ー奇談ー學校へ行こう(2)5

ー教室ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「デッデデデデッ」

摩耶「カーン」

悠「デデデデッ」

摩耶「イクゾー」

亘理『……』

悠「デッデデデデッ」

亘理『ループ!?』

【ペリドット】

千世子「はい、じゅぎょーしますなのだ。若草のような柔らかい黄緑色の輝きを見せる、愛らしい宝石。それがペリドットなのだ。昔から八月の誕生石とされてきたサードオニキスに代わって、比較的新しい誕生石として人気となっているのだ。」

悠「だんだん癖になってきただろ?」

亘理『いや、別に…』

サタン「ダッダッダー」

亘理『なってる!?』

悠「ダッダッじゃない、デッデデデデッだ!」

神姫「とりあえずやかましいのよ」

千世子「鉱物としての名前は英語では「オリビン(olivine)」、日本名では「橄欖(かんらん)石」と呼ばれているのだ。オリビンとは、皆さんもご存じの食用の植物オリーブが由来の名前なのだ。もちろん、透明感のある爽やかな黄緑色がオリーブを連想させるところから名づけられたものなのだ。」

悠「オリーブ……ガル……うっ、頭が……」

摩耶「マジカルバケーションでオリーブがそんな問題あるところあった?」

悠「ないな。」

神姫「むしろ、頭が痛くなるのはメンドクサイ精霊どもの要求でしょ」

悠「カエルグミ捕獲数ゼロ……うっ、頭が」

千世子「一方「橄欖」とは、本来カンラン科に属する植物のことで、果実を食用にしたり、種から油をとったりすることができますが、この用法がオリーブに似ていることから、ペリドットの英名、olivineを和訳するときに、本来の意味と取り違えて訳してしまったため、「橄欖石」の和名が広まってしまったようなのだ。逆にここから、「橄欖」をオリーブの和訳として使うという、一種の誤用が一般に広まった、ということも起こっているのだ。」

神姫「そもそもネットでもないのに通信100ていうのが無茶よね。」

悠「二台持ちしろっていうの圧じゃないかな」

摩耶「100人アミーゴしてもセーブが消えたら……」

悠「0%0%0%よりショックだろうな。100人集めなおすとか地獄だろうし」

神姫「せめて、同じ相手と100回でいいならかなり緩和されたでしょうにね。」

千世子「この医師が持つといわれるパワーの中で、もっとも有名なものが「夫婦調和」なのだ。カップルとなった二人が、、いつまでも仲睦まじくいられる力を持つといわれているこの石は、結婚記念などに用いるといいのだ。また、これらの人生を共にしようという相手に送るもの、いいかもしれないのだ。ペリドットは、別名を「クリソライト」とも呼ばれているのだ。今日はここまで続きは次回なのだ。」
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