ー奇談ー學校へ行こう2

ー教室(2/29/夜)ー

毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業がはじまろうとしていた。

悠「摩耶はなのは派?フェイト派?」

摩耶「うーん…僕は努力型な方が好きかな。」

花描「じゃあ、魔理沙派だな。っか、悠は?」

悠「美少女ならすべておっけーね派」

神姫「一回地獄の業火に焼かれなさいね。」

千世子「あんちんは地獄の業火焼かれないように気を付けて、今日のじゅぎょーにはいるのだ」

【シャーマン】
霊的な存在と交流する職業

悠「なんか最近、ぴよこが簡単にあしらおうとする…」

摩耶「ヨシヨシ」

千世子「「霊的な力を根元として魔法を使うもの」または「霊的な存在と交流ができるもの」がシャーマンなのだ。じゃあ「霊」とはいったいなんだのだ?」

花描「幽霊じゃね。」

摩耶「霊力とか。」

悠「幽◯白書。」

神姫「霊はどこに消えたのよ」

千世子「第一に精霊という言葉に「霊」が含まれることから分かるように「この世(現実世界)とは異なる世界に住む者」を「霊」と呼ぶことがあるのだ。これに従えば、神や悪魔なども「霊」の一種といえるのだ。」

花描「じゃあ、ピエロ君は霊か」

悠「どっちかといったら花描君がな。おれは純粋な人間だから。小市民だから」

千世子「第二に「物質的な実態を持たない「意識」だけの存在」を「霊」と呼ぶことが多いのだ。この典型的な例が「幽霊」なのだ。」

花描「半人半霊はどうなるんだろうか」

悠「おもらしネタでエロ同人によく描かれるんだよ」

千世子「シャーマンは、これらの「霊」を利用することで、さまざまな魔術を使うのだ。「霊」という言葉には、さまざまなものが含まれるのだ。神も、悪魔も、精霊も、魂も、もちろん幽霊もすべてひっくるめて「霊的な存在」と考えれば、神への信仰によって魔法を使うプリーストから、悪魔との契約によって魔法を使うウィッチまで「魔法使い」のほとんどがシャーマンの一種といってもいいのだ。」

神姫「私は…神も、悪魔も、精霊も、魂もすべては氣だと思うわ。」

悠「九頭竜のおっさんもいってたな。」

千世子「シャーマンは、霊とのコミュニケーションによって、初めて力が発揮できるといえるのだ。「神や悪魔にお願いして、自分の力になってもらえる」あるいは「霊と会話することによって、いろいろな助言(預言)を得られる」といったポイントにシャーマンの価値があるのだ。シャーマンは自力ですごい魔法が使える訳ではないのだ。霊との交流によって魔法を使うシャーマンにとって、身近なところに「霊的な存在」が多ければ多いほど、力を発揮しやすいといえるのだ。」

花描「つまり、日本には八百万の神がいるから巫女は最強か」

千世子「交流の対象となる神がそこらじゅうにいることは、それだけ力を発揮しやすい、すばらしい環境なのだ。以上シャーマンのじゅぎょーだったのだ。」
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