ー奇談ー學校へ行こう2
ー教室(5/4/夜)ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業がはじまろうとしていた。
悠「あ~昨日はひどい目にあった」
神姫「ドラゴン・チョーク・インパクト。これから使って良いわよ。」
悠「使うタイミングがあるかい!」
摩耶「良かったね。悠くん。本気の必殺技だよ」
悠「いやいや…」
神姫「私の技なんだから覚えたからにはしっかり活用しなさいよ」
悠「……」
千世子「悠のあんちんが生きてて良かったのだ。」
悠「ぴよこは本当にいいこだな…なでなでしてやろう」
ナデコナデコ
千世子「んゅ…にへへ」
花描「っで、今日はこのまま千世子ちゃんの笑顔を鑑賞か?」
悠「おれは終始ぴよこを撫でてろと?」
神姫「幼女好きなんだし役得じゃないの?」
悠「確かに幼女は好きだけど二次元専門なんだが」
摩耶「それはそれで問題発言すぎる気もするよね」
千世子「悠のあんちんが犯罪に走らないか先生としては心配しながらじゅぎょーなのだ。」
悠「いらん心配じゃい」
千世子「今日はアスタロトなのだ。」
【アスタロト】
魔界の実力者アスタロト
悠「アスタロトか…おれが悪魔のなかで一番好きな悪魔かもしれない。」
千世子「アスタロトは、左手に蛇をもった醜い天使の姿を持つ悪魔なのだ。彼はしはしば竜に乗った姿で描かれるのだ。体中からとてつもない悪臭を放ってるのだ。あまりの臭さのため、魔除けの道具を持っていないものはアスタロトに近づいてはいけないとまで言われていたほどなのだ」
花描「……なんでこんな悪魔が一番好きなんだ?」
悠「色々とな」
千世子「キリスト教の七つの大罪のうち、怠惰をつかさどるのはこのアスタロトか、またはベルフェゴールであるといわれてるのだ。彼は誘惑によって人間を怠けさせて、堕落に導いていくのだ。」
花描「ああ、怠惰からか。さすが怠惰の化身だな」
悠「誰が怠惰の化身だ。っか、七つの大罪をおれに当てはめるのやめなっせ」
千世子「また、自然科学が得意であるほか、あらゆる秘密を知ることができると言われているのだ。堕天使であるアスタロトは、天界にいた頃は九階級の最高位である天使で階級第三位の座天使を率いる指揮官だったのだ。堕天してからは悪魔の40個軍団を率いる地獄の大公爵となり、地獄の西方を支配する実力者と見なされているのだ。」
悠「な、地獄の大公爵とかかっこいいだろ。」
神姫「そうね」
悠「わぁ、冷めてる」
千世子「魔導書レメゲトンによれば、アスタロトは古代イスラエルの王「ソロモン王」に召喚された悪魔のひとりであり、召喚者に知識を与えるというのだ。アスタロトは自分が地獄に落とされたことは不当だと考え、かならず召喚者に処分の不当を訴えかけるというのだ。」
神姫「悪いやつほど自分は悪くないというわよね」
悠「僕は悪くない」
千世子「中世以降、アスタロトは男性の悪魔として描かれているのだ。だけど、初期のアスタロトは、黒い服を着て、口の端しから血を流す残忍な美女として描かれていたのだ。これはもともとアスタロトは別の宗教の女神だったからなのだ。」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業がはじまろうとしていた。
悠「あ~昨日はひどい目にあった」
神姫「ドラゴン・チョーク・インパクト。これから使って良いわよ。」
悠「使うタイミングがあるかい!」
摩耶「良かったね。悠くん。本気の必殺技だよ」
悠「いやいや…」
神姫「私の技なんだから覚えたからにはしっかり活用しなさいよ」
悠「……」
千世子「悠のあんちんが生きてて良かったのだ。」
悠「ぴよこは本当にいいこだな…なでなでしてやろう」
ナデコナデコ
千世子「んゅ…にへへ」
花描「っで、今日はこのまま千世子ちゃんの笑顔を鑑賞か?」
悠「おれは終始ぴよこを撫でてろと?」
神姫「幼女好きなんだし役得じゃないの?」
悠「確かに幼女は好きだけど二次元専門なんだが」
摩耶「それはそれで問題発言すぎる気もするよね」
千世子「悠のあんちんが犯罪に走らないか先生としては心配しながらじゅぎょーなのだ。」
悠「いらん心配じゃい」
千世子「今日はアスタロトなのだ。」
【アスタロト】
魔界の実力者アスタロト
悠「アスタロトか…おれが悪魔のなかで一番好きな悪魔かもしれない。」
千世子「アスタロトは、左手に蛇をもった醜い天使の姿を持つ悪魔なのだ。彼はしはしば竜に乗った姿で描かれるのだ。体中からとてつもない悪臭を放ってるのだ。あまりの臭さのため、魔除けの道具を持っていないものはアスタロトに近づいてはいけないとまで言われていたほどなのだ」
花描「……なんでこんな悪魔が一番好きなんだ?」
悠「色々とな」
千世子「キリスト教の七つの大罪のうち、怠惰をつかさどるのはこのアスタロトか、またはベルフェゴールであるといわれてるのだ。彼は誘惑によって人間を怠けさせて、堕落に導いていくのだ。」
花描「ああ、怠惰からか。さすが怠惰の化身だな」
悠「誰が怠惰の化身だ。っか、七つの大罪をおれに当てはめるのやめなっせ」
千世子「また、自然科学が得意であるほか、あらゆる秘密を知ることができると言われているのだ。堕天使であるアスタロトは、天界にいた頃は九階級の最高位である天使で階級第三位の座天使を率いる指揮官だったのだ。堕天してからは悪魔の40個軍団を率いる地獄の大公爵となり、地獄の西方を支配する実力者と見なされているのだ。」
悠「な、地獄の大公爵とかかっこいいだろ。」
神姫「そうね」
悠「わぁ、冷めてる」
千世子「魔導書レメゲトンによれば、アスタロトは古代イスラエルの王「ソロモン王」に召喚された悪魔のひとりであり、召喚者に知識を与えるというのだ。アスタロトは自分が地獄に落とされたことは不当だと考え、かならず召喚者に処分の不当を訴えかけるというのだ。」
神姫「悪いやつほど自分は悪くないというわよね」
悠「僕は悪くない」
千世子「中世以降、アスタロトは男性の悪魔として描かれているのだ。だけど、初期のアスタロトは、黒い服を着て、口の端しから血を流す残忍な美女として描かれていたのだ。これはもともとアスタロトは別の宗教の女神だったからなのだ。」