ー奇談ー學校へ行こう5
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「明日コメリいってくるけどなんか欲しいものあるか?」
亘理『名状しがたいバールのようなもの』
悠「バール本来の使い方をしなさそうだから却下」
摩耶「バールの使い方といえば」
神姫「叩くひっこ抜く」
悠「そうだけど、それだけでいうなよ。めっちゃ怖いから」
亘理『あと首を刎ねる』
悠「邪神以外禁止なソレ」
【ロイガーとツァール】
別表記:なし
登場作品:ダーレス&スコラー「潜伏するもの」
千世子「はーい、這い寄るトークはそこまでにしてじゅぎょーしますのだ。ビルマ(ミャンマー)の山岳地帯、スワン高原の只中に、「恐怖の湖」と呼ばれる知られざる湖があるのだ。この湖には、古代中国の伝説に「星の島」という名で記録されている島があって、暗緑色の石材で造られた古代都市、アラオザルの廃墟が地衣類のようにへばりついているのだ。」
亘理『でた、アオラザル』
悠「アラオザルな」
摩耶「アオアシラ」
悠「アラオシラな……え?」
神姫「アララギオン」
亘理『アラハバキ』
悠「まて、やめろ、ゲシュタルト崩壊起こす」
千世子「このアオア……アララでもなくて、えーと……アラオザルの地下洞窟には、うしかい座のオレンジ色に輝くα星、アークトゥルスから地球へ飛来したという双子の旧支配者ロイガーとツァールが潜み、トゥチョ=トゥチョ人という種族から崇拝されているのだ。」
悠「見てみろ、ピヨコまで混乱しただろ」
摩耶「ゲシュペンスト崩壊凄いね」
悠「ゲシュタルト」
亘理『ゲシュペンストキィーーーック!!」
悠「あれはもうリアル系の機体で無くスーパー系だよな」
千世子「トゥチョ=トゥチョ人は、チベット高原やマレー半島などを含む東南アジア、インドのベンガル湾に浮かぶアンダマン諸島など、アジアの広凡な地域に住んでいた背の低い種族なのだ。彼らの肌の色は浅黒く、成人の身長でようやく四フィートから五フィートに達する程度だが、力強く俊敏で密林生活にたけていたのだ。」
亘理『四フィートって?』
悠「1フィート=30.48センチだ。ちなみに1インチ=2.54ミリな」
神姫「だいたい約121.92㎝ね」
亘理『たしかに小さい』
摩耶「小さいことは悪いことじゃないよ全然」
悠「だな」
神姫「悠は小さくないでしょ」
悠「小さくないはずなのによく見降ろされてる不思議があるんだよ」
摩耶「基本的に巨人族なひと多いしね」
千世子「一説によれば、トゥチョ=トゥチョ人の先祖は、ローマ帝国の隆盛期にピレネー山脈の奥地に住みつき、旧支配者チャウグナル・ファウングがアジトへと移り住んできたとき、ミリ・ニグリ族の一部もこの神に着き従ったのだ。トゥチョ=トゥチョ人は、このミリ・ニグリ族と人間の混血だという話しなのだ」
悠「まぁ、でかくても小さくてもどちらも魅力はある」
神姫「取ってつけたようないいわけね」
悠「いいわけじゃなくて本心です。摩耶も可愛いし、金剛も可愛い」
摩耶「金剛君は可愛いね確かに」
亘理『誰なのさ!!』
悠「男」
亘理『男か、ならいいや』
千世子「アラオザルの廃墟に住みついていたトゥチョ=トゥチョ人の長老=エポは、齢7000歳を自称しているのだ。あるいは彼は、チャウグナル・ファウングと共にユーラシア大陸を東へと旅したミリ・ニグリ族のひとりだったのかも知れないのだ。今日はここまでで続きは次回なのだ。」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「明日コメリいってくるけどなんか欲しいものあるか?」
亘理『名状しがたいバールのようなもの』
悠「バール本来の使い方をしなさそうだから却下」
摩耶「バールの使い方といえば」
神姫「叩くひっこ抜く」
悠「そうだけど、それだけでいうなよ。めっちゃ怖いから」
亘理『あと首を刎ねる』
悠「邪神以外禁止なソレ」
【ロイガーとツァール】
別表記:なし
登場作品:ダーレス&スコラー「潜伏するもの」
千世子「はーい、這い寄るトークはそこまでにしてじゅぎょーしますのだ。ビルマ(ミャンマー)の山岳地帯、スワン高原の只中に、「恐怖の湖」と呼ばれる知られざる湖があるのだ。この湖には、古代中国の伝説に「星の島」という名で記録されている島があって、暗緑色の石材で造られた古代都市、アラオザルの廃墟が地衣類のようにへばりついているのだ。」
亘理『でた、アオラザル』
悠「アラオザルな」
摩耶「アオアシラ」
悠「アラオシラな……え?」
神姫「アララギオン」
亘理『アラハバキ』
悠「まて、やめろ、ゲシュタルト崩壊起こす」
千世子「このアオア……アララでもなくて、えーと……アラオザルの地下洞窟には、うしかい座のオレンジ色に輝くα星、アークトゥルスから地球へ飛来したという双子の旧支配者ロイガーとツァールが潜み、トゥチョ=トゥチョ人という種族から崇拝されているのだ。」
悠「見てみろ、ピヨコまで混乱しただろ」
摩耶「ゲシュペンスト崩壊凄いね」
悠「ゲシュタルト」
亘理『ゲシュペンストキィーーーック!!」
悠「あれはもうリアル系の機体で無くスーパー系だよな」
千世子「トゥチョ=トゥチョ人は、チベット高原やマレー半島などを含む東南アジア、インドのベンガル湾に浮かぶアンダマン諸島など、アジアの広凡な地域に住んでいた背の低い種族なのだ。彼らの肌の色は浅黒く、成人の身長でようやく四フィートから五フィートに達する程度だが、力強く俊敏で密林生活にたけていたのだ。」
亘理『四フィートって?』
悠「1フィート=30.48センチだ。ちなみに1インチ=2.54ミリな」
神姫「だいたい約121.92㎝ね」
亘理『たしかに小さい』
摩耶「小さいことは悪いことじゃないよ全然」
悠「だな」
神姫「悠は小さくないでしょ」
悠「小さくないはずなのによく見降ろされてる不思議があるんだよ」
摩耶「基本的に巨人族なひと多いしね」
千世子「一説によれば、トゥチョ=トゥチョ人の先祖は、ローマ帝国の隆盛期にピレネー山脈の奥地に住みつき、旧支配者チャウグナル・ファウングがアジトへと移り住んできたとき、ミリ・ニグリ族の一部もこの神に着き従ったのだ。トゥチョ=トゥチョ人は、このミリ・ニグリ族と人間の混血だという話しなのだ」
悠「まぁ、でかくても小さくてもどちらも魅力はある」
神姫「取ってつけたようないいわけね」
悠「いいわけじゃなくて本心です。摩耶も可愛いし、金剛も可愛い」
摩耶「金剛君は可愛いね確かに」
亘理『誰なのさ!!』
悠「男」
亘理『男か、ならいいや』
千世子「アラオザルの廃墟に住みついていたトゥチョ=トゥチョ人の長老=エポは、齢7000歳を自称しているのだ。あるいは彼は、チャウグナル・ファウングと共にユーラシア大陸を東へと旅したミリ・ニグリ族のひとりだったのかも知れないのだ。今日はここまでで続きは次回なのだ。」