ｰ教室ｰ

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

千世子「はーい、皆さん、あけましておめでとうございますなのだ。今年もよろしくなのだ。」

「「「『【あけましておめでとう。今年もよろしく(じゃ。)】』」」」

千世子「ねーちんはいないのだ?」

悠「後楽が居るから断るって」

後楽「照れちゃって可愛いねぇ」

悠「セクハラにイライラ来てんだよ」

千世子「最低なのだ」

後楽「違うぜ。セクハラじゃなくスキンシップだ」

悠「人それをセクハラという」

千世子「それはそれとして……何のじゅぎょーしようかなのだ。」

悠「決めてないのか」

千世子「なんでもいっぱいあり過ぎて簡単に決められないのだ!」

亘理『チヨちゃんは凄いね～なんでも知ってて!』

千世子「えっへんなのだ!クシャミの速さは320km/hとかも知ってるのだ!」

悠「……それ、今日おれがラジオでいったやつじゃん」

千世子「……知ってたのだ!!」

悠「あら、ヤダ可愛い。」

神姫「それで何するのよ」

千世子「武器でも魔女でも妖怪でも幻獣でも妖女でもなんでも来いなのだ。」




～～

その頃、ある家では……

窈「幼女?」

悠(女)「何いいだしとんじゃい。触ったら蹴りだすぞ」

真桜「……」

白巳「しゅぴー……しゅぴぴ～…」

窈「いや、今どこかで幼女がようじょっていったような気がして……。」

真桜「薬でもキメてんのかなの」

～～



悠「……」

摩耶「どしたの?」

悠「いや、ちょっと身内の痴態が露見したような気がして」

千世子「皆の希望あるのだ?」

悠「女の子といちゃいちゃしたい」

摩耶「すればいいんじゃない?」

悠「そんな返し方……ぐっ?!」

亘理『……』

悠「亘理さん、亘理さん!!!絞まってます!首絞まってます!!完全にチョーク決まってます!逝っちゃうから!らめぇ～!!」

義鷹「……話しが前に進んでねーぞ」

千世子「じやあ、千世子の独断と偏見で明日からは「幻想武器」のじゅぎょーするのだ。」

神姫「幻想武器って?」

千世子「代表的なのでいえば「エクスカリバー」とかなのだ」

悠「エクスカリパー」

亘理『ギルガメッシュ!!』

摩耶「FFネタだね」

悠「おれも股間にグングニルが……」

神姫「鈍(ナマクラ)」

悠「ぐふっ?!」

揺光【否、鈍どころか名刀よ。あの剛直はそれはもぅ……】

悠「揺光、いや、揺光様、調子に乗りましたから勘弁してください。ゴメンナサイ。」

神姫「勝手に二人でピロートークしてなさいよ」

揺光【コンコン♪焼いとるのかえ?】

神姫「毛皮にしてあげましょうか?」

悠「やめなさいって……」