ー奇談ー學校へ行こう3
ー教室(7/12/夜)ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業がはじまろうとしていた。
要「それで……今日は調査するのか。」
悠「ま、問題は無いと思うけど一応な。調査チームはおれ……」
揺光【妾と…】
灼羅「わっちに…」
天空音「私ですよ」
神姫「そのチョイスは誰がしたの?」
悠「いや、もともとはおれがひとりで行くつもりだったんだけど」
揺光【妾が居れば鬼にちぇーんそーじゃ】
花描「チェーンソーかそれはチートだな。」
灼羅「わっちは何となくじゃ」
天空音「面白そうだからです。」
悠「っーわけで、おれらは二階の教室ぐるりして帰ってくるから君らはいつも通りにしててくださいな。」
要「いつも通りにって最近は授業してないよな」
花描「ま、深く考えたら敗けだろ」
フェイト「私たちいかなくていいのかな」
神姫「本人等があのチームでいいといってるし。好きにさせときなさい。なんかあっても死なない面子だし」
なのは「シビアなの」
摩耶「気を付けてね~。」
ー空き教室ー
悠「まずはここか…」
揺光【誰か居るかー?】
ガンガン!ガンガン
悠「うぉい!?」
灼羅「コヤツは……大人しくとか静かにという言葉を知らぬのか」
天空音「まぁ、居たとしたら向こう方さんも驚きですね」
悠「確かに……。」
揺光【返事はないぞ。】
悠「なら、入ってみますか。」
ガララ…
揺光【むっ、待て、悠!】
悠「あー?ぬわっっ!?」
シュルルル…ビッ!!
灼羅「なんじゃ…今のは…。」
天空音「さぁです」
揺光【ふむ、糸の束のようなものが悠の足に絡み付き引っ張られていったのぅ。】
悠「冷静に話してないで助けやがってください!!」
揺光【おぉ、生きておるか】
悠「今のすぐで死んでたまるかっ!けど、このままハングッドマン(吊るされた男)状態だと頭に血が登って近い将来頭がパンッする!」
天空音「余裕あるですね」
灼羅「ふざけとる場合かアレを見ろ」
少女「……」
悠「ふむ…可愛い女の子だな……。蜘蛛の脚が背中から生えてなきゃ」
揺光【化蜘蛛か…どうやって中に入ったか知らぬが。虫けらごときが妾の悠(所有物)を吊し上げ…】
ブチチ……ストッ…
悠「よっと。誰がお前のだ」
揺光【勝手に巣何処を作った罪。身を焦がして逝ね】
ボオオォ!
フシシャャャ!!
少女「……!」
灼羅「終わったの」
天空音「蜘蛛糸と狐火、相性は最悪。蟲焼きなんて笑えない最後で…」
悠「すっ…はぁ!!」
バフッ!!
揺光【むっ】
少女「…!」
悠「あちち…」
揺光【(こやつ最弱状態とはいえ狐火を風で引き裂きよった…失敗すれば黒焦げでは済まんかったぞ。)なんのつもりじゃ?】
悠「まぁ、待ってやれよ。おれの目の前で「人間の形してる者」殺すのはやめてくれ。」
揺光【なぬ?】
灼羅「しかし、悠。アヤツはアレじゃぞ。蜘蛛の…」
悠「お前らみんなそうだろ」
揺光【……】
灼羅「……」
悠「あ、いや。わかってる、わかってるんだけどさ頼むよ」
揺光【……わかった。殺さんよ】
悠「ありがと。揺光。」
灼羅「……」
天空音「どうしたです?」
灼羅「いや…ああいう考えが出来るのは馬鹿か自殺志願者なのか…わからぬな」
天空音「その割りには嬉しそうな顔してるです」
灼羅「にゃ!?」
揺光【むっ……いつの間にか件の蜘蛛が逃げた…か】
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業がはじまろうとしていた。
要「それで……今日は調査するのか。」
悠「ま、問題は無いと思うけど一応な。調査チームはおれ……」
揺光【妾と…】
灼羅「わっちに…」
天空音「私ですよ」
神姫「そのチョイスは誰がしたの?」
悠「いや、もともとはおれがひとりで行くつもりだったんだけど」
揺光【妾が居れば鬼にちぇーんそーじゃ】
花描「チェーンソーかそれはチートだな。」
灼羅「わっちは何となくじゃ」
天空音「面白そうだからです。」
悠「っーわけで、おれらは二階の教室ぐるりして帰ってくるから君らはいつも通りにしててくださいな。」
要「いつも通りにって最近は授業してないよな」
花描「ま、深く考えたら敗けだろ」
フェイト「私たちいかなくていいのかな」
神姫「本人等があのチームでいいといってるし。好きにさせときなさい。なんかあっても死なない面子だし」
なのは「シビアなの」
摩耶「気を付けてね~。」
ー空き教室ー
悠「まずはここか…」
揺光【誰か居るかー?】
ガンガン!ガンガン
悠「うぉい!?」
灼羅「コヤツは……大人しくとか静かにという言葉を知らぬのか」
天空音「まぁ、居たとしたら向こう方さんも驚きですね」
悠「確かに……。」
揺光【返事はないぞ。】
悠「なら、入ってみますか。」
ガララ…
揺光【むっ、待て、悠!】
悠「あー?ぬわっっ!?」
シュルルル…ビッ!!
灼羅「なんじゃ…今のは…。」
天空音「さぁです」
揺光【ふむ、糸の束のようなものが悠の足に絡み付き引っ張られていったのぅ。】
悠「冷静に話してないで助けやがってください!!」
揺光【おぉ、生きておるか】
悠「今のすぐで死んでたまるかっ!けど、このままハングッドマン(吊るされた男)状態だと頭に血が登って近い将来頭がパンッする!」
天空音「余裕あるですね」
灼羅「ふざけとる場合かアレを見ろ」
少女「……」
悠「ふむ…可愛い女の子だな……。蜘蛛の脚が背中から生えてなきゃ」
揺光【化蜘蛛か…どうやって中に入ったか知らぬが。虫けらごときが妾の悠(所有物)を吊し上げ…】
ブチチ……ストッ…
悠「よっと。誰がお前のだ」
揺光【勝手に巣何処を作った罪。身を焦がして逝ね】
ボオオォ!
フシシャャャ!!
少女「……!」
灼羅「終わったの」
天空音「蜘蛛糸と狐火、相性は最悪。蟲焼きなんて笑えない最後で…」
悠「すっ…はぁ!!」
バフッ!!
揺光【むっ】
少女「…!」
悠「あちち…」
揺光【(こやつ最弱状態とはいえ狐火を風で引き裂きよった…失敗すれば黒焦げでは済まんかったぞ。)なんのつもりじゃ?】
悠「まぁ、待ってやれよ。おれの目の前で「人間の形してる者」殺すのはやめてくれ。」
揺光【なぬ?】
灼羅「しかし、悠。アヤツはアレじゃぞ。蜘蛛の…」
悠「お前らみんなそうだろ」
揺光【……】
灼羅「……」
悠「あ、いや。わかってる、わかってるんだけどさ頼むよ」
揺光【……わかった。殺さんよ】
悠「ありがと。揺光。」
灼羅「……」
天空音「どうしたです?」
灼羅「いや…ああいう考えが出来るのは馬鹿か自殺志願者なのか…わからぬな」
天空音「その割りには嬉しそうな顔してるです」
灼羅「にゃ!?」
揺光【むっ……いつの間にか件の蜘蛛が逃げた…か】