ー奇談ー學校へ行こう

ー教室(11/24/夜)ー

本日の授業が終わり恒例になってきた談話時間。
今日は俺の奢りでポテチつき。

摩耶「ポテトチップス醤油ラーメン味って、だったらラーメン食べるって話だよね。」

悠「お菓子業界見失ってるよな。」

千世子「そういいながら二人とも食べてる。」

摩耶「味は悪くないからね」

悠「だな。っか、気になってたんだが。」

千世子「なんだぁ?」

悠「ちょこは愛美達や俺らには最初ビビってたけど…」

千世子「び、びびってやないもん!ちょっと驚いただけやし!」

悠「わかった。わかった。驚いたけど、暗いのとか怖くないのか?」

千世子「?」

摩耶「この廃校とか夜になると結構不気味だけど平気なの?」

千世子「別に怖くないぞ?」

悠「お化けとか出る気がしないのか。」

千世子「お化けとかより人間の方が怖いじゃん」

摩耶「なるほど、納得。」

悠「いや、納得だけど。子供がいうこっちゃないな、」

千世子「子供でも千世子は頭良いもん。」

悠「まぁ、確かに(使えない)知識はすげぇな。」

摩耶「真桜ちゃんとは違う意味での天才だね。」

千世子「魔王?魔王がいるのか!」

悠「俺のうちにいるぞ」

千世子「あんちんの家に魔王がっ!?」

悠「今度会ってみるか?もしかしたら話があう……」

摩耶「本気で凹まされて泣かされるヴィジョンが浮かぶね。」

悠「確かに……真桜と口論になったら俺でも泣かされそうになるときあるしなぁ。」

千世子「あんちんが!?」

摩耶「物理的にも泣かされてるしね。あはは。」

悠「ちげぇし、泣かされたんじゃなく血まみれにされただけだし。」

千世子「ひぃ…ま、魔王怖いぞ」

悠「いや、怖いけど。そんなバンバン敵意を向けてくる奴じゃ無いって……多分。」

千世子「……あんちんの家は魔王城なのか?」

悠「いや、デカイけど城じゃないし。一応家主俺だからな。」

千世子「魔王よりあんちんが上なのか?」

悠「建前上はそうだな。」

摩耶「立つ瀬が無いだけだよね」

悠「ときどき、刃が俺の心に突きたってるんだけど。」

千世子「そっかー。あんちんは大変なんだな」

悠「大変だぜ?飯作ったり、いろんな奴と話したり、手伝いしたり……最近だと妙な女の世話したり」

千世子「千世子のこと?」

悠「いや、違う違う。ぴよこは良い子だろ。」

千世子「うむ!千世子は良い子だ!だから撫で撫でしてもいいぞ。」

悠「よーし、よしよし。」

ナデナデ…ワシャワシャ…

千世子「わふーん!」

悠「最近コイツが癒しになってきたよ」

摩耶「それ、いやらしの間違いじゃない?」

悠「なんでやねん」

摩耶「いやぁ、ちょこちゃんのお腹なんかさすりながらいうからだよ」

悠「いや、バロンこうすると喜ぶから」

摩耶「犬扱いだよそれ。」
千世子「わふぅん!」
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