ー奇談ー學校へ行こう3

ー教室ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

千世子「タイマンなのだ。」

悠「……あー?」

千世子「タイマンなのだ!」

悠「……おい、どーしたらいい。ぴよこにタイマン挑まれたんだけど、ボッコボコにした方がいいのか、精神崩壊するくらいくすぐったら良いのか……」

雨「どっちやってもドン引きよ」

神姫「てゆーか、子供相手になに、マジにとってるのよ。頭悪いっていうか一回道徳を習い直しときなさいよ。馬鹿じゃないの」

雨「いや、お前も道徳習い直した方がいいわよ」

神姫「私は一般モラルはあるからいいのよ」

悠「えー…」

神姫「……」
スッ…

悠「やめて打たないで!!」

神姫「ふんっ。」

悠「ふー……ぴよこ、タイマンてこんな目にあう事なんだぞ?」

摩耶「今のはタイマンじゃなくて一方的な暴行だよね」

花描「調教じゃないか?」

悠「やめい!」

千世子「そのタイマンじゃないのだ!!」

悠「あー?」

揺光【お千世は、なまけや、疎(おろそ)かの方をいっとるのではないかえ?】

灼羅「怠慢のほうじゃな」

悠「あー……怠慢ね。」

千世子「そうなのだ。あんちんは最近怠慢が過ぎるのだ!」

悠「あー?んなこと、ねーよな?」

摩耶「そうだよ。悠君は……」

悠「待って、待って、摩耶。なんとなく落ちが読めたから。別の人に聞くから」

摩耶「あれれ?」

悠「えーと……そんなことねーよな?」

亘理『え?悠ってだいたいなまけものじゃない?』

悠「あぁん……結局いわれた。」

神姫「サボり癖、怠け者、口先三寸……カスよ。」

悠「せめてこっち見ていってくれないかな。その無視気味でいわれるとめっさ辛いから」

要「でも、悠が怠慢なのは今さらじゃない?」

千世子「それでもちゃんと教室に来ていたのだ。なのに最近は来ないときもあるのだ!!」

悠「あー……昨日は美兎と飯食いにいったわ。っか、うどん食いにいってさ豚キムチうどん頼んだんだよ。アイツ」

花描「兎が豚を食べるのか」

悠「そう。それいったら……『人間が豚食べるのか』っていわれた。目から鱗と同時に、揺光も普通に肉食ってたの思い出した」

摩耶「結局何の話?」

悠「なんだろう。ただの食事の話し」

亘理『まっ、私が居ないのいいことに、ウサギに手を出すなんて。ヤーネ』

悠「あのなぁ……あ、まーでーもー、美兎のが大人だし(ウサギだけど)、手に職もってるし(エロ作家だけど)、どっかのブラサガリ女よりはいいかなー」

亘理『むーーー!!』

千世子「そうい話しじゃないのだーーー!!」

「「「す、すいません…。」」」
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