ー奇談ー學校へ行こう2

ー教室(6/22/夜)ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業がはじまろうとしていた。

千世子「みんな集まってるのだ?」

要「もちろん。大丈夫だ。」

千世子「要にーちゃんはやる気まんまんなのだ!」

要「千世子ちゃんの授業だからね」

千世子「えへへぇ、うれしいのだ」

要「あぁ、もう可愛いなぁ」

揺光【妾がいうのはなんじゃが…なにかあった場合は警察というのに連絡すればよいのかのぅ】

灼羅「わっちもそんな気がしてきた」

要「警察ダメ絶対」

なのは「要くんは少しダメな人だけど…………大丈夫なの。」

要「大丈夫まで間がだいぶあったよね!?」

天空音「せんせー、今日はなんの授業するですか」

千世子「まだ、ハッキリと決めてないのだ。」

フェイト「今まではどんなことを?」

千世子「今までは魔法とー、ドラゴンとー、悪魔とかのじゅぎょーしてたのだ」

フェイト「なのは、日本の授業ってスゴいんだね」

なのは「今のは特例かな」

揺光【妾と灼羅がおるし、妖怪の授業でどうじゃ?】

灼羅「わっちは妖怪じゃないがのぅ」

天空音「悠さんのマスコットですよね」

灼羅「なんでじゃ」

揺光【愛玩動物のが正解じゃろ】

灼羅「赤の他人が正解じゃ」

天空音「容赦ないです」

灼羅「……(赤の他人はいいすぎたかの)」

千世子「じゃあ、妖怪のじゅぎょーするのだ。北海道、東北の妖怪からはじめるのだ。けど、その前に北海道・東北の七府県はなんだのだ?」

要「なのは解るかな?」

なのは「えっと…北海道、青森、秋田、岩手、宮城、山形、福島なの」

悠「お、正解だ。ちゃんと勉強してるな。えらい、えらい」

ナデコナデコナデコ

なのは「にゃはは」

千世子「あー!あんちん!千世子も!千世子も!」

悠「いや、千世子はなにもしてないだろ」

千世子「むー!」

要「チッ…」

揺光【舌打ちに怨がこもっとるの】

摩耶「悠くーん、早く直しちゃうよ」

悠「へいへい」

神姫「遊んでないではやく穴塞ぎなさいよね。小さい子も多いんだから、落ちて怪我したら大変でしょ」

悠「この穴をあけたのは神姫だよな?」

神姫「私はなにもしていないわよ。悠と神崎君が「勝手に床にめり込んで穴をあけた」んでしょ?」

悠「えぇ…」

摩耶「まぁ、実際はそうかもね。」

悠「もう…なにもいうまい。摩耶、先もってくれ。」

摩耶「ここ?」

サラサラ…サラサラ…

悠「それはおれの髪の毛先だな」

花描「おーい、板がもうあんまりないぞ」

悠「マジか…」

花描「新しいのいるんじゃないのか?」

悠「家にあまりの板あったかな…」
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