ー奇談ー學校へ行こう(2)
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
義鷹「とりあえず教室内にツッコんでる枝だけもう一回切り落としてみるか」
ジャキン
悠「よし、やっちまえ!」
義鷹「……」
スッ
悠「おっと、義鷹さん刃先が悠くんのほうに向いていますよ?」
摩耶「一歩前に」
悠「良し来た!って、刺さるわ!」
サタン「刺さっても案外死なないのだ」
悠「うるせぇ魔王!乳揉むぞ乳!」
亘理『ガパァ!』
ガッ!ガッ!ガッ!
悠「……」
千世子「三連噛みつきなのだ」
義鷹「ふんっ」
斬!斬!斬ッ!
ドサササッ……ザバァーーッ!
スキュラ「斬った側から再生……というか成長でしょうか?していますね」
義鷹「……冥、どうするんだ?」
冥「むむっ……困りましたナ」
悠「こうなったら枝じゃなくて幹から切り落としたらどうだ?」
二ーナ「斬った側から生えてくるんなら幹からでも再生してしまうじゃろ。」
摩耶「そうだよね。」
ニーナ「ちなみに異常再生する原因は?」
千世子「地下にある霊道と地脈からエネルギーを吸い取ってるせいなのだ。」
ニーナ「ほほう」
「「「『……誰?!』」」」
悠「ばあちゃん」
亘理『婆ちゃん?!』
ニーナ「まぁまぁ、ここはどうじゃ私の知恵を使ってみんか?」
冥「なにか手がありますナ?
ニーナ「簡単じゃ。原因が地下にあるなら引っこ抜いてしまえばええ。」
悠「引っこ抜くって……いや、なるほど、そうか。普通なら無理だけどよくよく考えたらそれが一番いいか」
摩耶「義鷹さんが引っ張れば抜けるだろうしね……。」
神姫「少し当たり前で考えすぎてたわね。非常識で考えればよかったのに。」
ニーナ「木の植え替えは普通にあることじゃ、道具さえ用意すれば最小限のダメージで移動させられるじゃろ。」
悠「ホントだな。やるな、婆ちゃん」
ニーナ「ほっほっほ」
亘理『いや、それはいいんだけど結局誰?』
悠「ニーナ婆さん。ミハイルってやつの婆さんだ。」
ニーナ「気軽に博士でも別嬪さんでも好きに呼んでくれるといい」
摩耶「別嬪さん」
ニーナ「照れるのぅ」
千世子「……あんちんの血筋の人じゃないのだ?」
悠「ちげーよ」
ニーナ「さーて、悠ちゃんや男手の出番じゃぞ」
悠「それはいいんだけど、婆ちゃんなんでここに来たの?」
ニーナ「散歩に出たらいつの間にか辿り着いておったんじゃ」
悠「ああ、特有の徘徊か」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
義鷹「とりあえず教室内にツッコんでる枝だけもう一回切り落としてみるか」
ジャキン
悠「よし、やっちまえ!」
義鷹「……」
スッ
悠「おっと、義鷹さん刃先が悠くんのほうに向いていますよ?」
摩耶「一歩前に」
悠「良し来た!って、刺さるわ!」
サタン「刺さっても案外死なないのだ」
悠「うるせぇ魔王!乳揉むぞ乳!」
亘理『ガパァ!』
ガッ!ガッ!ガッ!
悠「……」
千世子「三連噛みつきなのだ」
義鷹「ふんっ」
斬!斬!斬ッ!
ドサササッ……ザバァーーッ!
スキュラ「斬った側から再生……というか成長でしょうか?していますね」
義鷹「……冥、どうするんだ?」
冥「むむっ……困りましたナ」
悠「こうなったら枝じゃなくて幹から切り落としたらどうだ?」
二ーナ「斬った側から生えてくるんなら幹からでも再生してしまうじゃろ。」
摩耶「そうだよね。」
ニーナ「ちなみに異常再生する原因は?」
千世子「地下にある霊道と地脈からエネルギーを吸い取ってるせいなのだ。」
ニーナ「ほほう」
「「「『……誰?!』」」」
悠「ばあちゃん」
亘理『婆ちゃん?!』
ニーナ「まぁまぁ、ここはどうじゃ私の知恵を使ってみんか?」
冥「なにか手がありますナ?
ニーナ「簡単じゃ。原因が地下にあるなら引っこ抜いてしまえばええ。」
悠「引っこ抜くって……いや、なるほど、そうか。普通なら無理だけどよくよく考えたらそれが一番いいか」
摩耶「義鷹さんが引っ張れば抜けるだろうしね……。」
神姫「少し当たり前で考えすぎてたわね。非常識で考えればよかったのに。」
ニーナ「木の植え替えは普通にあることじゃ、道具さえ用意すれば最小限のダメージで移動させられるじゃろ。」
悠「ホントだな。やるな、婆ちゃん」
ニーナ「ほっほっほ」
亘理『いや、それはいいんだけど結局誰?』
悠「ニーナ婆さん。ミハイルってやつの婆さんだ。」
ニーナ「気軽に博士でも別嬪さんでも好きに呼んでくれるといい」
摩耶「別嬪さん」
ニーナ「照れるのぅ」
千世子「……あんちんの血筋の人じゃないのだ?」
悠「ちげーよ」
ニーナ「さーて、悠ちゃんや男手の出番じゃぞ」
悠「それはいいんだけど、婆ちゃんなんでここに来たの?」
ニーナ「散歩に出たらいつの間にか辿り着いておったんじゃ」
悠「ああ、特有の徘徊か」