ー奇談ー學校へ行こう3
ー玄関近くの休憩所ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
忌野「ふーー……。」
悠「あのー……忌野さんは長ドスを探しているんですよね。」
冥「!」
忌野「……誰じゃワレ?」
悠「小鳥遊っす。探してる長ドスって、あの玄関のうえの所に刺さってるやつと違いますの?」
いつも気になっていたけど玄関のうえのに突き立っている白木刀。関わっちゃまずい物かと思って触れてはいなかった。
忌野「あぁん?じ~~……。」
悠「あれ……ちゃいます?」
忌野「何ンも見えんぞ。ワシをおちょくっとんか、ワレ?」
悠「え?見えませんの?」
忌野「っで、誰じゃワレ」
悠「小鳥遊っす」
冥「悠ちゃん!悠ちゃん!」
悠「はい?管理人ちゃんも見えます?」
冥「あの、えーと。えーと。」
忌野「どないした、小猫」
悠「うーむ……やっぱりあるよな。(ジャンプしたら届くか)」
冥「悠ちゃん!悠ちゃん!あのね!」
ガララ
神姫「こんばん……」
ぽにゅ…
悠「うっ……」
ジャンプしようと腰を落としていたので神姫の胸に顔がうずまりました。正直ラッキーですが死が確定しました。お母さんもうすぐ息子が会いに逝きます。
冥「あ、神姫ちゃんこんばんわニャ」
神姫「なに血迷ってるのかなぁ?」
悠「いや……そうでなくて。怒らないの?」
神姫「別に……。故意的に揉もうとか痴漢しようとしてた訳じゃないんでしょ。とりあえずどいて」
悠「あ、はい……(なら、もっとうずまればよかった)」
神姫「何してたの」
悠「いや、あの長ドスとろうと思ってな」
神姫「え?」
雨「何々!冥、忌野成仏させるの?」
悠「え?雨いつのまに……っか、今なんて」
雨「いやー昔ゴキブリがでて大騒ぎして忌野がドスでぶっさしてそのままだったんだよね。そのあとすぐ忌野死んじゃってさー。私が糸引っ掛けて抜いたげるわ。」
しゅるる……ぐいぐい……ずるるっ…
冥「あっ!!」
神姫「ちょっと、いったい何の騒ぎなのこれ?」
悠「いや、ちょっとおれにも……」
雨「おーい、忌野のじじい!長ドス見つかったぞ!」
冥「あっ。あっ。」
忌野「おうっ!ワシの長ドス!!「片羽の葦」!!」
悠「片羽の葦だって?!」
忌野「やっとワシの元にもどってきた。これでワシもよォやっと成仏出来るぁ……」
冥「……」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
忌野「ふーー……。」
悠「あのー……忌野さんは長ドスを探しているんですよね。」
冥「!」
忌野「……誰じゃワレ?」
悠「小鳥遊っす。探してる長ドスって、あの玄関のうえの所に刺さってるやつと違いますの?」
いつも気になっていたけど玄関のうえのに突き立っている白木刀。関わっちゃまずい物かと思って触れてはいなかった。
忌野「あぁん?じ~~……。」
悠「あれ……ちゃいます?」
忌野「何ンも見えんぞ。ワシをおちょくっとんか、ワレ?」
悠「え?見えませんの?」
忌野「っで、誰じゃワレ」
悠「小鳥遊っす」
冥「悠ちゃん!悠ちゃん!」
悠「はい?管理人ちゃんも見えます?」
冥「あの、えーと。えーと。」
忌野「どないした、小猫」
悠「うーむ……やっぱりあるよな。(ジャンプしたら届くか)」
冥「悠ちゃん!悠ちゃん!あのね!」
ガララ
神姫「こんばん……」
ぽにゅ…
悠「うっ……」
ジャンプしようと腰を落としていたので神姫の胸に顔がうずまりました。正直ラッキーですが死が確定しました。お母さんもうすぐ息子が会いに逝きます。
冥「あ、神姫ちゃんこんばんわニャ」
神姫「なに血迷ってるのかなぁ?」
悠「いや……そうでなくて。怒らないの?」
神姫「別に……。故意的に揉もうとか痴漢しようとしてた訳じゃないんでしょ。とりあえずどいて」
悠「あ、はい……(なら、もっとうずまればよかった)」
神姫「何してたの」
悠「いや、あの長ドスとろうと思ってな」
神姫「え?」
雨「何々!冥、忌野成仏させるの?」
悠「え?雨いつのまに……っか、今なんて」
雨「いやー昔ゴキブリがでて大騒ぎして忌野がドスでぶっさしてそのままだったんだよね。そのあとすぐ忌野死んじゃってさー。私が糸引っ掛けて抜いたげるわ。」
しゅるる……ぐいぐい……ずるるっ…
冥「あっ!!」
神姫「ちょっと、いったい何の騒ぎなのこれ?」
悠「いや、ちょっとおれにも……」
雨「おーい、忌野のじじい!長ドス見つかったぞ!」
冥「あっ。あっ。」
忌野「おうっ!ワシの長ドス!!「片羽の葦」!!」
悠「片羽の葦だって?!」
忌野「やっとワシの元にもどってきた。これでワシもよォやっと成仏出来るぁ……」
冥「……」