ー奇談ー學校へ行こう(2)5

ー教室ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「ドッバーァン!」
ビシッ!

摩耶「いきなりジョジョ立ちで立ちはだかれたんだけどどうするのが正解だと思う?」

神姫「刺しましょう」

亘理『刺すの?!」

累「私のグングニルが火を噴くぜ!」
ジャコン!

摩耶「最近のグングニルはポンプアクションするんだね」

悠「ただのショットガンじゃねぇか」

リリス「シャガンッ!」

悠「メタルスラッグみたい言い方してんじゃないよ!」

累「撃っていい?」

悠「ダメに決まってんだろ。ヘヴンズドアー叩き込むぞ」

摩耶「叩きこむ系のスタンドじゃないね。」

悠「ストリップを始めると書きこもう」

神姫「先に拳を叩きこめばいいのよね。」
ズドッ!
悠「きゃんっ!」

摩耶「綺麗なストレート」

悠「顔がいてぇ」

千世子「あんちん、顔がブラックホールマンみたいになってるのだ」

悠「それだと穴が開いてるんだよな。」

累「ドリルならあるけど」

悠「穴のあけろといっとるんじゃないんだよ。」

リリス「ピアス穴?

サタン「ピアス穴にしては仰々しいのだ」

悠「だとしても顔面に開けるやつがいる……いるなぁ。」

摩耶「改造人間だね」

千世子「そんなのいるのだ?」

悠「全身に刺青入れるやつもいるんだ。頭にインプラントの角を埋め込んだりICチップを埋め込むやからだっている」

摩耶「手で触るだけで車とかのキーが起動したりするんだよね。」

悠「一見便利そうだけどそれだけのために身体に電子チップとか埋め込むのはちょっとなぁ。」

摩耶「でも、脳に携帯埋め込んだからもう不携帯はなくなるよ?」

悠「いや、脳に埋め込むことが嫌なんだけど」

累「なら顔?」

悠「顔に携帯埋め込んでどこに利便性があるんだ」

累「しらん」

悠「そういうところは褒めてやりたい」

亘理『今のどこに褒める要素が?!

悠「言いたいことをいって発言に責任を持たないところかな」

亘理『……いやいや、褒める部分じゃないでしょ!?』

悠「だからこそ……褒めて……やりたいんだ。」

摩耶「悲痛」

千世子「あんちんはときどき何考えてるのかわからないのだ」

神姫「なにも考えてないのよ。だからあんな意味不明なことを話せるのよ。」

悠「はい」

神姫「はい、じゃないわよ。」
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