ー奇談ー學校へ行こう4
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「んー、ギョーザ喰いたいな。ニンニクマシマシのヤツ」
摩耶「濃いよ」
悠「後引きまくりのニンニク臭を吐きだしたい」
神姫「明日会うときニンニク臭かったら体液が牛乳になるほど飲ますわよ?」
悠「そんなに牛乳に相談したくないです」
千世子「何事も過剰摂取は良くないのだ。」
【ロンギヌスの槍】
分類:聖槍、属性:‐、特殊効果:栄光
系統:キリスト教説話、所持者:ロンギヌス
悠「そうだな。身体に良いからって乳酸菌取りまくってもお腹痛くなるだけだしな」
摩耶「乳酸菌摂ってるぅ?」
悠「おれは俄然、水銀燈派ですけどね。アニメの最後はホラーだけど」
摩耶「じゃあ、王道で真紅」
神姫「薔薇水晶を推奨」
悠「……これ、笑ったらいいの?」
神姫「……」
ピッ……ドッ!
悠「ゴフッ?!」
千世子「イエスキリストの処刑時に、死亡を確認するために脇腹を刺した槍なのだ。その血によって聖槍となったのだ。所持者は古代ローマ軍に所属する、白内障の百卒長ロンギヌス(カシウスという名であったとする説もある)なのだ。出るはずのない場所から出たイエスの血により、その目が治ったというエピソードは有名なのだ。」
悠「っ……なんで、おれ龍剄っられたの?」
神姫「人のシャレやギャグに解説入れるって最低じゃない?」
悠「いや、そうですけど……神姫さんはとても難し……高貴な方ですから私めが笑ってご気分を害されるといけないと思いま……」
神姫「その喋り方が腹立つ!!」
パァン!
悠「直接的な平手?!」
千世子「つまり、もとより由来があった槍ではなく、イエスを刺したことにより、ただの官給品からキリスト教内でもトップクラスの聖遺物となったのだ。穂先からは常に血が滴り、所持するものに「世界を制する力を与える」といわれているのだ。」
摩耶「神姫さんも照れるところってあるんだね」
悠「照れ隠しでぶん殴られてたら死ぬよ……おれ」
亘理『首がアカベコみたくなってる』
悠「固定してくれ……。」
雨「糸で吊るしといてあげよか?」
悠「それ、首つり」
千世子「そもそも、ローマ式の磔に槍は不要だったのだ。しかしゴルゴダの丘で磔にかけられたイエスの処刑は、その翌日が安息日だったため、ユダヤ教の司祭の要望により、その日のうちにイエスの息の根を止める(それはその日のうちに死体を始末する、という意味でもある)事になったのだ。」
義鷹「ぐらぐらするなら押しつけてやろうか?」
悠「義鷹の力で押さえつけせれたら身長が半分くらいにならないか?」
雨「亀みたいに伸縮自在になるかもね」
悠「首めり込む構造になってません」
千世子「当時、磔刑で受刑者の死を早めるときは足を折るのが通例だったのだ。受刑者の胴体は上から強くつり下げられた状態であるため、息を吐くには太ももに力を入れて上半身を押しあげる必要があるのだ。」
神姫「そんな事しなくてもチョークで吊りあげたら五秒なのに」
悠「磔刑ていうか絞殺になってますが…」
神姫「してあげようか?」
悠「そっと背中に抱きつくのはいいぞ」
亘理『……』
ぐわしっ!
悠「すいません。頭ワシづかまないでください」
千世子「つまり、足を折ると呼吸ができず、数分で窒息死するのだ。以上ロンギヌスの槍のじゅぎょーだったのだ。」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「んー、ギョーザ喰いたいな。ニンニクマシマシのヤツ」
摩耶「濃いよ」
悠「後引きまくりのニンニク臭を吐きだしたい」
神姫「明日会うときニンニク臭かったら体液が牛乳になるほど飲ますわよ?」
悠「そんなに牛乳に相談したくないです」
千世子「何事も過剰摂取は良くないのだ。」
【ロンギヌスの槍】
分類:聖槍、属性:‐、特殊効果:栄光
系統:キリスト教説話、所持者:ロンギヌス
悠「そうだな。身体に良いからって乳酸菌取りまくってもお腹痛くなるだけだしな」
摩耶「乳酸菌摂ってるぅ?」
悠「おれは俄然、水銀燈派ですけどね。アニメの最後はホラーだけど」
摩耶「じゃあ、王道で真紅」
神姫「薔薇水晶を推奨」
悠「……これ、笑ったらいいの?」
神姫「……」
ピッ……ドッ!
悠「ゴフッ?!」
千世子「イエスキリストの処刑時に、死亡を確認するために脇腹を刺した槍なのだ。その血によって聖槍となったのだ。所持者は古代ローマ軍に所属する、白内障の百卒長ロンギヌス(カシウスという名であったとする説もある)なのだ。出るはずのない場所から出たイエスの血により、その目が治ったというエピソードは有名なのだ。」
悠「っ……なんで、おれ龍剄っられたの?」
神姫「人のシャレやギャグに解説入れるって最低じゃない?」
悠「いや、そうですけど……神姫さんはとても難し……高貴な方ですから私めが笑ってご気分を害されるといけないと思いま……」
神姫「その喋り方が腹立つ!!」
パァン!
悠「直接的な平手?!」
千世子「つまり、もとより由来があった槍ではなく、イエスを刺したことにより、ただの官給品からキリスト教内でもトップクラスの聖遺物となったのだ。穂先からは常に血が滴り、所持するものに「世界を制する力を与える」といわれているのだ。」
摩耶「神姫さんも照れるところってあるんだね」
悠「照れ隠しでぶん殴られてたら死ぬよ……おれ」
亘理『首がアカベコみたくなってる』
悠「固定してくれ……。」
雨「糸で吊るしといてあげよか?」
悠「それ、首つり」
千世子「そもそも、ローマ式の磔に槍は不要だったのだ。しかしゴルゴダの丘で磔にかけられたイエスの処刑は、その翌日が安息日だったため、ユダヤ教の司祭の要望により、その日のうちにイエスの息の根を止める(それはその日のうちに死体を始末する、という意味でもある)事になったのだ。」
義鷹「ぐらぐらするなら押しつけてやろうか?」
悠「義鷹の力で押さえつけせれたら身長が半分くらいにならないか?」
雨「亀みたいに伸縮自在になるかもね」
悠「首めり込む構造になってません」
千世子「当時、磔刑で受刑者の死を早めるときは足を折るのが通例だったのだ。受刑者の胴体は上から強くつり下げられた状態であるため、息を吐くには太ももに力を入れて上半身を押しあげる必要があるのだ。」
神姫「そんな事しなくてもチョークで吊りあげたら五秒なのに」
悠「磔刑ていうか絞殺になってますが…」
神姫「してあげようか?」
悠「そっと背中に抱きつくのはいいぞ」
亘理『……』
ぐわしっ!
悠「すいません。頭ワシづかまないでください」
千世子「つまり、足を折ると呼吸ができず、数分で窒息死するのだ。以上ロンギヌスの槍のじゅぎょーだったのだ。」