ー奇談ー學校へ行こう(2)2

ー教室ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

冥「今日はお汁粉を作ってみましたナ。」

悠「おれも手伝いましたナ!」

雨「食べて大丈夫かしら」

悠「おら、コーヒー飲めよ。コーヒィィィィィィィィィィィ!!」

雨「やめいっ!!」

サタン「なんでコーヒーなのだ?」

千世子「蜘蛛はカフェインで酔っ払っちゃうのだ。」

サタン「ほー」

悠「おらぁっ、飲めや!乱れろや!」

神姫「弾針剄」
チュドンッ!
悠「ぐわばっ!」

スキュラ「おっと。」
ベシャッ、ズルルッ!

摩耶「おっ、触手キャッチ」

悠「あひー」

摩耶「男の触手責めってこんなに醜いんだね」

神姫「……」
キュパッ!キュパッ!
悠「痛い!痛いっ!龍剄当てないで!」

スキュラ「おろしたほうがいいですか?」

神姫「そのまま締め上げといて」

スキュラ「わかりました。」

悠「わからないで?!」
ジュルジュル

亘理『私と視線が近いよっ!悠ちゃん!』

悠「いや、めっちゃ触手に絡まれてるんですけど……。」
ジュルジュル

摩耶「ふー、温まるねぇ」

アクエリアス「酒が進むのぅ。」

神姫「汁粉でお酒飲むのやめなさい」

摩耶「酒飲みはあんこでも酒が飲めるっていうよね。」

悠「おれも飲める」
ジュルジュル

ベヒモス「わりと余裕あるモス」

悠「ぬるぬるしてて気分はよくないが耐えられないほどではない」
ジュルジュル

雨「絞殺されてしまえ」

悠「ツンデレ乙」

雨「キチキチキチキ!」

サタン「キモッ?!」

千世子「あれが本性なのだ。」

摩耶「蜘蛛だね」

神姫「蜘蛛ね」

亘理『悠ちゃん謝らないと食べられちゃうよ?』

悠「噛みつかれる瞬間に奴の口の中にコーヒーを叩きこむ!!」

雨「いつまで缶コーヒー持ってる!!」

スキュラ「降ろしていいですか?」

悠「アッハイ」
ストッ

冥「雨さんもお汁粉いかがですかナ?」

雨「先にお茶か何かちょうだい。叫び過ぎて喉が渇いたわ」

悠「コーヒー…」

雨「しつこいっ!!」

アクエリアス「酒!」

雨「余計喉が渇く!」

悠「文句が多いな」

雨「……」
ズドッ!
パシィッ!
悠「真剣白羽取りっ!!」

亘理『おおっ!』

摩耶「蜘蛛の足も出せるんだね」

雨「なんで私の攻撃だけはキッチリ受ける!」

悠「さぁ」
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