ー奇談ー學校へ行こう(2)2
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
揺光【そうだ。土産があったんじゃ】
悠「土産ってどこ行ってたんだ?」
揺光【たばこんじゃ」
悠「たばこん……タバコン?!」
亘理『どこ?』
神姫「コスタリカね」
亘理『コスタリカ!……どこ?』
神姫「コスタリカはコスタリカよ」
亘理『しゅ、首都は?』
千世子「サンホセなのだ」
亘理『……』
摩耶「余計分からなくなったっポイよ」
悠「中央アメリカ南部のあたりだと思っとけばいい。」
スキュラ「そんなところに観光ですか?」
揺光【温泉巡りじゃ】
悠「タバコン温泉だな」
サタン「有名なのだ?」
悠「アレナル火山のふもとから湧き出る泉が地熱で温められ、川となって流れている温泉だ。世界の温泉でもランキング上位に来るレベル。」
揺光【うむ、熱帯雨林のなかで、大自然のいぶきを感じたわい】
千世子「コスタリカのお土産ってなんなのだ?」
揺光【これじゃ】
スッ
千世子「……パン?」
悠「これは、トルティーヤだな」
亘理『トルティーヤ?』
悠「すり潰したトウモロコシから作る、メキシコ、アメリカ合衆国南西部、中央アメリカの伝統的な薄焼きパンだ。」
スキュラ「何でも知ってますね。」
悠「このぐらいわな」
揺光【ちゃんと出来立てじゃから安心して食ってよいぞ】
悠「出来立てっていうのが既におかしい」
サタン「これってそのまま食べるのだ?」
神姫「インゲンマメを煮たフリホレス・デ・オヤやフリホレス・デ・オヤを油で炒めながらつぶしたフリホレス・レフリトスをつけて食べるのが伝統的、かつ基本的食べ方ね。」
亘理『……』
サタン「……」
摩耶「二人とも口開いてるよ」
悠「好きなもんつけるなり、巻くなりして好きに食えばいい」
ベヒモス「それじゃあとっておきの水晶を挟んで食べるモス」
悠「好きにし過ぎてるな」
揺光【次はどこに行こうかのぅ】
悠「こっちは自由すぎるな」
揺光【こんこん♪日本の温泉はだいたい周り終わったからのぅ。それに最近は秘境の温泉などに行くと天狗などがいて妾と分かると小うるさいんじゃ】
悠「天狗に友人居るだろ」
揺光【派閥が色々とあるんじゃ】
摩耶「妖怪界もたいへんだね」
揺光【まぁの、じゃがあまり五月蠅いのは消し炭にするだけじゃがな、こんこーん♪】
悠「そら、小うるさくも言われるわな」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
揺光【そうだ。土産があったんじゃ】
悠「土産ってどこ行ってたんだ?」
揺光【たばこんじゃ」
悠「たばこん……タバコン?!」
亘理『どこ?』
神姫「コスタリカね」
亘理『コスタリカ!……どこ?』
神姫「コスタリカはコスタリカよ」
亘理『しゅ、首都は?』
千世子「サンホセなのだ」
亘理『……』
摩耶「余計分からなくなったっポイよ」
悠「中央アメリカ南部のあたりだと思っとけばいい。」
スキュラ「そんなところに観光ですか?」
揺光【温泉巡りじゃ】
悠「タバコン温泉だな」
サタン「有名なのだ?」
悠「アレナル火山のふもとから湧き出る泉が地熱で温められ、川となって流れている温泉だ。世界の温泉でもランキング上位に来るレベル。」
揺光【うむ、熱帯雨林のなかで、大自然のいぶきを感じたわい】
千世子「コスタリカのお土産ってなんなのだ?」
揺光【これじゃ】
スッ
千世子「……パン?」
悠「これは、トルティーヤだな」
亘理『トルティーヤ?』
悠「すり潰したトウモロコシから作る、メキシコ、アメリカ合衆国南西部、中央アメリカの伝統的な薄焼きパンだ。」
スキュラ「何でも知ってますね。」
悠「このぐらいわな」
揺光【ちゃんと出来立てじゃから安心して食ってよいぞ】
悠「出来立てっていうのが既におかしい」
サタン「これってそのまま食べるのだ?」
神姫「インゲンマメを煮たフリホレス・デ・オヤやフリホレス・デ・オヤを油で炒めながらつぶしたフリホレス・レフリトスをつけて食べるのが伝統的、かつ基本的食べ方ね。」
亘理『……』
サタン「……」
摩耶「二人とも口開いてるよ」
悠「好きなもんつけるなり、巻くなりして好きに食えばいい」
ベヒモス「それじゃあとっておきの水晶を挟んで食べるモス」
悠「好きにし過ぎてるな」
揺光【次はどこに行こうかのぅ】
悠「こっちは自由すぎるな」
揺光【こんこん♪日本の温泉はだいたい周り終わったからのぅ。それに最近は秘境の温泉などに行くと天狗などがいて妾と分かると小うるさいんじゃ】
悠「天狗に友人居るだろ」
揺光【派閥が色々とあるんじゃ】
摩耶「妖怪界もたいへんだね」
揺光【まぁの、じゃがあまり五月蠅いのは消し炭にするだけじゃがな、こんこーん♪】
悠「そら、小うるさくも言われるわな」