ー奇談ー學校へ行こう4
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
亘理『なんで一升瓶担いでるの?』
悠「買ってきたからじゃい」
亘理『そうかぁ』
雨「って、なんでやねん!」
悠「いいツッコミだ。撫でてやろう」
雨「別にいいわよ」
亘理『……』
ごすごす!
悠「なんで亘理は頭ぶつけてきてる?角が痒いのか?」
亘理『生えてないし!』
悠「え?」
亘理『え、生えてる?!角生えてるの?!』
悠「冗談だ」
亘理『うがーー!』
悠「いっひゃひゃひゃ」
千世子「ひとをおちょくってるときのあんちんは生き生きしてるのだ。」
【カラドボルグ】
エクスカリバーの前身
分類:剣、属性:雷、特殊効果:‐
系統:ケルト神話、所持者:フェルグス・マクローイ
悠「そんなことねぇよー」
摩耶「生き生きしてるよねー」
白巳「ねー」
悠「いっひひ……しろみ、いつの間に?!」
悠(女)「あーしが連れてきた。」
千世子「フェルグス・マクローイが所持していた、山も砕く自然現象の力を込めた剣なのだ。この剣がどのようないきさつでフェルグスの手に渡ったかは明らかではないのだ、っが、元は妖精によって鍛えらた物で、ケルト神話の王ヌァダが所持していたとの説があるのだ。」
揺光【主は嫁は居らぬのに子は増えていよのぅ。】
悠「笑えないし、誤解招くから」
揺光【絶倫め】
悠「マジでやめんかい!」
亘理『しーろちゃん♪』
白巳「逆さのおねーちゃん♪」
亘理『ん~……かわいい♪』
悠「喰うなよ」
亘理『食べないし!!』
千世子「フェルグス・マクローイとは、ケルト神話の代表的な英雄クーフーリンの養父。クーフーリンの叔父であったアルスター王コノールの叔父でもあるのだ。アルスター王家に連なるもであるにもかかわらず、フェルグスは隣国コノートに亡命し、コノートの将軍になっているのだ。」
雨「今日は来たのね」
悠(女)「後楽がいなさそうだったからな」
神姫「よっぽど好かれてるのね」
悠(女)「やめてくれ」
千世子「やがてコノールとアルスターとの戦い(トィン・ボー・クールニャ)が始まり、フェルグスは甥であるアルスター王コノールをカラドボルグで討ちとろうとしたが、友人に諌められるのだ。このときフェルグスは剣を横に払い、コノール王の代わりに小山三つの頂きを跳ね飛ばしたというのだ。この「山の頂を飛ばす」という逸話から、「カラドボルグ」の原意は「硬い稲妻」であるとする者もいるのだ。」
悠「特殊効果無しでも一振りで山三つ切れればチート級だよな」
摩耶「剣圧で切れてるなら剣云々じゃなく所持者がチートなんじゃない?」
悠「……だな。」
白巳「だなー。」
千世子「ケルト民族のドイルド僧などは、口伝によって物語を伝えることが多く、残されている資料は乏しいのだ。他にも、フェルグスとカラドボルグが活躍するエピソードなどがあったかもしれないが、まだ発見されていない可能性は高いのだ。ファンタジーファンとしては、そうしたエピソードが、いつか発掘、公表される日を期待したいのだ。以上、カラドボルグのじゅぎょーだったのだ。」
悠「ちなみに「エクスカリバー」は、ウェールズ読みだと「カラドヴルフ」で、「カラドボルグ」と音が近かったり、光り輝く剣、両刃の片手剣、妖精に鍛えられた剣って共通する部分が多かったりするんだぞ。」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
亘理『なんで一升瓶担いでるの?』
悠「買ってきたからじゃい」
亘理『そうかぁ』
雨「って、なんでやねん!」
悠「いいツッコミだ。撫でてやろう」
雨「別にいいわよ」
亘理『……』
ごすごす!
悠「なんで亘理は頭ぶつけてきてる?角が痒いのか?」
亘理『生えてないし!』
悠「え?」
亘理『え、生えてる?!角生えてるの?!』
悠「冗談だ」
亘理『うがーー!』
悠「いっひゃひゃひゃ」
千世子「ひとをおちょくってるときのあんちんは生き生きしてるのだ。」
【カラドボルグ】
エクスカリバーの前身
分類:剣、属性:雷、特殊効果:‐
系統:ケルト神話、所持者:フェルグス・マクローイ
悠「そんなことねぇよー」
摩耶「生き生きしてるよねー」
白巳「ねー」
悠「いっひひ……しろみ、いつの間に?!」
悠(女)「あーしが連れてきた。」
千世子「フェルグス・マクローイが所持していた、山も砕く自然現象の力を込めた剣なのだ。この剣がどのようないきさつでフェルグスの手に渡ったかは明らかではないのだ、っが、元は妖精によって鍛えらた物で、ケルト神話の王ヌァダが所持していたとの説があるのだ。」
揺光【主は嫁は居らぬのに子は増えていよのぅ。】
悠「笑えないし、誤解招くから」
揺光【絶倫め】
悠「マジでやめんかい!」
亘理『しーろちゃん♪』
白巳「逆さのおねーちゃん♪」
亘理『ん~……かわいい♪』
悠「喰うなよ」
亘理『食べないし!!』
千世子「フェルグス・マクローイとは、ケルト神話の代表的な英雄クーフーリンの養父。クーフーリンの叔父であったアルスター王コノールの叔父でもあるのだ。アルスター王家に連なるもであるにもかかわらず、フェルグスは隣国コノートに亡命し、コノートの将軍になっているのだ。」
雨「今日は来たのね」
悠(女)「後楽がいなさそうだったからな」
神姫「よっぽど好かれてるのね」
悠(女)「やめてくれ」
千世子「やがてコノールとアルスターとの戦い(トィン・ボー・クールニャ)が始まり、フェルグスは甥であるアルスター王コノールをカラドボルグで討ちとろうとしたが、友人に諌められるのだ。このときフェルグスは剣を横に払い、コノール王の代わりに小山三つの頂きを跳ね飛ばしたというのだ。この「山の頂を飛ばす」という逸話から、「カラドボルグ」の原意は「硬い稲妻」であるとする者もいるのだ。」
悠「特殊効果無しでも一振りで山三つ切れればチート級だよな」
摩耶「剣圧で切れてるなら剣云々じゃなく所持者がチートなんじゃない?」
悠「……だな。」
白巳「だなー。」
千世子「ケルト民族のドイルド僧などは、口伝によって物語を伝えることが多く、残されている資料は乏しいのだ。他にも、フェルグスとカラドボルグが活躍するエピソードなどがあったかもしれないが、まだ発見されていない可能性は高いのだ。ファンタジーファンとしては、そうしたエピソードが、いつか発掘、公表される日を期待したいのだ。以上、カラドボルグのじゅぎょーだったのだ。」
悠「ちなみに「エクスカリバー」は、ウェールズ読みだと「カラドヴルフ」で、「カラドボルグ」と音が近かったり、光り輝く剣、両刃の片手剣、妖精に鍛えられた剣って共通する部分が多かったりするんだぞ。」