ー奇談ー學校へ行こう(2)6
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「ふあぁぁー……眠い」
亘理『夜更かし?』
悠「月曜から夜ふかしは今夜だよ」
亘理『え?』
悠「え?」
【呪われたダイヤモンド】
千世子「はい、じゅぎょーしますなのだ。呪われたダイヤモンドとしてもっとも有名な物に「ホープダイヤモンド」と呼ばれるダイヤモンドがあるのだ。ダイヤモンドの中では「ファンシーダイヤモンド」と呼ばれるもので、美しいブルーダイヤなのだ。大きさも45.5カラットと非常に大きく、スミソニアン博物館に1958年に1憶2000万円の価格(現在での価格は200億近くになる)で寄贈されたのだ。」
摩耶「亘理ちゃんは夜ふかしして寝不足かって聞いてるんだよ」
悠「ああ、違う春だから眠いんだ」
神姫「わりと適当すぎる理由よね」
悠「今日はポカポカ陽気で程よい風が吹いぐうぅー!」
亘理『いきなり寝始めた!?どうしたらいいの』
千世子「この有名なホープダイヤモンドは、17世紀、インドを旅行中だった宝石商ダウェルニエが、ヒンズー教の女神像にこのダイヤが使われているのを見つけて盗み出したのだ。」
神姫「針でも刺したらいいんじゃないかしら。」
摩耶「お尻に」
悠「やーめーてーよー。」
サタン「頭蓋骨をカリカリさせるのはどうなのだ?」
ドクロイーター『フンスフンス』
千世子「フランスに渡ったこのダイヤは、ルイ14世が手にするのだ。彼はこのダイヤに「負センスの青」と名付け、王の寵愛を受けたものに身につけさせますが、次々に死亡していくのだ。ダイヤを受け継いだ王にも不幸が訪れたのだ。ルイ15世は天然痘で死亡。ルイ16世とマリーアントワネットは、断頭台の露と消えたのだ。」
悠「さすが魔王、ゾッとすることを言う」
摩耶「生きたまま自分の脳味噌喰わされる人もいるし」
悠「レクター博士はNG」
ベヒモス「叩けば起きるモス」
悠「シンプル、どこまでもシンプル」
千世子「フランス革命の最中、ホープダイヤモンドは窃盗団に盗まれ、様々な人の手に巡り、ヘンリー・フィリップ・ホープの元へやってくるのだ。」
摩耶「尻尾で一発ズドン」
悠「叩くどころか叩き潰れるんだよなぁ」
神姫「(永久に)眠れるわよ。」
悠「起こす話ですよ?永久睡眠コースなんですけど。」
神姫「転生しろ」
悠「そのレベルで」
千世子「ホープ一族はこの宝石を手にした後、次々に不幸が訪れ、ホープ家は破産してしまうのだ。このことが世界的に大きく取り上げられ「ホープダイヤモンド」という名前が与えられたのだ。その後この宝石は色んな持ち主を転々とし、最後は有名なブランド「ハリー・ウィンストン」の元に行きつき、現在はスミソニアン博物館に寄贈されて、人気展示物のひとつとなっているのだ。今日はここまでで続きは次回なのだ。」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「ふあぁぁー……眠い」
亘理『夜更かし?』
悠「月曜から夜ふかしは今夜だよ」
亘理『え?』
悠「え?」
【呪われたダイヤモンド】
千世子「はい、じゅぎょーしますなのだ。呪われたダイヤモンドとしてもっとも有名な物に「ホープダイヤモンド」と呼ばれるダイヤモンドがあるのだ。ダイヤモンドの中では「ファンシーダイヤモンド」と呼ばれるもので、美しいブルーダイヤなのだ。大きさも45.5カラットと非常に大きく、スミソニアン博物館に1958年に1憶2000万円の価格(現在での価格は200億近くになる)で寄贈されたのだ。」
摩耶「亘理ちゃんは夜ふかしして寝不足かって聞いてるんだよ」
悠「ああ、違う春だから眠いんだ」
神姫「わりと適当すぎる理由よね」
悠「今日はポカポカ陽気で程よい風が吹いぐうぅー!」
亘理『いきなり寝始めた!?どうしたらいいの』
千世子「この有名なホープダイヤモンドは、17世紀、インドを旅行中だった宝石商ダウェルニエが、ヒンズー教の女神像にこのダイヤが使われているのを見つけて盗み出したのだ。」
神姫「針でも刺したらいいんじゃないかしら。」
摩耶「お尻に」
悠「やーめーてーよー。」
サタン「頭蓋骨をカリカリさせるのはどうなのだ?」
ドクロイーター『フンスフンス』
千世子「フランスに渡ったこのダイヤは、ルイ14世が手にするのだ。彼はこのダイヤに「負センスの青」と名付け、王の寵愛を受けたものに身につけさせますが、次々に死亡していくのだ。ダイヤを受け継いだ王にも不幸が訪れたのだ。ルイ15世は天然痘で死亡。ルイ16世とマリーアントワネットは、断頭台の露と消えたのだ。」
悠「さすが魔王、ゾッとすることを言う」
摩耶「生きたまま自分の脳味噌喰わされる人もいるし」
悠「レクター博士はNG」
ベヒモス「叩けば起きるモス」
悠「シンプル、どこまでもシンプル」
千世子「フランス革命の最中、ホープダイヤモンドは窃盗団に盗まれ、様々な人の手に巡り、ヘンリー・フィリップ・ホープの元へやってくるのだ。」
摩耶「尻尾で一発ズドン」
悠「叩くどころか叩き潰れるんだよなぁ」
神姫「(永久に)眠れるわよ。」
悠「起こす話ですよ?永久睡眠コースなんですけど。」
神姫「転生しろ」
悠「そのレベルで」
千世子「ホープ一族はこの宝石を手にした後、次々に不幸が訪れ、ホープ家は破産してしまうのだ。このことが世界的に大きく取り上げられ「ホープダイヤモンド」という名前が与えられたのだ。その後この宝石は色んな持ち主を転々とし、最後は有名なブランド「ハリー・ウィンストン」の元に行きつき、現在はスミソニアン博物館に寄贈されて、人気展示物のひとつとなっているのだ。今日はここまでで続きは次回なのだ。」