ー奇談ー學校へ行こう(2)5
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「トリック見たい」
摩耶「見たらいいんじゃない?」
悠「えへへへへー!」
神姫「殴るわね。」
ゴッ!
悠「お゛ぅっ!」
千世子「はーい、じゅぎょーしますなのだ。ガーネットの種類の続きからなのだ。アルマンディンとパイロープの中間の組織を持つ石が、ロードライト・ガーネットなのだ。硬度は7.5。紫を帯びた赤色をしているのだ。ケニア、タンザニア、モザンビーク、マダガスカル、インドなどで取れる石なのだ。」
悠「お腹が痛い」
摩耶「綺麗なボディブローだったもんね。」
悠「腹筋を仕込んでなければ即死だった」
亘理『腹筋て仕込むものなの?』
悠「頭蓋骨みたいなものさ」
千世子「南ドイツの「Spessart」地方で最初に発見されたことから名付けられたスペサルティン・ガーネットは、マンガンとアルミニウムを主成分としているのだ。硬度は7。純度の高いスベサネティンは明るいオレンジ色をしていますが、鉄の混入度合いが増えるに従い、赤色、そして褐色へと変化していくのだ。主な産地は
ブラジル、イタリア、マダガスカル、ミャンマーなどなのだ。また、成分的にパイロープとスペサルティンの中間に位置するものとして、カラーチェンジ・ガーネットと呼ばれる石があるのだ。」
神姫「色々といってることがおかしい」
悠「おかしけりゃ笑え」
神姫「……」
ズドッ!
悠「お゛ヴぁ!」
摩耶「ボディーブロー」
千世子「これは、自然光の下では緑色~青紫色にみえますが、白熱光の下では赤系色に変化するという、アレキサンドライトに似た性質をもっているガーネットで、通常のガーネットより価値があるのだ。スリランカ、アフリカ、マダガスカルなどが主な産地でしたが、スリランカの鉱山は既に閉鎖されており、コレクターの間で非常に高く取引されているのだ。」
悠「やめて遊戯、腹筋のライフはもうゼロよ!」
神姫「遊戯じゃないから続けていいわね。」
摩耶「もちろん」
悠「やめてー!やめてよぉー!ホンジャマカー!」
亘理『ホンジャマカ?!』
千世子「カルシウムとアルミニウムを多く含んだものは、グロッシュラー・ガーネットなのだ。最初に発見されたものが、西洋すぐり(学名「grossularia」)に似た色をしていたため、この名前がついたのだ。硬度は7~7.5。主成分のほかに含まれている微量成分によって、無色、黄色、褐色、緑色などさまざまな色に変化するのだ。また、透明なものも不透明なものも存在するのだ。中でも緑の透明石グリーン・グロッシュラーは価値が高く、産地であるケニアのツァボ国立公園に因んで「ツァボナイト」とも呼ばれているのだ。また、無色~褐色の透明石は「ヘソナイト」と呼ばれており、スリランカやマダガスカル産のものが最良質とされているのだ。今回はここまでなのだ。」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「トリック見たい」
摩耶「見たらいいんじゃない?」
悠「えへへへへー!」
神姫「殴るわね。」
ゴッ!
悠「お゛ぅっ!」
千世子「はーい、じゅぎょーしますなのだ。ガーネットの種類の続きからなのだ。アルマンディンとパイロープの中間の組織を持つ石が、ロードライト・ガーネットなのだ。硬度は7.5。紫を帯びた赤色をしているのだ。ケニア、タンザニア、モザンビーク、マダガスカル、インドなどで取れる石なのだ。」
悠「お腹が痛い」
摩耶「綺麗なボディブローだったもんね。」
悠「腹筋を仕込んでなければ即死だった」
亘理『腹筋て仕込むものなの?』
悠「頭蓋骨みたいなものさ」
千世子「南ドイツの「Spessart」地方で最初に発見されたことから名付けられたスペサルティン・ガーネットは、マンガンとアルミニウムを主成分としているのだ。硬度は7。純度の高いスベサネティンは明るいオレンジ色をしていますが、鉄の混入度合いが増えるに従い、赤色、そして褐色へと変化していくのだ。主な産地は
ブラジル、イタリア、マダガスカル、ミャンマーなどなのだ。また、成分的にパイロープとスペサルティンの中間に位置するものとして、カラーチェンジ・ガーネットと呼ばれる石があるのだ。」
神姫「色々といってることがおかしい」
悠「おかしけりゃ笑え」
神姫「……」
ズドッ!
悠「お゛ヴぁ!」
摩耶「ボディーブロー」
千世子「これは、自然光の下では緑色~青紫色にみえますが、白熱光の下では赤系色に変化するという、アレキサンドライトに似た性質をもっているガーネットで、通常のガーネットより価値があるのだ。スリランカ、アフリカ、マダガスカルなどが主な産地でしたが、スリランカの鉱山は既に閉鎖されており、コレクターの間で非常に高く取引されているのだ。」
悠「やめて遊戯、腹筋のライフはもうゼロよ!」
神姫「遊戯じゃないから続けていいわね。」
摩耶「もちろん」
悠「やめてー!やめてよぉー!ホンジャマカー!」
亘理『ホンジャマカ?!』
千世子「カルシウムとアルミニウムを多く含んだものは、グロッシュラー・ガーネットなのだ。最初に発見されたものが、西洋すぐり(学名「grossularia」)に似た色をしていたため、この名前がついたのだ。硬度は7~7.5。主成分のほかに含まれている微量成分によって、無色、黄色、褐色、緑色などさまざまな色に変化するのだ。また、透明なものも不透明なものも存在するのだ。中でも緑の透明石グリーン・グロッシュラーは価値が高く、産地であるケニアのツァボ国立公園に因んで「ツァボナイト」とも呼ばれているのだ。また、無色~褐色の透明石は「ヘソナイト」と呼ばれており、スリランカやマダガスカル産のものが最良質とされているのだ。今回はここまでなのだ。」