ー奇談ー學校へ行こう(2)3

ー教室ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「ホットドックにはケチャップとマスタードだけどアメリカンドックにはケチャップオンリーでいいよな」

摩耶「好みによりけりじゃないかな。僕、ホットドックにマヨネーズかける人しってるし。」

悠「マヨネーズ戦争勃発!!」

千世子「どんな戦争なのだ。」

悠「マヨネーズ戦争を終結させた男、その名もケ・チャップ夫人!」

神姫「目の中にハバネロ刷り込んであげましょうか?」

悠「300000スコヴィルはらめぇっ!」

亘理『スコヴィルって?』

千世子「辛さの単位なのだ」

亘理『へー』

ブラフマン「ほー」

亘理『…………なんでブラフマンさんはいちいち私が驚く様に現れるんですか?』

ブラフマン「私は死なない程度に誰かが驚いたり悶絶する姿を見るのが好きなんです」

悠「あ、なんか分かる」

摩耶「どっちが悪魔かわかんないね。」

悠「悪魔的に美しいと?」

神姫「悠を悶絶させたいんだけどなにかないのかしら?」

ブラフマン「全部の指がさかむけになる薬、定期的にこむら返りが起きるように薬なら今すぐ用意できますが」

悠「重大ではないがなった本人には地獄な薬を持ち歩くな悪魔め」

ブラフマン「そういいますが私は基本、薬を売って生活していますからね。商売道具なんですよ」

悠「そうなのか」

ブラフマン「嘘ですけどね」

悠「弾針剄」
チュドンッ!!
ボフンッ!
ブラフマン「おおっ、怖い怖い」

摩耶「煙になってワープしたね。」

亘理『さすが悪魔!』

悠「おのれぇっ!」

ブラフマン「まぁまぁ臭い回復薬あげますから」

悠「いらんわい!」

摩耶「そもそも悪魔とかの間では薬って売れるの?」

ブラフマン「まさか、今時は下級悪魔の子でも回復魔法が使えるのにこんな臭いもの売れませんよ」

悠「ならなんでそんなクレイジーなものを持ってる」

ブラフマン「嫌がらせ用ですね。」

悠「なるほど」

摩耶「それで納得するんだ」

ブラフマン「ああ、ですが魔界でも本物のウィッチの作る薬だけは今でも重宝されていますね。魔女のつくるものは魔法でも解毒、神とかいう腐れどもの解呪できない程の魔薬ができますから。」

悠「どうどうと神を敵視する悪魔の鏡」

ブラフマン「悪魔ですからね。」
20/100ページ
スキ