ー奇談ー學校へ行こう(2)6
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「おーす、酒持ってきたぞ」
メフィスト「おおっ!酒盛りtimeデスか!」
悠「まだ予定あるから駆け付け三杯だけな」
摩耶「三杯は飲むんだね。」
悠「三杯くらいなら自分を見失わない」
神姫「既にどこかにいっちゃってるものね。」
千世子「ああ、なるほどなのだ。」
悠「なるほどではない!!」
義鷹「飲むんなら俺も酒持ってくるか」
亘理『冥ちゃんに何かもらってくるね。』
ズブブッ
千世子「今年もいろいろあったのだ。」
悠「お、いい話?なんかいい話しちゃう?」
千世子「絡み方がうざいのだ。」
神姫「素面でこれだから余計にうざいのよね。」
悠「いいぞ、何とでもいえ。年の瀬だから全部聞き流してやる。」
サタン「バーカバーカ」
悠「……」
ググッ
サタン「なんなんのだ!なんで頬を押してくるのだ!」
摩耶「シンプルな悪口は許容せず、と」
累「ちっちゃ」
リリス「ちっちぇー」
悠「やかましい!」
美兎「騒いでるわねぇ。なに、もう宴会してんの?」
悠「宴会なんてもんじゃない、挨拶だ」
美兎「挨拶ってのは新年あけてからすんじゃないの?」
悠「気にすんな」
冥「はーい、みなさん、軽くつまめるものをお持ちしましたのだ。」
摩耶「オードブルだ」
亘理『よいしょ、よいしょ。』
ガラガラ
悠「病院で飯運んでくるワゴンだ。」
神姫「いや、小学校で給食運んでくるやつでしょ。」
メフィスト「どっちデもいいんじゃないDEATHかね?」
コンコン!
悠「ん?」
義鷹「あけてくれ」
悠「なんで窓の外から帰ってきたんだ……。」
ガララッ
義鷹「酒を取りにいってたんだ。洋酒だがいける味のだ。」
サタン「ワイン?ワインなのだ?」
亘理『なんかめっちゃ瓶の周りにこびりついてるし海の匂いするんだけど』
義鷹「深海に沈めてたやつだからな。」
亘理『なんで?!』
美兎「貯蔵庫代わりにしてるのよ。」
神姫「深海で熟されたワインは美味しくなるって聞くわね。」
悠「どのぐらい沈めてたんだ?」
義鷹「これは……50年ぐらいだったかな」
美兎「あんた色んなところに沈めてるもんね。」
千世子「そんなに埋めてるのだ?」
義鷹「海は広いからな。難破船とかの中に隠してたりもする。」
スキュラ「ああ、私も財宝とかの保管庫にしてますよ。でも、極まれに人間に見つかって持っていかれたりされちゃうんですよね。」
ベヒモス「わかるモス。僕の原石(おやつ)を勝手に掘り起こして持っていかれたりもするモス」
悠「たまにサルベージとか大発見とかニュースとかになってるのってそれか……」
千世子「世界の不思議が発見されてくのだ。」
悠「スーパーゆう君人形ならあるぞ」
亘理『欲しい!』
神姫「このワイン……いい味ね。何本かもらえない?」
義鷹「好きなだけもっていけ。ゴクッゴクッ」
美兎「あんた、保管とかするくせに飲み方は雑よね。ラッパ飲みって」
メフィスト「まったくDEATH。まずはグラスの1/3程度を注いで……」
義鷹「蘊蓄はいらん」
メフィスト「ガッデム!」
悠「軽く飲むつもりが本のみになっちまう。ところでさ」
恋大根『……』
ダダダッ
悠「誰だ。恋大根にしめ縄撒きつけたやつは。沢庵つくる前みたいになってるだろ」
摩耶「いい味がしそう」
千世子「文字通り生きがいいのだ。」
悠「お、上手い、上手い。これはいい〆になったな」
千世子「いやいや、なってないのだ?!」
悠「よいお年をー!」
神姫「雑」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「おーす、酒持ってきたぞ」
メフィスト「おおっ!酒盛りtimeデスか!」
悠「まだ予定あるから駆け付け三杯だけな」
摩耶「三杯は飲むんだね。」
悠「三杯くらいなら自分を見失わない」
神姫「既にどこかにいっちゃってるものね。」
千世子「ああ、なるほどなのだ。」
悠「なるほどではない!!」
義鷹「飲むんなら俺も酒持ってくるか」
亘理『冥ちゃんに何かもらってくるね。』
ズブブッ
千世子「今年もいろいろあったのだ。」
悠「お、いい話?なんかいい話しちゃう?」
千世子「絡み方がうざいのだ。」
神姫「素面でこれだから余計にうざいのよね。」
悠「いいぞ、何とでもいえ。年の瀬だから全部聞き流してやる。」
サタン「バーカバーカ」
悠「……」
ググッ
サタン「なんなんのだ!なんで頬を押してくるのだ!」
摩耶「シンプルな悪口は許容せず、と」
累「ちっちゃ」
リリス「ちっちぇー」
悠「やかましい!」
美兎「騒いでるわねぇ。なに、もう宴会してんの?」
悠「宴会なんてもんじゃない、挨拶だ」
美兎「挨拶ってのは新年あけてからすんじゃないの?」
悠「気にすんな」
冥「はーい、みなさん、軽くつまめるものをお持ちしましたのだ。」
摩耶「オードブルだ」
亘理『よいしょ、よいしょ。』
ガラガラ
悠「病院で飯運んでくるワゴンだ。」
神姫「いや、小学校で給食運んでくるやつでしょ。」
メフィスト「どっちデもいいんじゃないDEATHかね?」
コンコン!
悠「ん?」
義鷹「あけてくれ」
悠「なんで窓の外から帰ってきたんだ……。」
ガララッ
義鷹「酒を取りにいってたんだ。洋酒だがいける味のだ。」
サタン「ワイン?ワインなのだ?」
亘理『なんかめっちゃ瓶の周りにこびりついてるし海の匂いするんだけど』
義鷹「深海に沈めてたやつだからな。」
亘理『なんで?!』
美兎「貯蔵庫代わりにしてるのよ。」
神姫「深海で熟されたワインは美味しくなるって聞くわね。」
悠「どのぐらい沈めてたんだ?」
義鷹「これは……50年ぐらいだったかな」
美兎「あんた色んなところに沈めてるもんね。」
千世子「そんなに埋めてるのだ?」
義鷹「海は広いからな。難破船とかの中に隠してたりもする。」
スキュラ「ああ、私も財宝とかの保管庫にしてますよ。でも、極まれに人間に見つかって持っていかれたりされちゃうんですよね。」
ベヒモス「わかるモス。僕の原石(おやつ)を勝手に掘り起こして持っていかれたりもするモス」
悠「たまにサルベージとか大発見とかニュースとかになってるのってそれか……」
千世子「世界の不思議が発見されてくのだ。」
悠「スーパーゆう君人形ならあるぞ」
亘理『欲しい!』
神姫「このワイン……いい味ね。何本かもらえない?」
義鷹「好きなだけもっていけ。ゴクッゴクッ」
美兎「あんた、保管とかするくせに飲み方は雑よね。ラッパ飲みって」
メフィスト「まったくDEATH。まずはグラスの1/3程度を注いで……」
義鷹「蘊蓄はいらん」
メフィスト「ガッデム!」
悠「軽く飲むつもりが本のみになっちまう。ところでさ」
恋大根『……』
ダダダッ
悠「誰だ。恋大根にしめ縄撒きつけたやつは。沢庵つくる前みたいになってるだろ」
摩耶「いい味がしそう」
千世子「文字通り生きがいいのだ。」
悠「お、上手い、上手い。これはいい〆になったな」
千世子「いやいや、なってないのだ?!」
悠「よいお年をー!」
神姫「雑」