ー奇談ー學校へ行こう(2)5
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「魔法書とかってあるのかな」
摩耶「まーた突然だね。」
悠「悪魔がいる、妖怪がいる、幽霊もいる。だったら魔法書ぐらいあるんじゃないかなと思って。」
神姫「冒涜的な?」
悠「SAN値が減少する系はNGで」
【オパール】
千世子「はい、じゅぎょーしますなのだ。虹のような七色に輝く不思議な宝石。10月の誕生石であるオパールは、他の宝石たちとは一風変わった性質を持っているのだ。」
摩耶「でも、魔法書に限らず使えば何かしらの対価はいるんじゃないかな。」
悠「MPか」
サタン「マルチプレイなのだ?」
悠「ちげーわ。」
亘理『マジックポイント』
千世子「主な成分は珪酸(けいさん)で、地中に堆積した水分を含んだゲル状態の(ゼリーのような)珪酸が、他の岩の隙間などにたまり、硬化したりすることで形成されるのだ。時には、地中で石筍(筍状の鐘乳石)を作ったりもするのだ。和名の蛋白石は、蛋(たまご)のように白い石と言う意味なのだ。オパールには大きく分けてふたつの種類があり、ひとつはプレシャス・オパール、もうひとつをコモン・オパールと言うのだ。」
悠「そう。つまりは……魔力だわな。」
摩耶「でも、魔力を持たない人が消費できるものと言えば?」
サタン「お金なのだ!」
神姫「お金を払って魔術を使う……ある意味現代的ね」
悠「課金プレイかな?」
千世子「一般に「オパール」といってイメージされるのは、「プレシャス・オパール」の方なのだ。その最大の特長は、見る角度によってふわふわとその色合いを変化させる、七色の輝きにあるのだ。これを、遊色効果といい、コモン・オパールには、この特徴はないのだ。」
悠「そうじゃなくてHPだろ」
摩耶「エロポイント」
悠「ポイントよりパワーでエロパワーがいいな。」
神姫「は?」
悠「その「は?」っていうの怖いからやめて」
亘理『悠ちゃんが「あー?」っていうのも大概だよ?』
千世子「オパールは白い乳状のカラーを示す「ホワイト・オパール」か゜多いですが、中には濃い地色を示す「ブラック・オパール」もあり、このタイプに遊色が発生しているプレシャス・オパールは、高級品として珍重されるのだ。」
サタン「つまり話をまとめると命を削って魔法が使いたいのだ?」
悠「命は削りたくないけど、ちょっと魔法書てきなのは読んでみたいって話だよ」
サタン「子供向けの口頭魔術本ならちょうどいいと思うのだ」
摩耶「子供向けの?」
サタン「口頭魔術本なのだ」
千世子「また、遊色効果を示さない石でも、透明度の高いオレンジ色の「ファイアー・オパール」は、価値ある宝石として扱われるのだ。オパールはモース硬度6で、比較的に柔らかく、傷つきやすいばかりか、実は多くの(10%程度の)水分を含んでいるのが普通なのだ。この水分が、オパールの保存・管理には重要なポイントで、極端に乾燥した状態で放置すると、水分が蒸発し、色が悪くなったり、最悪ひび割れが起こったりすることがあるのだ。」
悠「そんなのあるのか?」
サタン「我は持ってないけどスキュラならもってるんじゃないのだ?」
スキュラ「持っていますが私のは海魔用なので限定的なものしかのっていませんよ。」
摩耶「限定的って?」
スキュラ「ペットボトル一本分ぐらいの真水を塩水に変えたりする魔術です。」
千世子「宝石店のショーケースに、水の入った小さなコップが置かれていることがありますが、これはオパールなどの乾燥に弱い宝石や宝飾品に、適度な湿気を与えるために置かれているのだ。今日はここまでで続きは次回なのだ。」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「魔法書とかってあるのかな」
摩耶「まーた突然だね。」
悠「悪魔がいる、妖怪がいる、幽霊もいる。だったら魔法書ぐらいあるんじゃないかなと思って。」
神姫「冒涜的な?」
悠「SAN値が減少する系はNGで」
【オパール】
千世子「はい、じゅぎょーしますなのだ。虹のような七色に輝く不思議な宝石。10月の誕生石であるオパールは、他の宝石たちとは一風変わった性質を持っているのだ。」
摩耶「でも、魔法書に限らず使えば何かしらの対価はいるんじゃないかな。」
悠「MPか」
サタン「マルチプレイなのだ?」
悠「ちげーわ。」
亘理『マジックポイント』
千世子「主な成分は珪酸(けいさん)で、地中に堆積した水分を含んだゲル状態の(ゼリーのような)珪酸が、他の岩の隙間などにたまり、硬化したりすることで形成されるのだ。時には、地中で石筍(筍状の鐘乳石)を作ったりもするのだ。和名の蛋白石は、蛋(たまご)のように白い石と言う意味なのだ。オパールには大きく分けてふたつの種類があり、ひとつはプレシャス・オパール、もうひとつをコモン・オパールと言うのだ。」
悠「そう。つまりは……魔力だわな。」
摩耶「でも、魔力を持たない人が消費できるものと言えば?」
サタン「お金なのだ!」
神姫「お金を払って魔術を使う……ある意味現代的ね」
悠「課金プレイかな?」
千世子「一般に「オパール」といってイメージされるのは、「プレシャス・オパール」の方なのだ。その最大の特長は、見る角度によってふわふわとその色合いを変化させる、七色の輝きにあるのだ。これを、遊色効果といい、コモン・オパールには、この特徴はないのだ。」
悠「そうじゃなくてHPだろ」
摩耶「エロポイント」
悠「ポイントよりパワーでエロパワーがいいな。」
神姫「は?」
悠「その「は?」っていうの怖いからやめて」
亘理『悠ちゃんが「あー?」っていうのも大概だよ?』
千世子「オパールは白い乳状のカラーを示す「ホワイト・オパール」か゜多いですが、中には濃い地色を示す「ブラック・オパール」もあり、このタイプに遊色が発生しているプレシャス・オパールは、高級品として珍重されるのだ。」
サタン「つまり話をまとめると命を削って魔法が使いたいのだ?」
悠「命は削りたくないけど、ちょっと魔法書てきなのは読んでみたいって話だよ」
サタン「子供向けの口頭魔術本ならちょうどいいと思うのだ」
摩耶「子供向けの?」
サタン「口頭魔術本なのだ」
千世子「また、遊色効果を示さない石でも、透明度の高いオレンジ色の「ファイアー・オパール」は、価値ある宝石として扱われるのだ。オパールはモース硬度6で、比較的に柔らかく、傷つきやすいばかりか、実は多くの(10%程度の)水分を含んでいるのが普通なのだ。この水分が、オパールの保存・管理には重要なポイントで、極端に乾燥した状態で放置すると、水分が蒸発し、色が悪くなったり、最悪ひび割れが起こったりすることがあるのだ。」
悠「そんなのあるのか?」
サタン「我は持ってないけどスキュラならもってるんじゃないのだ?」
スキュラ「持っていますが私のは海魔用なので限定的なものしかのっていませんよ。」
摩耶「限定的って?」
スキュラ「ペットボトル一本分ぐらいの真水を塩水に変えたりする魔術です。」
千世子「宝石店のショーケースに、水の入った小さなコップが置かれていることがありますが、これはオパールなどの乾燥に弱い宝石や宝飾品に、適度な湿気を与えるために置かれているのだ。今日はここまでで続きは次回なのだ。」