ー奇談ー學校へ行こう(2)3

ー教室ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「あれ?」

千世子「どしたのだ?」

悠「デビリックキューブは?」

亘理『あれ、ブラフマンさんが回収してたよ』

悠「マジか。安定した小遣い稼ぎになってたのに。」

摩耶「これがギャンブル依存症の始まりです。」

悠「ふひ、ふひひひっ。」

亘理『えっ、ギャンブル依存症ってそんなかんじ?!』

悠「違うか」

摩耶「今のは普段の悠くんだよね。」

悠「なにをおっしゃるウサギさん」

摩耶「誰がウサギだ」

悠「ともき」

亘理『美兎は?!』

悠「兎」

神姫「頭の悪そうな会話してるわね。」

悠「へへっ」

千世子「なんで照れたのだ」

悠「とりあえず褒められた体でいれば、気持ちが楽になる。」

摩耶「病んでるのんかな?」

悠「ソンナコトナイヨー」

サタン「気持ちを楽にしたいなら心を無くせばいいのだ」

悠「よくないです。」

摩耶「セフィロスかな?」

悠「心ない天使」

サタン「天使の奴らはサーチ&デストロイなのだ」

亘理『魔王と天使戦争…』

悠「ただ、おれ心ない天使はセフィロスよりケフカか魔神竜の印象のが強いんだよな」

神姫「あやつる、心無い天使、強制HP1」

悠「それ、それの印象が強いんだ」

摩耶「無駄にタフいんだよね。」

悠「まぁ、竜だからな」
ジッ
神姫「……なに?」

悠「亘理、呼ばれてるぞ」

亘理『私何も言ってないよ?!』

神姫「……」

悠「……え」

千世子「え?」

悠「HP1になるからバリアントナイフ乱れうち戦術もいいよな」

摩耶「逃げた」

悠「すたこらサッサだぜ!」

神姫「……」
ドゴッ!
悠「ひざっ!?」

摩耶「綺麗なライトニングニードロップ」

サタン「ニー?」

千世子「膝のことなのだ」

悠「おごごごっ」

亘理『大丈夫?』

摩耶「前から無理だよ」

悠「ぜんぜん平気ですがっ?!」

サタン「我もやってみていいのだ?」
ギャンッ!

悠「ヤバいから外出て電柱にでもやってきなさい」

摩耶「犬のトイレみたいな言い方」

サタン「ッ!」
ドゴッ!
悠「なんでやっ!」

摩耶「あははっ」

亘理『笑いどころ?!』

神姫「アホね。」

悠「どやぁ」
ピース&ピース

千世子「なぞのドヤ顔ダブルピース」

神姫「鉄の棒で滅多打ちにしましょうか」

悠「やめてください死んでしまいます。」
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