ー奇談ー學校へ行こう2

ー教室(7/10/夜)ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業がはじまろうとしていた。

花描「身体の調子どうよ?」

悠「可もなく不可もなくだな。まだ変わらずって感じだ。取り合えず鍼灸は毎日打ってもらってる」

なのは「痛くないの?」

悠「ちょっと異物感はあるけど痛みはほぼないかな。」

要「それでも家で休んでるって選択は相変わらず無いんだな。」

悠「じっとしてる方が身体に悪い」

要「大人しくしてないと治るものも治らないと思わないか?」

悠「どうおもう?」

揺光【ふむ。まぁ、女を何人か侍らせておけば善いのではないか?】

悠「確かに。それだと大人しく寝てられるな」

揺光【大人しくはならんじゃろ~。むしろ動きっぱなしで……】

要「やめんかい!」

なのは「侍らせるってなに?」

花描「悠に聞くといい」

フェイト「悠さん、侍らせるって何かの儀式ですか?」

悠「うーん……場合によっちゃあ…子供ができ…」

チャキ…
要「それ以上、口を開いたらでっかい空気穴が空くぞ。」

揺光【止めておけ魔力の浪費をするだじゃ。ここ(校舎内)では肉体的力しか働かぬ】

要「これは実銃だから魔力は関係ない」

悠「撃ってもいいけどさぁ。どうせなら頭にしてくれよ。中途半端に痛いのは嫌だから。」

要「俺だって殺しはしたくないぞ!?」

揺光【ほー……その割りには随分と業を背をっているようじゃな】

要「……」

悠「揺光、やめろ」

揺光【コンコンコンッ♪すまぬ、すまぬ。ついつい口が滑ってしまうのが妾の悪癖じゃな】

悠「要ちん、悪く思わないでやってくれ。こいつはこういう性格なんだ」

要「ベつになにも気にしてないさ」

揺光【そうそう、男子は小さいことを気にしてはいかん。器をでかくなくてはのう。】

悠「お前は少し淑女になれ。」

揺光【なんじゃ。オヌシはそーゆー女が好みだったかえ?】

悠「女子は普通に好きだよ」

花描「同じく」

要「潔いな……。」

揺光【ほほー、ではー……】
シュン…

なのは「ふえぇ?!」
揺光(A)【軟らかいようで芯の強い白か】

フェイト「わぅっ…」
揺光(B)【高貴な意志をを持つ黒か】

揺光(C)【どちらがお好みかな?】

悠「両方」

花描「即答のうえ迷い無しだった」

要「このロリコン野郎が……」

悠「だれがロリコンだ。」

揺光【【【欲の塊じゃな~】】】
ポンっ!!

なのは「わっ!?」
フェイト「きゃっ!」

ガシッ……ピキッ
悠「っ……(両手に花だが痛みも二倍っっっ…)」

なのは「あ、ありがとうなの//」

フェイト「ご、ごめんなさい//」

悠「いやいや、大丈夫。むしろ両手に花でラッキーだなって思ってるくらいだし」

花描「次、俺も両手に花したい」

悠「え~あと一時間…」

要「いいから離れるか、俺と代われ!!」

揺光【ふー……妖力を消費しすぎた。回復せぬと】
ガシッ

灼羅「コラっ!!わっちの妖力を吸収するな!!」
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