ー奇談ー學校へ行こう5
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「生あったかいなぁ」
摩耶「でも、悠君てホットカーペットいれつつ冷房かけてるタイプだよね」
悠「寝ると寒いけど起きてると暑いからな」
神姫「両方止めたらバランス取れるでしょ」
悠「寝るときは冷房は確実に止めるよ。おれ冷房かけっぱなしで寝たら疲れるし」
千世子「冷房症なのだ?」
摩耶「どんなに熱くなっても寒さ耐性には低いってことだよ」
千世子「それはそうと、じゅぎょーするのだ。地球へとやってきたツァトゥグァは、「古きもの」がコロニーを広げていた地上には関心をを持たず、ンカイと呼ばれる暗黒の地下世界に居をさだめ、気楽に暮らしていたようなのだ。」
悠「食うのに関しては別に平気なんだけどな」
亘理『食う?』
悠「アイスとか冷たいもんだよ」
亘理『つまり……外気温的なのに弱いと』
悠「そういうことだな」
神姫「めんどくさいわね」
悠「いやいや、よく考えて、寒いのが辛い、暑いのが辛いは人間として当然だから」
千世子「自分の意思で地球にやってきたわけではなく、暗闇に閉ざされた太陽系外緑の惑星の住人たちが、何らかの目的でわざわざ連れて来たらしいのだが、この種族については何の記録も残されていないのだ。」
雨「アンタらはまだマシよ……私はどっちも苦痛なんだから」
悠「虫には熱も冷も天敵だな。」
摩耶「そののりだと……あとは鳥?」
義鷹「あん?」
悠「全動物が対応している義鷹なんてまんま天敵だな」
千世子「ンカイの位置については、ハイパーボリアのヴーアミタドレス山の地下、クトゥルーの奉仕種族が植民した北アメリカ大陸の地底世界クンヤンの底などと様々にいわれているのだ。あるいはンカイとは地球のあらゆる地下空洞へと繋がるある種の異次元空間なのだとも考えられるのだ」
神姫「けど、虫でも超高温、極低温で死なないの居るでしょ」
雨「クマムシと一緒にしないで」
亘理『クマムシ?』
悠「50マイクロメートルから1.7ミリメートルで超高温でも、絶対零度という超低温でも生存して 真空から75,000気圧の高圧まで耐えて、高線量の紫外線、X線等の放射線に耐える虫だ」
亘理『それ虫?』
悠「虫だ」
千世子「クンヤンは、青く輝くツァスと、赤く輝くヨスという2つの領域に分かれることが知られているのだ。ツァトゥグァを最初に発見し、崇拝するようになったのは、ヴァルーシア帝国が滅びた後に地下へと逃れてきた蛇人間の生き残りで、やがてツァトゥグァの存在は広く地上世界にも知られるようになっていったのだ。」
神姫「そういえばアナタは平気なの?」
義鷹「寒けりゃ猫、暑けりゃ爬虫類に身体を変化させりゃあいい」
悠「お前……便利だな」
義鷹「適応能力が高いんだよ」
摩耶「完全に別物へ変化させるのは適応能力っていうのかな」
神姫「まぁ、ボクサーが階級にあわせて体重を増減させるのと一緒じゃない?」
悠「いや、それは違うと思うぞ」
千世子「ツァトゥグァがハイパーボリア大陸にそびえるヴーアミタドレス山の地下洞窟に移住した背景には、こうした崇拝者たちとの接触を経て、倦怠の底に沈んでいったツァトゥグァが初めて地上世界に興味を持ったといういきさつがあるのかも知れないのだ。続きは次回なのだ。」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「生あったかいなぁ」
摩耶「でも、悠君てホットカーペットいれつつ冷房かけてるタイプだよね」
悠「寝ると寒いけど起きてると暑いからな」
神姫「両方止めたらバランス取れるでしょ」
悠「寝るときは冷房は確実に止めるよ。おれ冷房かけっぱなしで寝たら疲れるし」
千世子「冷房症なのだ?」
摩耶「どんなに熱くなっても寒さ耐性には低いってことだよ」
千世子「それはそうと、じゅぎょーするのだ。地球へとやってきたツァトゥグァは、「古きもの」がコロニーを広げていた地上には関心をを持たず、ンカイと呼ばれる暗黒の地下世界に居をさだめ、気楽に暮らしていたようなのだ。」
悠「食うのに関しては別に平気なんだけどな」
亘理『食う?』
悠「アイスとか冷たいもんだよ」
亘理『つまり……外気温的なのに弱いと』
悠「そういうことだな」
神姫「めんどくさいわね」
悠「いやいや、よく考えて、寒いのが辛い、暑いのが辛いは人間として当然だから」
千世子「自分の意思で地球にやってきたわけではなく、暗闇に閉ざされた太陽系外緑の惑星の住人たちが、何らかの目的でわざわざ連れて来たらしいのだが、この種族については何の記録も残されていないのだ。」
雨「アンタらはまだマシよ……私はどっちも苦痛なんだから」
悠「虫には熱も冷も天敵だな。」
摩耶「そののりだと……あとは鳥?」
義鷹「あん?」
悠「全動物が対応している義鷹なんてまんま天敵だな」
千世子「ンカイの位置については、ハイパーボリアのヴーアミタドレス山の地下、クトゥルーの奉仕種族が植民した北アメリカ大陸の地底世界クンヤンの底などと様々にいわれているのだ。あるいはンカイとは地球のあらゆる地下空洞へと繋がるある種の異次元空間なのだとも考えられるのだ」
神姫「けど、虫でも超高温、極低温で死なないの居るでしょ」
雨「クマムシと一緒にしないで」
亘理『クマムシ?』
悠「50マイクロメートルから1.7ミリメートルで超高温でも、絶対零度という超低温でも生存して 真空から75,000気圧の高圧まで耐えて、高線量の紫外線、X線等の放射線に耐える虫だ」
亘理『それ虫?』
悠「虫だ」
千世子「クンヤンは、青く輝くツァスと、赤く輝くヨスという2つの領域に分かれることが知られているのだ。ツァトゥグァを最初に発見し、崇拝するようになったのは、ヴァルーシア帝国が滅びた後に地下へと逃れてきた蛇人間の生き残りで、やがてツァトゥグァの存在は広く地上世界にも知られるようになっていったのだ。」
神姫「そういえばアナタは平気なの?」
義鷹「寒けりゃ猫、暑けりゃ爬虫類に身体を変化させりゃあいい」
悠「お前……便利だな」
義鷹「適応能力が高いんだよ」
摩耶「完全に別物へ変化させるのは適応能力っていうのかな」
神姫「まぁ、ボクサーが階級にあわせて体重を増減させるのと一緒じゃない?」
悠「いや、それは違うと思うぞ」
千世子「ツァトゥグァがハイパーボリア大陸にそびえるヴーアミタドレス山の地下洞窟に移住した背景には、こうした崇拝者たちとの接触を経て、倦怠の底に沈んでいったツァトゥグァが初めて地上世界に興味を持ったといういきさつがあるのかも知れないのだ。続きは次回なのだ。」