ー奇談ー學校へ行こう(2)3

ー教室ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「メン食いたい」

摩耶「メンクイ」

悠「まぁ、おれもイケメンですけどね」

神姫「……」

悠「あら、冷たい目。飴食べる?」

神姫「どんなタイミングよ」

千世子「なに飴なのだ?」

悠「濃い贅沢金のミルク」

摩耶「また可愛らしいのを」

悠「これ美味しいんだよ。ほら、お食べ」

千世子「いただきますなのだ。」

サタン「ばりぼり」
ベヒモス「ばりぼり」

悠「飴を噛むんじゃない」

サタン「こっちのほうが早いのだ。」

悠「早く食うもんじゃないから」

神姫「歯につかない?」

サタン「平気なのだ」

摩耶「それより歯茎とかに刺さりそう」

悠「おれ、チュッパを噛んで半分に割ったらヒュッて喉の奥にいって窒息しかけたことある」

千世子「あんちんは飴食べるのにも命懸けなのだ?」

悠「そんなつもりはないんだけどなぁ」

アリス『わくわくっ』

悠「死なねぇから!飴食べて大人しくしてなさい!」
ジャララ
アリス『ぷんっ!』
スゥッ…

摩耶「やっぱり飴食べるのにも命懸けだね」

メフィスト「はーい、ボーイ&ガールズ」

悠「うわ」

メフィスト「うわってなんデスか!」

悠「いや、なんか厄介事を持ってきたのかなって」

メフィスト「Hahaha~まーさーかー私は一度もそんなことしたことないデース」

神姫「平然と嘘ついてるわね」

摩耶「まぁ、悪魔だし」

千世子「悪魔なのだ」

メフィスト「それに今日は私の古い知人がきていマシてね」

悠「どこに?」

燕尾服「こちらに」
ズズッ

悠「なぜに人の影から出てた来た」

神姫「驚かないのね」

悠「こういのは慣れた」

メフィスト「彼の名はブラフマン」

悠「ブラフマン(はったり男)?」

ブラフマン「偽名というか通り名みたいなものですよ、ぎぎぎっ。」

亘理『笑い方怖っ!』

悠「っか、悪魔が何で燕尾服?」

ブラフマン「さぁ、私もよくわかりませんがこちらに来るとき人間のもつイメージを具現化した格好がこれ(燕尾服)だったようです。」

悠「セバスチャンか」

摩耶「悠君は納得できたみたい」

千世子「ブラフマンは何ができるのだ?」

ブラフマン「人の心を惑わして支配できたりできますよ」

悠「悪魔だ」

ブラフマン「はい、悪魔です」
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