ー奇談ー學校へ行こう(2)
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
Q子『男子高校生、女子高校生はいやらしい……』
千世子「……」
悠「……」
摩耶「……」
神姫「……」
Q子『言葉の上では同じですが男子高校生のいやらしさは心のエロさ、女子高校生のいやらしさは身体のエロさ…日本語ってむずかしいわね。悠君』
悠「おおっと、ここでおれへのキラーパス」
神姫「相手相応のパスだと思うわよ」
Q子『最近エロカッコいいとかエロかわいいとかいう言葉があるじゃない?』
摩耶「そしてひとの話を聞かずに進めていくスタイル。」
千世子「Q子ちゃんクォリティなのだ」
Q子『新たなジャンルにエロイヤラシイはどうかしら』
神姫「その二つを重ねる必要が全くないほど同じ意味ね」
悠「ったく、お前は24時間そればっかりか!」
神姫「悠もでしょ」
悠「ちちちち、ちがうよ?」
千世子「どよってるのだ。」
雨「まぁQ子は淫霊だからね」
亘理『そもそもなんでそんな霊になったの?』
Q子『おっ、聞きたいかしら。淫霊Q子の聞くも涙な誕生秘話』
~~
ある学園に見め麗しく学業にも秀でた学生さんが居りました。
女学生A「九戸(ここのへ)先輩だわ」
女学生B「今日も素敵…」
九戸「おお女学生たち本日のパンチラの予定は?」
女学生A「ありません」
女学生B「本当にこのひと喋りさえしなければねえ」
時は未だに道徳観念に厳しい数十年もの昔、彼に対すね風当たりはとても強いものでした。
そんな彼を皆が遠巻きに眺める中、ただひとり臆せず声をかけてくる三つ編み眼鏡の女性。
「九戸君その女性に対する失礼な発言をやめなさいといってるでしょう!それとその不良のような長髪も切るように忠告したはずです!」
九戸「おや級長。今日もセーラー服に眼鏡の組み合わせがいやらしいですなあ」
級長「ど……どうしてあなたはそういうことを言うんですか!」
九戸「ああ…やはり女子高生はすばらしい。僕も来世ではぜひ女子高校生に生まれたいものです!」
級長「馬鹿なことばかり……!」
そんなある日…、
九戸「女教師もいやらしいなぁ、学校とはなんとすばらしい所なのだろう」
「大変だ!校門前で事故が…」
「女生徒がはねられた!」
そんな騒ぎを聞いて駆け付けた彼が見た光景は眼鏡でセーラー服の彼女が倒れている姿だった。
九戸「ああっ、級長!!」
「君、動かしてはいけない!」
九戸「級長!しっかりしたまえ!」
級長「九戸君……よかった最後に話ができて。私、あなたがうらやましかった……。いつも自分に正直で…皆が隠しているような思いも素直に口にできる。私、本当はあなたみたいになりたかった……。九戸君あなたはどうかいつまでもそのままの強いアナタでいてね…」
九戸「きゅ、級長ぉぉぉーーー!」
~~
悠「そんなことが……」
千世子「その言葉を通りに…」
Q子『そしてその言葉通り、彼のようになったのが私、Q子です!本名は久子!』
神姫「そっちかよ!!」
悠「うわーーーっ、もったいねぇ!内心エロエロな真面目級長の方が絶対いいのにぃ!!」
摩耶「ちなみに彼は?」
Q子『私の言葉通りそのままの彼でスクスク成長、今では近所では知らぬ者のないエロジジイに』
亘理『あ…健在なんだ……』
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
Q子『男子高校生、女子高校生はいやらしい……』
千世子「……」
悠「……」
摩耶「……」
神姫「……」
Q子『言葉の上では同じですが男子高校生のいやらしさは心のエロさ、女子高校生のいやらしさは身体のエロさ…日本語ってむずかしいわね。悠君』
悠「おおっと、ここでおれへのキラーパス」
神姫「相手相応のパスだと思うわよ」
Q子『最近エロカッコいいとかエロかわいいとかいう言葉があるじゃない?』
摩耶「そしてひとの話を聞かずに進めていくスタイル。」
千世子「Q子ちゃんクォリティなのだ」
Q子『新たなジャンルにエロイヤラシイはどうかしら』
神姫「その二つを重ねる必要が全くないほど同じ意味ね」
悠「ったく、お前は24時間そればっかりか!」
神姫「悠もでしょ」
悠「ちちちち、ちがうよ?」
千世子「どよってるのだ。」
雨「まぁQ子は淫霊だからね」
亘理『そもそもなんでそんな霊になったの?』
Q子『おっ、聞きたいかしら。淫霊Q子の聞くも涙な誕生秘話』
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ある学園に見め麗しく学業にも秀でた学生さんが居りました。
女学生A「九戸(ここのへ)先輩だわ」
女学生B「今日も素敵…」
九戸「おお女学生たち本日のパンチラの予定は?」
女学生A「ありません」
女学生B「本当にこのひと喋りさえしなければねえ」
時は未だに道徳観念に厳しい数十年もの昔、彼に対すね風当たりはとても強いものでした。
そんな彼を皆が遠巻きに眺める中、ただひとり臆せず声をかけてくる三つ編み眼鏡の女性。
「九戸君その女性に対する失礼な発言をやめなさいといってるでしょう!それとその不良のような長髪も切るように忠告したはずです!」
九戸「おや級長。今日もセーラー服に眼鏡の組み合わせがいやらしいですなあ」
級長「ど……どうしてあなたはそういうことを言うんですか!」
九戸「ああ…やはり女子高生はすばらしい。僕も来世ではぜひ女子高校生に生まれたいものです!」
級長「馬鹿なことばかり……!」
そんなある日…、
九戸「女教師もいやらしいなぁ、学校とはなんとすばらしい所なのだろう」
「大変だ!校門前で事故が…」
「女生徒がはねられた!」
そんな騒ぎを聞いて駆け付けた彼が見た光景は眼鏡でセーラー服の彼女が倒れている姿だった。
九戸「ああっ、級長!!」
「君、動かしてはいけない!」
九戸「級長!しっかりしたまえ!」
級長「九戸君……よかった最後に話ができて。私、あなたがうらやましかった……。いつも自分に正直で…皆が隠しているような思いも素直に口にできる。私、本当はあなたみたいになりたかった……。九戸君あなたはどうかいつまでもそのままの強いアナタでいてね…」
九戸「きゅ、級長ぉぉぉーーー!」
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悠「そんなことが……」
千世子「その言葉を通りに…」
Q子『そしてその言葉通り、彼のようになったのが私、Q子です!本名は久子!』
神姫「そっちかよ!!」
悠「うわーーーっ、もったいねぇ!内心エロエロな真面目級長の方が絶対いいのにぃ!!」
摩耶「ちなみに彼は?」
Q子『私の言葉通りそのままの彼でスクスク成長、今では近所では知らぬ者のないエロジジイに』
亘理『あ…健在なんだ……』