ー奇談ー學校へ行こう3
ー玄関近くの休憩所ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「(片羽の葦はおれがしっかり保管してある。ってことは……あれはレプレカか?)」
冥「……」
忌野「蜘蛛のメスガキ。よォ見つけてくれたのォ、アメちゃんいるか?」
雨「アメちゃんはいいから。」
冥「忌野さん、成仏するのナ?」
忌野「小猫……。」
ズオぉォおォ……
悠「な、なぁなぁ……」
神姫「なによ。」
悠「あそこ、刀刺さってたとこ……なんか出て来たんですけど」
カキカキカキ……ガザガザガザ……
超巨大ゴキブリ『カキュカキュ』
神姫「……」
悠「……」
神姫「小鳥遊悠君、何が見える?」
悠「九頭竜神姫さん、ゴキブリ、しかも手足が人の手と蟲の足が気持ち悪く入り混じってゴキブリの頭に人間の顔がある……」
超巨大ゴキブリ『カキュ!!』
冥「ニャ!?」
忌野「カッ!「邸」の力で化けよったか、虫けら!さてはワシに見えんよう、ドスの周りに結界(何か)はって力をつけよっとったな、ワレぇ!オモロイのォ!ええ、土産話しが出来たわい。」
悠「おいおい、アレとやるのかジイさん!」
神姫「悠、ゴキブリ平気なんでしょ。どうにかしなさい」
悠「あれはもうゴキブリに分類できません!!」
超巨大ゴキブリ『カキュュ!!』
六脚のうち二脚が忌野の身体を貫いた。
ズドドド!!
悠「あっ!」
冥「忌野さんっ!?」
忌野「何がズドドド!じゃ!!!駄阿保(ダアホ)がぁ!!」
ズッ…パッ!!
超巨大ゴキブリ『!??』
袈裟切りによる一刀両断でゴキブリはボッボッと煙をあげて消滅していく。
忌野「カッ!何がボッボッじゃダボが!」
悠「……」
神姫「……」
冥「忌野さん!大丈夫ニャ!」
忌野「おう、小猫。心配すんな!もーとーに心臓止まっとるわい。」
雨「忌野はさ、子供ができなかったらしいのよ。だから、冥のこと自分の子供みたいに、可愛がってた。」
神姫「……」
悠「……」
悪いことをした気がします。
忌野「ハラに大穴あいても、いたーも、かゆーもないか……。己で人の痛みが解らんよーなったら人間終わりやのォ。もー、シャバには住めんゆーのがよーわかったわ。」
冥「忌野さん……。」
忌野「ほなの小猫。達者でやれよ。」
ポン!
冥「忌野さん、さよならなのニャ~…」
忌野「のぉ、見ン顔の兄ちゃん。」
悠「小鳥遊です。」
忌野「極道のこんなワシでもよォ……天国っちゅー所があるんやったら、行けるやろかのォ。」
悠「いけるんとちゃいます?おれら助けてくれはったし。」
神姫「関西弁移ってるわよ」
忌野「ほーか……おおきに。もー思い残すことあらへんわ…………」
悠「?」
神姫「?」
雨「?」
冥「?」
忌野「どーも、成仏出来ん。ワシ、なんか思い残すことがあるみたいじゃ。」
冥「ナーー♪」
パチパチ
雨「チッ!」
てな感じでここはまだまだにぎやかになりそうです。
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「(片羽の葦はおれがしっかり保管してある。ってことは……あれはレプレカか?)」
冥「……」
忌野「蜘蛛のメスガキ。よォ見つけてくれたのォ、アメちゃんいるか?」
雨「アメちゃんはいいから。」
冥「忌野さん、成仏するのナ?」
忌野「小猫……。」
ズオぉォおォ……
悠「な、なぁなぁ……」
神姫「なによ。」
悠「あそこ、刀刺さってたとこ……なんか出て来たんですけど」
カキカキカキ……ガザガザガザ……
超巨大ゴキブリ『カキュカキュ』
神姫「……」
悠「……」
神姫「小鳥遊悠君、何が見える?」
悠「九頭竜神姫さん、ゴキブリ、しかも手足が人の手と蟲の足が気持ち悪く入り混じってゴキブリの頭に人間の顔がある……」
超巨大ゴキブリ『カキュ!!』
冥「ニャ!?」
忌野「カッ!「邸」の力で化けよったか、虫けら!さてはワシに見えんよう、ドスの周りに結界(何か)はって力をつけよっとったな、ワレぇ!オモロイのォ!ええ、土産話しが出来たわい。」
悠「おいおい、アレとやるのかジイさん!」
神姫「悠、ゴキブリ平気なんでしょ。どうにかしなさい」
悠「あれはもうゴキブリに分類できません!!」
超巨大ゴキブリ『カキュュ!!』
六脚のうち二脚が忌野の身体を貫いた。
ズドドド!!
悠「あっ!」
冥「忌野さんっ!?」
忌野「何がズドドド!じゃ!!!駄阿保(ダアホ)がぁ!!」
ズッ…パッ!!
超巨大ゴキブリ『!??』
袈裟切りによる一刀両断でゴキブリはボッボッと煙をあげて消滅していく。
忌野「カッ!何がボッボッじゃダボが!」
悠「……」
神姫「……」
冥「忌野さん!大丈夫ニャ!」
忌野「おう、小猫。心配すんな!もーとーに心臓止まっとるわい。」
雨「忌野はさ、子供ができなかったらしいのよ。だから、冥のこと自分の子供みたいに、可愛がってた。」
神姫「……」
悠「……」
悪いことをした気がします。
忌野「ハラに大穴あいても、いたーも、かゆーもないか……。己で人の痛みが解らんよーなったら人間終わりやのォ。もー、シャバには住めんゆーのがよーわかったわ。」
冥「忌野さん……。」
忌野「ほなの小猫。達者でやれよ。」
ポン!
冥「忌野さん、さよならなのニャ~…」
忌野「のぉ、見ン顔の兄ちゃん。」
悠「小鳥遊です。」
忌野「極道のこんなワシでもよォ……天国っちゅー所があるんやったら、行けるやろかのォ。」
悠「いけるんとちゃいます?おれら助けてくれはったし。」
神姫「関西弁移ってるわよ」
忌野「ほーか……おおきに。もー思い残すことあらへんわ…………」
悠「?」
神姫「?」
雨「?」
冥「?」
忌野「どーも、成仏出来ん。ワシ、なんか思い残すことがあるみたいじゃ。」
冥「ナーー♪」
パチパチ
雨「チッ!」
てな感じでここはまだまだにぎやかになりそうです。