ー奇談ー學校へ行こう2

ー教室(7/4/夜)ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業がはじまろうとしていた。

千世子「さて、じゃあ今日もじゅぎょーをはじめたいと思うのだ。けど…」

ゆうな「……」

悠「どした?」

千世子「悠のあんちんの隣に居るのは誰なのだ?」

要「あ、良かった。知らないの俺だけじゃなかったんだ」

花描「自然といるから皆知ってる人っと訳じゃかったんだな。」

灼羅「また女子を連れ込んだんじゃな」

天空音「灼羅ちゃん、焼きもち?」

灼羅「無いわい!」

悠「なんか盛り上がってるがコイツは…」

ゆうな「私はゆうな。悠お父さんの娘。」

「「「悠お父さん!?娘!?」」」

悠「お父さんいうな!」

ゆうな「私はゆうな!」

悠「知ってるよ!」

ゆうな「ありがとよ!」

なのは「父娘なの」

フェイト「ほんとによく似てる」

ゆうな「よくいわれます」
悠「いわれねえよ!」

揺光【妾との子か?】

悠「ちげぇよ」

ゆうな「お母さん…」

揺光【ゆうな…】

悠「おい、三問芝居やめれて」

ゆうな「お父さん、尻尾のあるお母さんもいいじゃない」

悠「まぁ、尻尾と角は男のロマンだが」

なのは「そうなの?」

摩耶「うーん…僕はそんなことないかな」

要「たいていの人間が違うから」

千世子「それで、結局誰なのだ?」

ゆうな「私はゆうな。お父さんの娘。お母さん募集中のポケモントレーナー」

フェイト「複雑な家庭環境だね」

天空音「フェイトちゃんも十二分に複雑です」

なのは「お母さん募集中っていうのは?」

ゆうな「文字どおり募集中。あなたなってくれる?」

なのは「ふぇ?」

花描「年下でもいいのか」

要「お母さんってことは…悠と夫婦?認めねぇ!絶対に認めねぇよ!」

悠「なに興奮してる…」

ゆうな「じゃあ……やっぱり、摩耶くんがお母さんで」

摩耶「いいよ」

要「受け入れた!?っていうか、摩耶くん男の子だよね!」

ゆうな「性別、人種、年齢は問わない」

悠「問え!どれも重要だから」

揺光【なら、妾が母を…】

悠「お前はダメだ。ゆうなにも手をだしかねん」

揺光【親子丼など男には最高じゃろ】

悠「親子丼も姉妹丼も好きだけどな」

摩耶「じゃあいっそファミリー丼?」

悠「……一度に四人までならなんとかなるか…」

揺光【三人は経験済みだしの】

神姫「いい加減にしとかないとそろそろ怒るわよ?」

揺光【おぉ…怖や、怖や。】

悠「おれの後ろに隠れるなよ…」

揺光【龍の娘はこういう話しは苦手か?】

神姫「子供がいるまえでするなっていってるの。」

ゆうな「お母さん?」

神姫「違うわ。貴女のお父さんの主よ」

悠「誰が下僕だ。」

ゆうな「お父さん、そんな趣味まで…」

悠「ねぇよ!」
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