ー奇談ー學校へ行こう(2)4

ー教室ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「今日はいいベーコンといい玉ねぎが手にはいた。」

千世子「結局ベーコンオニオンスープなのだ。」

悠「これが一番安い、早い、美味いなんだよぉっ!」
ガララッ

ざわざわざわざわ

摩耶「あ、悠くん」

悠「あら、何事これ……っていうか、知らない顔が何人かいるし」

冥「ちょっと各所のお偉いさん達ですナ」

悠「おエロいさん?」

神姫「……」
ググッ!
悠「ひぃっ!赤熱した甲殻に押し付けようとしないで!」

亘理『悠ちゃん、遊んでるところアレなんだけど何か揉めてるみたいだよ』

悠「遊んでねぇ!!」

千世子「揉めてるって℃したのだ?」

スーツの男「こーまーるーんーでーすーよーねぇーーー!」

メフィスト「……」

悠「まぁーたメフィストか全部アイツが悪い」

メフィスト「そんなぁー!酷いデース!!」

摩耶「ちなみにどうしたの?」

助手「私の方から説明させていただきます。そのまえに私は怪奇班第一調査室主席調査官の助手です。」

千世子「あっちの(スーツの)ひとが主席調査官なのだ?」

助手「いえ、あちらは鎮伏屋の方ですね。主席調査官は山坂さんというひとなのですが別件が入ったのでこちらへは私が来たのです。それでこちらの校舎には以前から強力な妖魔や怪異が集まっていると各所で監視対象となっていたのですが、最近は今まで以上に強力な妖怪が増えたということで……」

悠「増えたのは妖怪じゃない、悪魔ちゃん二人と頭と心がパーンした娘と変態とドマゾだ」

助手「うーん、聞く限り妖怪より性質が悪そうですね。」

神姫「まとめて祓ってくれたりしてもいいんだけど」

助手「私には荷が重いですね。」

スーツ「わかっているんですか!いくらアナタが居るからといってもこう次々に召喚されては世界バランスが崩れかねない!!」

メフィスト「Hahaha~」

悠「笑ってやがる。」

神姫「まず何よりも先にメフィストをどうにかするべきなんじゃないかしら」

累「ステッキに毛虫を潰したものをなすり付けといたり」

リリス「靴底にたっぷり接着剤を仕込んで履いてしばらくしたらしみこむようにしたり」

悠「ほんっとえげつないイタズラを考えるよな」

千世子「イタズラの域を越えてるのだ」
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