ー奇談ー學校へ行こう(2)5

ー教室ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「ハァイ、ジョージー!」

千世子「ジョージじゃないのだ。」

悠「ペニーワイズがおススメするシリーズを見た?」

千世子「……」
フルフル

悠「オーン……どうして?いろいろあるよ?むしろ、おススメしてないものの方が少ない」

千世子「そんなこと言ってクソ映画をおススメしてくる気なのだ。」

悠「待てや!最近はペニーワイズが歌ったりもするんだぞ。」

千世子「ボカロより上手なのだ?」

悠「あー……うん。だけど少ないペニワイ素材でホントによくつくれてる良作なんだ。ジョージィ、ペニワイがおススメはいいぞぉ?一緒に見よう。」

千世子「……」
スッ
悠「ただし、今から見るのはクソ映画だけどなっ!」

千世子「きゃああぁぁーー!」

摩耶「悠君は死んだ。クソ映画だと思ってたらそこそこ良作寄りのB級で面白かったせいだ。もはや、悠君の身体は良作に適応しなくなっていたのだ。」

悠「……ていう感じで、どうかな?」

神姫「知らない。」

悠「わりとちゃんとできてたと思うんだけど」

亘理『むしろなんて言えば正解なの?』

悠「よくできてたねって、笑顔でいってくれればいい」

亘理『よくできてたね。』
にこっ

悠「おう」

亘理『態度悪っ!?』

神姫「褒めたら図に乗るのよ」

悠「けへへっ」

神姫「誰か、ぶん殴っていいわよ。」

サタン「殴っていいのだ?」
ブォン!
バッ!
悠「あぶねぇっ!返事もしないうちに殴るんじゃねぇ!!」

サタン「でも、返事待ってたらNOっていってたと思うのだ」

悠「当たり前だ!」

摩耶「だからこそ先手を打った、賢いね」

サタン「ふふんっ!」

悠「何胸張ってんだ揉み倒すぞコラ」

亘理『なにいってんの?』

悠「欲望を口に出してみた」

摩耶「出さんでいい」

悠「http://disney.kids.yahoo.co.jp/game/pooh.html」

摩耶「それはハランデイイ」

亘理『なにそれ』

悠「ホームランダービーっていうプニキのゲーム。ちなみにこのゲームをプレイしたものは……」

・オウルボール打てねえ
・パワプロの昇級試験よりムカつく
・100エーカーの森にガソリンまいて燃やしたい」
・課金するからピッチャー返しと乱闘機能追加しろや
・ピグレットでいいから横浜にくれ

摩耶「阿鼻叫喚」

悠「100エーカーの森に住んでるのは化物か何かである証拠だな。」
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