ー奇談ー學校へ行こう5
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「おれの手番、ダンジョンに突入手札オープン。第一階層のスフィンクスにアタック。負けてスフィンクスを山札の一番下に送って雷石を第一階層に……」
摩耶「あちゃぁ……。手札にフィンガーフレアボムズ揃ってたのに」
神姫「随分マニアックにカードゲームしてるわね」
悠「掃除してたら見つけてな、家だと誰も相手してくれないから摩耶にしてもらってる」
神姫「家で嫌われてるのね」
悠「そんなことねーよ!」
千世子「はいはい、カード片づけてじゅぎょーするのだ」
【ヨグ=ソトース】
別表記:ヨグ=ソトホース/ヨグソトーソ
登場作品:HP・ラヴクラフト「ダンウィッチの怪」
摩耶「また、あとでやろうか」
悠「そだな」
摩耶「っていうか、悠くんカウンティングするのは止めてね」
悠「アレはイカサマでは無いよ?」
千世子「ネクロノミコンなどの禁断の書物において、アザトースの副王とされるヨグ=ソトースだが、ある面においてはアザトースを凌駕しているとすら思われる強力な旧支配者なのだ。地上で知られるヨグ=ソトースの姿は、玉虫色に光り輝く巨大な球体が集積した姿なのだ」
亘理『カウンティングって?』
摩耶「すでに使用された(すでに見えてしまった) カードを記憶し、まだ未使用の山の中にどのようなカードがどれほど残されているかを読む高等戦術だよ」
亘理『悠ちゃん、そんなことできるの?!山札記憶して手札予測してたの?』
悠「できるわけねぇだろ。そんなもん勝利点の点差だけたっーの」
千世子「ただし「ネクロノミコン」によれば、この球体はヨグ=ソトースの本体ではなく、神に寄生する魔物らしいのだ。」
亘理『どゆこと』
悠「だから……まず自分に三点はいったら「+3」相手が七点とったら「-4」次に自分が五点とったら「+1」って感じで……点差だけなら点差だけなら1個数字覚えるだけでいいだろ」
亘理『三人以上プレイヤーがいたら?』
悠「神に祈れ」
千世子「特に強力な十三体は、ゴモリ、ザガン、シュトリ、エリゴル、ドゥルソン、ウアル、スコル、アルゴル、セフォン、パルタス、ガモル、ウンブラ、アナボスという名で、それぞれ異なる別の姿と属性を持っているのだ。これらの球体に覆い隠されたヨグ=ソトースの真の姿は、触手を蠢かせながら泡立ち続ける不定形の化け物なのだ。はい、今日はここまでで続きは次回なのだ。」
神姫「そんな真似してプレイするから嫌われるのね」
悠「いや、おれだって本当は効率無視してローリスクローリターンでチビチビやるのが好きなんだけど」
摩耶「ナメプとかは本気でダメだよね、ガチでロマンを潰すのが良いんだし」
悠「このようにおれのプレイスタイルは基本対人にはめちゃくちゃ不評なんだ。」
千世子「どゆことなのだ?」
神姫「対戦してるのに勝ち負けにこだわらずやりたいことを無難にして満足なタイプってこと」
千世子「それはつまんない相手なのだ」
悠「だーかーらー対人の時はできるだけ確実の勝利戦法取ることしてんの。」
亘理『悠ちゃんてけっこうめんどくさいプレイヤーだよね。』
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「おれの手番、ダンジョンに突入手札オープン。第一階層のスフィンクスにアタック。負けてスフィンクスを山札の一番下に送って雷石を第一階層に……」
摩耶「あちゃぁ……。手札にフィンガーフレアボムズ揃ってたのに」
神姫「随分マニアックにカードゲームしてるわね」
悠「掃除してたら見つけてな、家だと誰も相手してくれないから摩耶にしてもらってる」
神姫「家で嫌われてるのね」
悠「そんなことねーよ!」
千世子「はいはい、カード片づけてじゅぎょーするのだ」
【ヨグ=ソトース】
別表記:ヨグ=ソトホース/ヨグソトーソ
登場作品:HP・ラヴクラフト「ダンウィッチの怪」
摩耶「また、あとでやろうか」
悠「そだな」
摩耶「っていうか、悠くんカウンティングするのは止めてね」
悠「アレはイカサマでは無いよ?」
千世子「ネクロノミコンなどの禁断の書物において、アザトースの副王とされるヨグ=ソトースだが、ある面においてはアザトースを凌駕しているとすら思われる強力な旧支配者なのだ。地上で知られるヨグ=ソトースの姿は、玉虫色に光り輝く巨大な球体が集積した姿なのだ」
亘理『カウンティングって?』
摩耶「すでに使用された(すでに見えてしまった) カードを記憶し、まだ未使用の山の中にどのようなカードがどれほど残されているかを読む高等戦術だよ」
亘理『悠ちゃん、そんなことできるの?!山札記憶して手札予測してたの?』
悠「できるわけねぇだろ。そんなもん勝利点の点差だけたっーの」
千世子「ただし「ネクロノミコン」によれば、この球体はヨグ=ソトースの本体ではなく、神に寄生する魔物らしいのだ。」
亘理『どゆこと』
悠「だから……まず自分に三点はいったら「+3」相手が七点とったら「-4」次に自分が五点とったら「+1」って感じで……点差だけなら点差だけなら1個数字覚えるだけでいいだろ」
亘理『三人以上プレイヤーがいたら?』
悠「神に祈れ」
千世子「特に強力な十三体は、ゴモリ、ザガン、シュトリ、エリゴル、ドゥルソン、ウアル、スコル、アルゴル、セフォン、パルタス、ガモル、ウンブラ、アナボスという名で、それぞれ異なる別の姿と属性を持っているのだ。これらの球体に覆い隠されたヨグ=ソトースの真の姿は、触手を蠢かせながら泡立ち続ける不定形の化け物なのだ。はい、今日はここまでで続きは次回なのだ。」
神姫「そんな真似してプレイするから嫌われるのね」
悠「いや、おれだって本当は効率無視してローリスクローリターンでチビチビやるのが好きなんだけど」
摩耶「ナメプとかは本気でダメだよね、ガチでロマンを潰すのが良いんだし」
悠「このようにおれのプレイスタイルは基本対人にはめちゃくちゃ不評なんだ。」
千世子「どゆことなのだ?」
神姫「対戦してるのに勝ち負けにこだわらずやりたいことを無難にして満足なタイプってこと」
千世子「それはつまんない相手なのだ」
悠「だーかーらー対人の時はできるだけ確実の勝利戦法取ることしてんの。」
亘理『悠ちゃんてけっこうめんどくさいプレイヤーだよね。』