ー奇談ー學校へ行こう5

ー教室ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「暑い……」

摩耶「なんか今日って初夏の日差しとかいわれてたね」

悠「なめてるわ。なめてるぜ……暖かくなれと入ったが春すっとばして夏になれとはいってない」

亘理『寒いよりはいいんでしょ?』

悠「そりゃ断然な」

神姫「北国とかいったら死にそうね」

悠「札幌雪まつりで雪ミクだけはみたい」

摩耶「最後に自分を突き動かすのは萌えなんだね」

悠「イグザクトリー!」

神姫「ライターであぶったげようか?」

悠「それただの拷問……っか、熱いっていってるだしょ」

千世子「確かに今日はあちゅいのだ」

悠「お前は白衣脱ぎゃいいじゃん」

亘理『それをいうなら悠ちゃんこそ上着脱げばいいんぢゃない?』

Q子「全裸祭りが開催されると聞いて」

悠「お前が脱いでろ」

Q子「はい」

バーン!!

悠「わぁ……ホントに脱いだ」

摩耶「全裸だね」

Q子「さぁ、皆さんもごいっしょに!!」

神姫「脱ぐか」

ピッ……ドンッ!
悠「ぐぎゃうっ!!な、なにして……おれ?」

神姫「脱げっていたのは悠だからよ」

Q子「そうよ、私だけこんな格好させて……」

悠「……好きでやってるだろ」

Q子「もちろん」

亘理『子供もいるんですけど』

Q子「私は全然気にしないわ」

亘理『それはそれでダメだよね?!』

悠「女の全裸にこれだけなにも感じないのは初めてだ」

摩耶「でも流石にちょっと丸だしはダメかな」

Q子「そう?じゃあ、ちょっとまってね★付けとくから」

悠「見えないのにわからないだろ。……見えないっていうなっ!」

神姫「自分でいったんでしょーが」

Q子「装着完了!!」

悠「はいはい」

Q子「じゃあ、つぎ、亘理ちゃんね」

亘理『やるかっ!!』

悠「それにしてもなんかもわっとしてるな」

神姫「暑かったら暑かったで文句が多いわよ」

悠「いや、文句っていうか感想だよ。率直な」

千世子「あんちんは何にでも文句いってるのだ」

悠「そんなこたぁないよな」

摩耶「……にこっ」

悠「アレ、優しく微笑まれたよ?」

神姫「いるわよね……何にでも文句着ける奴って」

悠「まさかのおれ批判になってきたよ」

Q子「脱げばいいのよ」

悠「黙っててくれ」

Q子「だが、断る」
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