ー奇談ー學校へ行こう4

ー教室ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「寒」

亘理『雪とか降らないかな!降らないかな!』

悠「やめてくれ」

摩耶「北海道の雪まつり見にいきたいてね」

悠「雪ミクだけ見たい。そういえば龍が如く5で雪ミク出てたな」

亘理『ツインテか!ツインテ好きか!』

悠「弱音ハクが好きかな」

亘理『ロング、ほらほら私ロングだよ。ロング』

摩耶「ロング率わりと高いけどね」

千世子「昨日の続きなのだ。濡れ女と牛鬼はコンビの妖怪だという説が一般的だが、一方で濡れ女は牛鬼が化けた姿だとする意見もあるのだ。牛鬼は濡れ女が水中に消えてからあらわれるのだから、濡れ女が水中で変身して牛鬼になったという意見にもたしかに説得力があるのだ。」

摩耶「あ、そういえば出たんだよね。面白い?」

悠「……」

摩耶「つまらないの?」

悠「いや……不審なニュースが流れてな、真嶋の兄さんが殺されたと」

摩耶「な、なんだって……」

千世子「濡れ女と牛鬼はかならず一緒に行動する訳じゃないのだ。濡れ女が単独で現れて人を襲う物語も数多く伝わっているのだ。」

悠「真島の兄さんが死ぬとは思えないんだが」

摩耶「不死身系だもんね」

悠「でも弱気なこといってたしなぁ」

亘理『誰?』

悠「真島吾朗、身長186cm、体重80kg、1964年5月14日生まれのAB型 『1』では東城会直系嶋野組若頭、嶋野組内真島組組長。『3』からは直系へ昇格。作中に登場する大量の組員から東城会の中でもかなりの勢力を誇っていることがうかがえる。冴島大河とは組は違ったが、兄弟同様の仲であった。関西弁を喋るが、関西の人間ではない。自由奔放な性格であるが、冴島と同じくキャバクラに興味がないという一面もあり、桐生から「よく分からない男」として認識されている。シリーズを通して、良くも悪くもコミカルな人物でもある。 蛇柄のジャケットとテクノカットと左目の眼帯がトレードマーク。両肩に白蛇、背中に般若の刺青を彫っている。 戦闘中はしばしば奇声を発する狂気じみた面が見られる」

亘理『……はい?』

悠「カッコいいひとだ」

摩耶「ごめんね。止まらない人だから」

千世子「濡れ女が単体で現れる場合は、牛鬼と一緒の時のような人間女性の姿ではなく、「髪を伸ばした若い女性の頭が、蛇の胴体からはえている」という気味の悪い姿をしているのだ。もちろん胴体が蛇だから、濡れ女には手足は無いのだ。」

悠「好きな物を好きなだけ語ってみました。」

神姫「五月蠅い」

悠「それでも真島の兄さんが好き!」

神姫「ちょっと、どうにかしといてよ」

摩耶「満足したら静かになるから」

悠「そうやって適当に終わらせるなよぅ」

亘理『でも、すごく絡みにくい』

悠「なんてこったい」

神姫「うるさいってば」

千世子「しかし、江戸時代に書かれた妖怪絵巻「図画百鬼夜行」には、腕のある濡れ女が描かれているのだ。また、濡れ女の胴体はなんと300メートル以上も有り、襲われたら最後、どんなに逃げても長い尻尾で巻きつかれ、引き戻されてしまうというのだ。今日はここまでで続きはじかなのだ」

悠「なんか怒られた」

神姫「怒ってたら手が出てるわよ」

悠「じゃあ、怒っては無いんだ」

神姫「ええ、授業中だと邪魔になるでしょ」

悠「ん?」

神姫「今から怒るから」

悠「そんな……どっかのライバルの発言みたいなこといわれても……あの、勘弁してください」

神姫「ダメ」

パァン!!
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