ー奇談ー學校へ行こう(2)2

ー教室ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「暗黒武闘大会」

摩耶「でるの?」

悠「いや、なんか頭の中にその単語がよぎった。」

亘理『テニスの王子様だっけ?』

悠「幽遊白書だよ」

神姫「テニスっていってるのに暗黒武闘に繋がらないでしょ」

悠「いや、テニヌだからありえる。」

摩耶「アソパソマソみたいな」

悠「……男の娘をチン」

神姫「その先の言葉は覚悟して発しなさいね。」

悠「…………あんぱんたべたい。」

摩耶「逃げた」

千世子「あんちんは最低なのだ。」

悠「褒め言葉だ」

摩耶「神姫さん、お願いします」

神姫「……カスが」

悠「ありがとうございます!!」

亘理『悠ちゃん…』

悠「ああ、条件反射」

亘理『どんな条件?!』

悠「ハハッ」

サタン「この愚か者!」

悠「誰が愚か者やねん!!」

サタン「条件反射しないのだ。」

摩耶「言葉のチョイスがいまいちだったかな」

サタン「馬鹿!アホ!間抜け!」

悠「……」
ぎゅぅっ
サタン「いひゃぃ!いひゃいのだ!」

悠「今のはただの挑発だろ」

サタン「なにが違うのだ」

悠「んー……女王様の罵声的な?」

神姫「誰が女王様よ」
ドゴォ!
悠「ぼでぇっ!」

摩耶「直球ボディブロー」

亘理『身体くの字に曲がったね。』

悠「お腹痛い…」

サタン「つぎ、我がやっていいのだ?」

悠「なんでだよ」

サタン「我は魔王なのだ!」

悠「……飴あげるから、そっちでじっとしてなさい。」
ジャラジャラ
サタン「わーい!」

摩耶「魔王やっすいね。」

悠「べつの真桜にはこの手はいっさい効かないけどな。」

千世子「あんちんはいつもお菓子とか飴とか持ってるのだ。」

悠「餌付け用にな」

サタン「バリボリ」

悠「飴を噛むなよ。」

摩耶「なに飴?」

悠「べっこう飴」

神姫「渋いわね。」

悠「氷砂糖もあるぞ」

神姫「糖尿病か」

亘理『なんで糖尿病?』

千世子「糖尿病患者は、血糖値を下げるために、食餌療法、運動療法により血糖値管理を行うほか、服薬により血糖値の管理をするのだ。食事の内容や運動量、薬の聞き具合やその日の体調などにより、血糖値が正常範囲内より低下することがあるのだ。それが過ぎて、低血糖状態になると、一時的にめまいや著しい不快感、ひどいときには昏睡状態に陥ったりすることがあるのだ。そのときは、速やかに血糖値をあげる必要がりますので、その際には、ブドウ糖液を飲んだり、飴玉をなめたりして、血糖値を上げないとダメなのだ。」

亘理『へー』
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