ー奇談ー學校へ行こう(2)4

ー教室ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「昨日まで暑いくらい晴れてたのに、今日は雨……ハッ!」

雨「……」

悠「スコーールッ」

雨「うるせぇ黙れ!」

悠「みんなおれに対してうるさい、黙れ、イケメン、素敵、かっいい、っていい過ぎだろ」

神姫「は?」

悠「……」

千世子「謝るのだ。あんちん、早く謝るのだ!」

悠「いやだ!謝らない!」

摩耶「謝って小鳥遊メンバー」

悠「山口メンバーみたいな言い方しないでくれ。」

神姫「とりあえず……一発殴るけど、どこがいい?」

悠「殴られることは決定……ですか」

神姫「そうね。」

悠「腹で」

神姫「……」
ズドッ!
悠「ぶぐっ!」

累「やれー!殺せー!」

リリス「血を見せろ血をー!」

サタン「リボン(地獄)に住む悪鬼どもよりゲスイのだ。だけど、そういうのいいと思うのだ。」

悠「アカン、こいつも毒されて来とる。」

摩耶「狂気は感染する」

悠「こいつらの狂気が広まったら三日と経たずに世界が滅びる」

累「私は生き残る」

悠「いっかい三途の川に落としてやりたい」

リリス「そんなもんモンキーターンぶっかましてやるわ。」

千世子「そんなことしたら、ほかの亡者に迷惑なのだ!」

神姫「問題はそこじゃないわよ」

悠「それより雨……ハッ!スコール!」

雨「お前が三途の川を渡れ!そして戻ってくるな!」
ズドッ×8
スッ
悠「……」

摩耶「完全回避」

亘理『雨ちゃんの攻撃だけは絶対によけるね。』

悠「当たってやれないという覚悟!」

雨「イライラするっ!」

神姫「悠は悠でそうとう性質が悪いのよね」

悠「悪魔ちゃんズよりマシだろ」

累「私は性質なんて悪くない!ただ血が見たいだけよ!」

リリス「そうよ、そうよ!」

悠「スプラッタ映画でも見てろ」

累「臨場感がない」

リリス「映画は映画であって生ではない」

悠「うーむ一理ある」

千世子「納得しちゃダメなのだ」

摩耶「乱闘を映画感覚で見てるわけだしね。」

累「楽しいことは全部私のものだ」

悠「魔王かコイツ」

サタン「魔王は我なのだ!!」

摩耶「なにかを例えに出すとそれに該当するひとがいるって何気にすごいことだね」

神姫「雑なモンスターハウスみたいなものね。」
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