨張を開始したのだ。ただし、シアエガは常にクトゥグァから狙われているようで、シアエガの復活を感知したクトゥグァはまっしぐらに地球へと飛来したのだ。恐怖におののいてアザトースの宮廷にあらわれたシアエガの懇願を聞き届けたヨグ=ソトースやウボ=サラスらによって、シアエガの復活は無かったことにされるのだ。やがて「暗き丘」の地下で眠るシアエガを蘇らせるべく、別の落とし子が行動を開始するのだ。かくして歴史は繰り返され、結果的にシアエガはいまなお封印されたままになっているのだ。以上、シアエガのじゅぎょーだったのだ。」