ー奇談ー學校へ行こう
ー教室(11/29/夜)ー
悠「ちぇき」
摩耶「ちぇき」
千世子「すぅすぅ…」
夜の授業を受けるために教室に顔をだしたが、千世子は悠と摩耶が普段使っているパイプ椅子を並べて、その上で眠っている。
悠「おいおぃ、風邪引くぞ。」
摩耶「どうしようか?」
悠「起こす…」
千世子「すぅ…むにゅ…」
憎たらしいほど可愛いらしい寝顔でいる。
悠「……」
摩耶「ムラムラきた?」
悠「ムラムラは来てないが起こすのは気が引ける。」
摩耶「けど、本当に風邪引いちゃうよね」
ムニムニ…
悠「確かに、ホッペとか冷たくなってるな。ったく…」
悠は上着を脱いで千世子にかけた。
摩耶「悠くん、平気?上着脱いだらツナギ一枚でしょ?」
悠「ヒートテックシャツ着てるから平気だ。」
摩耶「やるねぇ。」
千世子「んゅ……ゆうのあんちんっ?」
悠「起きたか?」
千世子「んっ…だっこして」
悠「えー…」
摩耶「ほら、したげて」
悠「お前はどの立ち位置だよ。よいしょ。」
千世子「うゅ……」
悠「おーい、起きろよ?」
千世子「ううん……おはよー…」
悠「ぜんぜんおはやくは無いけどな。」
摩耶「今日は止めとく?」
千世子「はっ!する!する!しちゃいます!授業しちゃうぞー!みんな席ついて!」
悠「わかった。わかったから暴れるな…」
千世子を降ろして、すぐに今日の授業が始まった。
千世子「きりーつ、礼、着席。じゃあ、さくさく進めるよ。」
悠「はいはい」
摩耶「せんせー。ヨダレのあとが残ってます」
千世子「むーっ…とれた?」
ごしごしと口を袖でこする。
摩耶「はい、落ちましたよ」
千世子「よかった。はいじゃあ、今日は黙示録の赤い竜は、名前通り「ヨハネの黙示録」の中盤、22章中の12章目にはじめて登場して、キリスト教の信者や天使たちに対してさまざまな妨害行為をしかけてくる。「ヨハネの黙示録」でのこのドラゴンの活躍あらすじは…あんちん、わかりますか?」
悠「えーと…待てよ、たさか竜は、星の冠をかぶった妊婦から生まれるという子供を食べようと待ち構えていた。けど生まれた男の子はすぐ神に引き上げられて竜の計画は失敗する。んで、次は星の冠の女を狙おうとしたけど、彼女は神の作った避難所にかくまわれた。」
千世子「はい。そのとおり…だけど、あんちんが全部答えたらダメなの!千世子が教えるの!」
悠「えー…ちゃんと答えたのに…」
摩耶「適度に質問してあげないと」
千世子「こほん、そして赤い竜本人は天使ミカエルの軍勢に討伐されて、地上に堕されてしまう。けど、地上に落ちても、ドラゴンの執念は衰えない。星の冠の女性とその息子を取り逃がしたことを知ると、ドラゴンは彼女の子供たちの残りすべて、つまりは世界中の人間と敵対することをちかったのだ。」
摩耶「坊主憎けりゃ袈裟までだね」
千世子「ドラゴンは、海からあがった一体の獣に、自分の力と権威を授け、この獣は10本の角と7つの頭、熊の足と獅子の口を持つ姿で、よく「黙示録の獣」と呼ばれる存在で「獣の数字666」といえば知ってる人も多いかな?」
悠「どうだろうな…」
千世子「ドラゴンと666の獣は地上を支配して人間たちに自分を崇拝させた。これに怒った神は、獣とその信奉者たちに罰をくだし、ドラゴンは1000年間封印される事になったのだ。」
摩耶「めでたし、めでたしだね」
千世子「しかし!1000年の時が過ぎるとドラゴンはふたたび解放され、地上に悪徳を広めてまわるのだ!」
悠「寝てたから元気だな…」
悠「ちぇき」
摩耶「ちぇき」
千世子「すぅすぅ…」
夜の授業を受けるために教室に顔をだしたが、千世子は悠と摩耶が普段使っているパイプ椅子を並べて、その上で眠っている。
悠「おいおぃ、風邪引くぞ。」
摩耶「どうしようか?」
悠「起こす…」
千世子「すぅ…むにゅ…」
憎たらしいほど可愛いらしい寝顔でいる。
悠「……」
摩耶「ムラムラきた?」
悠「ムラムラは来てないが起こすのは気が引ける。」
摩耶「けど、本当に風邪引いちゃうよね」
ムニムニ…
悠「確かに、ホッペとか冷たくなってるな。ったく…」
悠は上着を脱いで千世子にかけた。
摩耶「悠くん、平気?上着脱いだらツナギ一枚でしょ?」
悠「ヒートテックシャツ着てるから平気だ。」
摩耶「やるねぇ。」
千世子「んゅ……ゆうのあんちんっ?」
悠「起きたか?」
千世子「んっ…だっこして」
悠「えー…」
摩耶「ほら、したげて」
悠「お前はどの立ち位置だよ。よいしょ。」
千世子「うゅ……」
悠「おーい、起きろよ?」
千世子「ううん……おはよー…」
悠「ぜんぜんおはやくは無いけどな。」
摩耶「今日は止めとく?」
千世子「はっ!する!する!しちゃいます!授業しちゃうぞー!みんな席ついて!」
悠「わかった。わかったから暴れるな…」
千世子を降ろして、すぐに今日の授業が始まった。
千世子「きりーつ、礼、着席。じゃあ、さくさく進めるよ。」
悠「はいはい」
摩耶「せんせー。ヨダレのあとが残ってます」
千世子「むーっ…とれた?」
ごしごしと口を袖でこする。
摩耶「はい、落ちましたよ」
千世子「よかった。はいじゃあ、今日は黙示録の赤い竜は、名前通り「ヨハネの黙示録」の中盤、22章中の12章目にはじめて登場して、キリスト教の信者や天使たちに対してさまざまな妨害行為をしかけてくる。「ヨハネの黙示録」でのこのドラゴンの活躍あらすじは…あんちん、わかりますか?」
悠「えーと…待てよ、たさか竜は、星の冠をかぶった妊婦から生まれるという子供を食べようと待ち構えていた。けど生まれた男の子はすぐ神に引き上げられて竜の計画は失敗する。んで、次は星の冠の女を狙おうとしたけど、彼女は神の作った避難所にかくまわれた。」
千世子「はい。そのとおり…だけど、あんちんが全部答えたらダメなの!千世子が教えるの!」
悠「えー…ちゃんと答えたのに…」
摩耶「適度に質問してあげないと」
千世子「こほん、そして赤い竜本人は天使ミカエルの軍勢に討伐されて、地上に堕されてしまう。けど、地上に落ちても、ドラゴンの執念は衰えない。星の冠の女性とその息子を取り逃がしたことを知ると、ドラゴンは彼女の子供たちの残りすべて、つまりは世界中の人間と敵対することをちかったのだ。」
摩耶「坊主憎けりゃ袈裟までだね」
千世子「ドラゴンは、海からあがった一体の獣に、自分の力と権威を授け、この獣は10本の角と7つの頭、熊の足と獅子の口を持つ姿で、よく「黙示録の獣」と呼ばれる存在で「獣の数字666」といえば知ってる人も多いかな?」
悠「どうだろうな…」
千世子「ドラゴンと666の獣は地上を支配して人間たちに自分を崇拝させた。これに怒った神は、獣とその信奉者たちに罰をくだし、ドラゴンは1000年間封印される事になったのだ。」
摩耶「めでたし、めでたしだね」
千世子「しかし!1000年の時が過ぎるとドラゴンはふたたび解放され、地上に悪徳を広めてまわるのだ!」
悠「寝てたから元気だな…」