ー奇談ー學校へ行こう(2)6
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
メフィスト「無理デス」
サタン「なんでなのだ?」
メフィスト「ただデさえ、最近は色々と小うるさいのデスから大型魔獣なんてこっち(現世)に連れてこれるわけがありマせん!」
悠「なんだなんだ、まだペットがどうのこうの言ってるのか」
メフィスト「もう、この首輪を悠さんにつけて我慢…」
悠「人間キック」
ゲシッ!
メフィスト「Oh!蹴らないデくださーい!」
悠「次に変なこと言ったらお前の髭を剃ってネクタイをアホみたいなキンキンの蝶ネクタイに変えてやる。」
メフィスト「私は一昔前の漫才師デはありマせーん。」
摩耶「まぁシルクハットにどくろステッキの時点で教師ではないんだけどね。」
神姫「なりとしては芸人だわね。」
亘理『やっぱりハムスターとかにしちゃダメかな?』
メフィスト「ドクロイーターならすぐに用意デ
きマスよ?」
ポンッ
銀色の巨大なリス『ガリガリガリガリ』
千世子「頭蓋骨を齧りまわしてるのだ」
摩耶「んー、どう見ても人骨だねぇ」
悠「あぶねぇもんを出すな出すな」
メフィスト「いえいえ、こう見えて中々人懐っこい種族なんデスよ」
スッ
ドクロイーター『クンクンッ……ガブチッ!』
メフィスト「ギャーーッ!」
ボタボタ
悠「おもっくそ指の肉食い千切られてんじゃん」
メフィスト「おのれぇぇっ!死と苦痛の呪いををををっ!!!」
悠「やめとけよ。みっともない…」
ドクロイーター『ぺっぺっ!』
神姫「ついでに口にも合わなかったみたいね。」
スキュラ「たしか、ドクロイーターは基本は草食ですからね。」
摩耶「人骨齧ってるけど?」
スキュラ「普段は洞窟などで暮らしている夜行性なのでカルシウムを欲するんです。なので本来は夜中に木の実などを探して食してその辺りで死んでいる動物から骨を抜き取って巣穴に持ち帰り齧るそうです。またドクロイーターはスケルトンなどの骨の魔物を好んで狩る習性があって戦闘能力はけっして低くないんです。」
悠「自分のサイズのわりに頭蓋骨担いでるぐらいだしな。」
サタン「ほー……ちょっと気になってきたのだ」
千世子「大きさはどのぐらいになるのだ?」
スキュラ「最大で中型~大型犬ぐらいでしょうか。」
サタン「んー、頑張ればライオンサイズくらいできるかもしれないのだ。」
悠「そういうのやめとけ」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
メフィスト「無理デス」
サタン「なんでなのだ?」
メフィスト「ただデさえ、最近は色々と小うるさいのデスから大型魔獣なんてこっち(現世)に連れてこれるわけがありマせん!」
悠「なんだなんだ、まだペットがどうのこうの言ってるのか」
メフィスト「もう、この首輪を悠さんにつけて我慢…」
悠「人間キック」
ゲシッ!
メフィスト「Oh!蹴らないデくださーい!」
悠「次に変なこと言ったらお前の髭を剃ってネクタイをアホみたいなキンキンの蝶ネクタイに変えてやる。」
メフィスト「私は一昔前の漫才師デはありマせーん。」
摩耶「まぁシルクハットにどくろステッキの時点で教師ではないんだけどね。」
神姫「なりとしては芸人だわね。」
亘理『やっぱりハムスターとかにしちゃダメかな?』
メフィスト「ドクロイーターならすぐに用意デ
きマスよ?」
ポンッ
銀色の巨大なリス『ガリガリガリガリ』
千世子「頭蓋骨を齧りまわしてるのだ」
摩耶「んー、どう見ても人骨だねぇ」
悠「あぶねぇもんを出すな出すな」
メフィスト「いえいえ、こう見えて中々人懐っこい種族なんデスよ」
スッ
ドクロイーター『クンクンッ……ガブチッ!』
メフィスト「ギャーーッ!」
ボタボタ
悠「おもっくそ指の肉食い千切られてんじゃん」
メフィスト「おのれぇぇっ!死と苦痛の呪いををををっ!!!」
悠「やめとけよ。みっともない…」
ドクロイーター『ぺっぺっ!』
神姫「ついでに口にも合わなかったみたいね。」
スキュラ「たしか、ドクロイーターは基本は草食ですからね。」
摩耶「人骨齧ってるけど?」
スキュラ「普段は洞窟などで暮らしている夜行性なのでカルシウムを欲するんです。なので本来は夜中に木の実などを探して食してその辺りで死んでいる動物から骨を抜き取って巣穴に持ち帰り齧るそうです。またドクロイーターはスケルトンなどの骨の魔物を好んで狩る習性があって戦闘能力はけっして低くないんです。」
悠「自分のサイズのわりに頭蓋骨担いでるぐらいだしな。」
サタン「ほー……ちょっと気になってきたのだ」
千世子「大きさはどのぐらいになるのだ?」
スキュラ「最大で中型~大型犬ぐらいでしょうか。」
サタン「んー、頑張ればライオンサイズくらいできるかもしれないのだ。」
悠「そういうのやめとけ」