ｰ教室ｰ

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。

神姫「で、言葉遊びはいいから続けて」

悠「馬から落馬した」

摩耶「朝飯をつくるのは朝飯前だ。」

亘理『頭痛が痛い』

神姫「……」
ガシッ!メリリリッ!
悠「なんでおれだけアイアンクロー!!」

千世子「ヒートエンドなのだ」

テケテケ「うむ、それで心霊スポットで聞いた噂なのだが最近除…」

「そこまでよ!!」

悠「じょ?ジョジョ?好きだよ。ジョジョ」

神姫「そうじゃないでしょ。」

スキュラ「なにを言いかけたのですか?」

テケテケ「うむ、だから除れ……」

「ちょっと!こっちを向きなさい!」

テケテケ「さっきから誰だ!私の話を遮り折って!!」

金髪女「私よ!」
黒髪眼鏡「……」
白髪眼鏡「……」

千世子「…………誰なのだ?」

悠「ええと、あー、あれだ。八百屋の…」

金髪女「違うっ!だれと間違えてるの初対面よ!」

摩耶「えーと、妖怪?幽霊?虫?」

金髪女「人間に決まってるでしょ!なんなのよ虫ってのは!」

悠「虫ってのは人類・獣類・鳥類・魚類以外の小動物の総称だ。昆虫とかのな」

金髪女「知ってるわよ!!」

悠「聞いたのは向こうなのになんなの?」

摩耶「ちなみにこちらは虫の妖怪」

雨「……」

金髪女「そんなことはどうでもいいのよ!」

千世子「あれ…?」

サタン「どしたのだ?」

千世子「なんか見たことあるような気が…?」

寧々「ふっ、ようやく気がついてたようね!千世子。私は、大葉寧々!千世子の従姉よ!」

一成「寧々さまの付き人!草部一誠!」

七緒「同じく寧々さま付き人!塚地七緒!」

悠「ぴよこ、お前の従姉あったま悪そうだな」

千世子「ノーコメントなのだ」

寧々「聞こえてるわよっ!!」

悠「聞こえるように言っとるんだ」

千世子「それより寧々ちゃん何しに来たのだ?」

寧々「ふんっ、決まっているでしょう。夜な夜な深夜の廃校で勝手しているあなた達を注意しに来たのです!ここは立ち入り禁止場所のはず、とっとと出ていきなさい!」

悠「そんな今さら……そもそもここらが危ないってのは妖怪が出るってことだからだ。、そんな事言う権利は……」

一成「それがフフフ、あるのだよ君」

七緒「僕ら、妖怪何か怖くない」

悠「なんでその女にそこまでの権力がある?」

一成「フッ、それは…この区画にビルが立ち並ぶまえに寧々さまの親が」

七緒「いっぱいお金を出して土地を買ったからだ!」

悠「生々しい!」

摩耶「せめてホラー系ギャグっぽく強い霊力で妖怪たちを支配してるとか……」

寧々「残念賞!現実なんてこんなものよ!」

七緒「お金ってすごいね一成!」

一成「そうだね七緒!」