ー奇談ー學校へ行こう5
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
亘理『しめっぽいなぁー』
悠「こう湿っぽいとナメクジが出そうで怖い」
摩耶「幽霊とか妖怪を恐れずナメクジが怖いとかどうなんだろうね」
悠「人の形をしてるし対話できるじゃん」
千世子「……それじゃあナメクジ妖怪で人の形をしてたらどうなのだ?」
悠「うっ…………やっぱきついかなぁ」
神姫「カエルでも雇っとけば?」
千世子「蛇も居たら三すくみなのだ。」
悠「……恵瑠じゃ無理かな」
【イグ、バイアティス、暗きハン】
別表記:なし
登場作品:ゼリア・ビショップ「イグの呪い」
千世子「はいと言うことで、蛇。「すべての蛇の父」と呼ばれるイグは、蛇を殺した者に容赦なく復讐することで知られる半人半蛇の旧支配者なのだ。イグの力は全ての蛇に分与されているというから、自分に危害を与えた者に対して報復しているだけのことかもしれないのだ。」
摩耶「蛇ってカッコいいよね」
悠「ホワイトスネイク!!」
神姫「絶対いうと思った」
悠「期待通りの行動に出るのがおれさ」
神姫「ワンパターンなだけでしょ」
千世子「「ネクロノミコン」によれば、地球上の蛇はイグが別の星から連れて来たというのだが、これは眉唾ものだろうなのだ。ただし、イグが爬虫類の進化に介入したのであれば、大いにありそうなことなのだ。イグは旧支配者の中で最も古く、賢い存在だとも書かれていて、蛇の智恵にまつわる世界各地の神話や伝説との関わりが考えられるのだ。」
悠「でも、おれ爬虫類にはいい思い出がないかも、この前は左近のトカゲ型剣魂にぼこられたし」
亘理『悠ちゃんの場合は爬虫類云々じゃなくてそれに関わる人間関係が問題なんじゃない?』
悠「ドストレートに痛いとこを突いてくれるよな」
神姫「この辺り?」
ズトッ!
悠「イャンクック!!ぶ、物理的に突くな……」
千世子「二畳紀の頃、蛇のような姿をした二足歩行の知的爬虫類が、ヨーロッパ亜大陸から北アフリカにまたがるヴァルーシア帝国を建設したのだ。イグを崇拝し、科学と魔法の融合した文明を発展させた蛇人間たちであったが、やがて人間たちの出現によって滅亡し、わずかに生き残った科学者や魔術師たちはハイパーボリアや南北両アメリカの地下に隠れ潜んだのだ。」
摩耶「蛇人間て蛇の胴体に手足が生えてるのかな」
雨「なんで私に聞くの?」
摩耶「一番近そうだから?」
雨「私は蜘蛛人間じゃなくて、「人間に化けてる蜘蛛」だから、ものが違うわよ」
悠「うぅー結構あと引く痛みが…」
千世子「蛇人間の衰退の背景には、知的好奇心に満ちた彼らが他の旧支配者たちを崇拝したことに怒ったイグが、彼らから知性を奪ったためだとも言われているのだ。皮肉にも、蛇人間を滅ぼしたことでイグの崇拝者は激減し、結果的に自身の力を大きく損なうことに繋がったのだ。」
摩耶「蛇の胴体に手足が生えてたら……トカゲだよね?」
雨「トカゲではないでしょ…」
神姫「下半身が蛇で上半身が人間とかもあるんじゃない?」
悠「逆ならギャグだな」
千世子「蛇神とその眷属に詳しい「妖蛆の秘密」には、イグの子供ともいわれるバイアティス、暗きハンの名前がイグと共にたびたび現れているのだ。様々に色を変える単眼と、蛇のように蠢く触手を無数に生やした頭を、ヒキガエルのような体に乗せたバイアティスは、ヴァルシーアやムー大陸、そして古代ブリテン島の「深きもの」や人間たちの間で崇拝されたのだ。この神は現在、グロウスターシャーの古代遺跡に潜んでいるのだ。」
神姫「魚なら半漁人や人魚、トカゲならリザードマンだけど蛇だとナーガに例えたらいいのかしら」
悠「日本や中国妖怪風なら人間の頭に蛇の身体とか」
摩耶「鵼みたく尾が蛇とかは?」
亘理『アレのメインは蛇じゃなくない?パーツ的なものだし』
千世子「ブリテン島から進駐したローマ軍に発見され、「旧き印」と思われる五茫星によって封印された後はここから遠く離れることは出来なくなったが、外界にあらわれては人間を餌食にすることから、近隣の住民から「バークリィのヒキガエル」と恐れられたのだ。」
悠「古今東西カエルの種類ヤドクガエル~」
摩耶「牛蛙」
神姫「アベコベガエル」
亘理『え、えと、アマガエル』
悠「キオビナガレアカガエル」
摩耶「ゴライアスガエル」
神姫「ブーランジェオオキノボリヒメアマガエル」
亘理『レベル高すぎるよ!!』
千世子「あまり多くのことを知られていない暗きハンは、来るべき旧支配者復活の日にレンから現れると言われている蛇神で蛇人間からイグと共に崇拝されたのだ。」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
亘理『しめっぽいなぁー』
悠「こう湿っぽいとナメクジが出そうで怖い」
摩耶「幽霊とか妖怪を恐れずナメクジが怖いとかどうなんだろうね」
悠「人の形をしてるし対話できるじゃん」
千世子「……それじゃあナメクジ妖怪で人の形をしてたらどうなのだ?」
悠「うっ…………やっぱきついかなぁ」
神姫「カエルでも雇っとけば?」
千世子「蛇も居たら三すくみなのだ。」
悠「……恵瑠じゃ無理かな」
【イグ、バイアティス、暗きハン】
別表記:なし
登場作品:ゼリア・ビショップ「イグの呪い」
千世子「はいと言うことで、蛇。「すべての蛇の父」と呼ばれるイグは、蛇を殺した者に容赦なく復讐することで知られる半人半蛇の旧支配者なのだ。イグの力は全ての蛇に分与されているというから、自分に危害を与えた者に対して報復しているだけのことかもしれないのだ。」
摩耶「蛇ってカッコいいよね」
悠「ホワイトスネイク!!」
神姫「絶対いうと思った」
悠「期待通りの行動に出るのがおれさ」
神姫「ワンパターンなだけでしょ」
千世子「「ネクロノミコン」によれば、地球上の蛇はイグが別の星から連れて来たというのだが、これは眉唾ものだろうなのだ。ただし、イグが爬虫類の進化に介入したのであれば、大いにありそうなことなのだ。イグは旧支配者の中で最も古く、賢い存在だとも書かれていて、蛇の智恵にまつわる世界各地の神話や伝説との関わりが考えられるのだ。」
悠「でも、おれ爬虫類にはいい思い出がないかも、この前は左近のトカゲ型剣魂にぼこられたし」
亘理『悠ちゃんの場合は爬虫類云々じゃなくてそれに関わる人間関係が問題なんじゃない?』
悠「ドストレートに痛いとこを突いてくれるよな」
神姫「この辺り?」
ズトッ!
悠「イャンクック!!ぶ、物理的に突くな……」
千世子「二畳紀の頃、蛇のような姿をした二足歩行の知的爬虫類が、ヨーロッパ亜大陸から北アフリカにまたがるヴァルーシア帝国を建設したのだ。イグを崇拝し、科学と魔法の融合した文明を発展させた蛇人間たちであったが、やがて人間たちの出現によって滅亡し、わずかに生き残った科学者や魔術師たちはハイパーボリアや南北両アメリカの地下に隠れ潜んだのだ。」
摩耶「蛇人間て蛇の胴体に手足が生えてるのかな」
雨「なんで私に聞くの?」
摩耶「一番近そうだから?」
雨「私は蜘蛛人間じゃなくて、「人間に化けてる蜘蛛」だから、ものが違うわよ」
悠「うぅー結構あと引く痛みが…」
千世子「蛇人間の衰退の背景には、知的好奇心に満ちた彼らが他の旧支配者たちを崇拝したことに怒ったイグが、彼らから知性を奪ったためだとも言われているのだ。皮肉にも、蛇人間を滅ぼしたことでイグの崇拝者は激減し、結果的に自身の力を大きく損なうことに繋がったのだ。」
摩耶「蛇の胴体に手足が生えてたら……トカゲだよね?」
雨「トカゲではないでしょ…」
神姫「下半身が蛇で上半身が人間とかもあるんじゃない?」
悠「逆ならギャグだな」
千世子「蛇神とその眷属に詳しい「妖蛆の秘密」には、イグの子供ともいわれるバイアティス、暗きハンの名前がイグと共にたびたび現れているのだ。様々に色を変える単眼と、蛇のように蠢く触手を無数に生やした頭を、ヒキガエルのような体に乗せたバイアティスは、ヴァルシーアやムー大陸、そして古代ブリテン島の「深きもの」や人間たちの間で崇拝されたのだ。この神は現在、グロウスターシャーの古代遺跡に潜んでいるのだ。」
神姫「魚なら半漁人や人魚、トカゲならリザードマンだけど蛇だとナーガに例えたらいいのかしら」
悠「日本や中国妖怪風なら人間の頭に蛇の身体とか」
摩耶「鵼みたく尾が蛇とかは?」
亘理『アレのメインは蛇じゃなくない?パーツ的なものだし』
千世子「ブリテン島から進駐したローマ軍に発見され、「旧き印」と思われる五茫星によって封印された後はここから遠く離れることは出来なくなったが、外界にあらわれては人間を餌食にすることから、近隣の住民から「バークリィのヒキガエル」と恐れられたのだ。」
悠「古今東西カエルの種類ヤドクガエル~」
摩耶「牛蛙」
神姫「アベコベガエル」
亘理『え、えと、アマガエル』
悠「キオビナガレアカガエル」
摩耶「ゴライアスガエル」
神姫「ブーランジェオオキノボリヒメアマガエル」
亘理『レベル高すぎるよ!!』
千世子「あまり多くのことを知られていない暗きハンは、来るべき旧支配者復活の日にレンから現れると言われている蛇神で蛇人間からイグと共に崇拝されたのだ。」