ー奇談ー學校へ行こう(2)

ー生徒会室前ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

悠「おいおい、なんか生徒会室って看板着けてやがるぜ」

千世子「そういえば寧々ちゃんは学校で生徒会長してるっていってたのだ。」

悠「バカなのに?」

摩耶「言動はあれでも頭はいいのかもしれないよ」

悠「おれなんて言動行動共に賢いのに」

神姫「……」
スッ、ぎゅぅぅっ!
悠「ぐぇぇぇっ!締まってる!縄が、首が、しまってる!」

摩耶「縄の極みだね」

悠「違うタダの絞殺これ!」

神姫「馬鹿言ってないでとっととふんじばって放りだすわよ」

亘理『神姫さん超クール&デンジャー』

スキュラ「ただ、少し気になっていたのですがあの二人の眼鏡さん」

悠「二成と八緒がどうした?」

千世子「一成と七緒っていってたのだ」

スキュラ「なかなかの霊能力を持っているようですよ」

ベヒモス「あの二人が霊障から金髪さんを守っているってことモス?」

悠「ふーむ、ならちょっと実力を確認しておきたいな」

冥「なら、こういうのはいかがですナ?」

丸い白猫『ニャー』
丸い黒猫『ニャー』

亘理『かわいい!』

冥「すねこすりですナ。これを転がしてみてはいかがですナ?」

悠「よし、亘理。念動力でこのすねこすりをぶつけてくれ」

亘理『よーし、とりゃっ!』

丸い白猫『ニャー』
丸い黒猫『ニャー』

扉の隙間をなかなかのスピードで通り抜けていくすねこすり×2。

一成「ハッ!」
七緒「ハッ!」

足元を目がけて飛んでくるものを察知した一成と七緒はすねこすりを避けて、寧々の足首を掴んで真上に引っ張り上げた。

「「危ない寧々さま!」」

寧々「キャーーーーーッ?!」

パンツまるだしというか真っ逆さまで釣り上げられる寧々。

一成「ふぅ…よかった危ないところでした寧々さま」

七緒「あと一瞬、逆さづりにするのが遅れて居たらモフモフした子猫のような妖怪に、脛をすりんと撫でられるところでした。」

寧々「明らかにそっちの方がマシじゃないの!!早く降ろしなさいよ!」

「「仰せのままに」」

寧々「も~~なんでさっきから私ばっかりこんな恥ずかしい目にぃーーー!」

一成「大丈夫ですあなたを一人にはさせません!」

七緒「我々も恥ずかしい目にあいましょう!」

そういって自分からM字開脚をするアホ二人。
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