ｰ教室ｰ

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「ガタガタガタガタ」

摩耶「震えてるねぇ」

千世子「震えてるのだ。」

累「なにあれ、携帯のバイブレーション?」

リリス「攪拌機じゃないかしら」

悠「サムイヨサムイヨー」
ガタガタ

神姫「うるさい」

悠「さむいのよぉー」

千世子「確かに今日は昨日より冷えてるのだ」

摩耶「雪がちらついてたからね。」

悠「嘘だといってよバーニィ!」

摩耶「僕はバーニィじゃないから言わないよ」

悠「しまった!小鳥遊の悠君、今世紀最大のミスティックソードマン」

神姫「表出てなさい」

悠「せめて部屋にいさせて!!」

摩耶「じゃあ、水まくからそこに正座で」

悠「なんでやねん」

摩耶「鍛錬?」

悠「ならねぇわ!病気になるだけだわ!」

累「やったね」

リリス「風邪も死にに至るのよね」

悠「パンデミムーブからの悪化即死コンボ」

摩耶「ペルセネポーだっけ?」

悠「半分に割れてる人」

神姫「人では無いでしょ」

悠「しかし、寒い。っか、火消えてんじゃん。火入れてよ、火」

累「……」

リリス「……」

悠「こういうときにはホントに動かねぇなお前ら!サタン!サターン!」

サタン「我をセガのハードみたいな呼び方するななのだ。」

悠「適度な温度の炎を頼む」

サタン「ひとの事を燐寸か何かと勘違いしてない?」
ゴオォオ

悠「あったけぇ、あったけぇよぉ。」

神姫「もう本人を炙ればいいのよ」

累「そういうことなら!」

リリス「お任せあれ!!」

悠「座ってろ!!」

累「座って……焼き討ち?」

リリス「敵は本能寺に有り?」

悠「お前らが世界の敵だろ」

摩耶「織田信長なら死なないよ。多分、すぐに生えてくる」

悠「巨大化したり、半分になって敦盛踊ったりと色々とできる方だからな」

千世子「人間じゃないのだ」

悠「いつから織田信長が人間だと錯覚していた?」

亘理『なん…だと……』

神姫「もはや鉄板のネタね」

悠「おれは最近閣下ネタが大好きだけどな」

亘理『デーモン?』

悠「カール・アウグスト・ナイトハルト」

亘理『だれ?!』

悠「ﾛｰｻﾞﾘｱﾉｵｳｼﾞだ」

摩耶「ミンサガのデッデッデデデッのひと」

悠「カーン!」