ー奇談ー學校へ行こう(2)
ー教室ー
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「ただいま」
亘理『おかえりー。どうだった?』
摩耶「巨大化したアリとかミミズとかいたよ」
亘理『Oh……』
サタン「齧られなかったのだ?」
摩耶「僕はね」
悠「おれはガッツリ齧られた」
千世子「大丈夫なのだ?」
悠「毒もち及びナメクジでなかったら虫ごと気に負けない」
神姫「テラフォーマーでも?」
悠「あのゴキブリは無理だわ」
義鷹「けど、いい加減手を考えないとこの教室突き破られるぞ」
冥「うーん、それは困りますナ」
悠「あ、そうだ。地下で拾い物あったぞ。」
ジャララ
亘理『わ、なにこれ綺麗』
悠「幽霊の結晶だとさ」
神姫「幽霊の?」
義鷹「あの桜がエネルギーを吸い取って残った殻じゃないが殻みたいなもんだ」
悠「これで装備とか作れそうだよな」
摩耶「幽霊に特効つきそうだね。」
メフィスト「ホーこれはなかなかの珍品デスね。いただいてもいいデスか?」
悠「……タダで?」
メフィスト「デは、これと交換ではどうデス。」
スッ
【500円】【紙束】
悠「五百円て……」
摩耶「こっちの紙は?」
サララッ
千世子「五十音が書いてあるのだ」
神姫「五百円玉に五十音が書かれた紙……コックリさん?」
悠「いらん」
ペィッ!
メフィスト「oh!!」
悠「狐と狸はもうまにあってる!」
摩耶「よくみたらこの紙に書いてる文字……血文字だね」
スキュラ「裏にもべったりと血痕が……」
メフィスト「超レアな呪われたコックリさん儀式セットデスのーに。」
サタン「呪われたものをひとに渡すのはどうかと思うのだ。」
ベヒモス「ほんとモス」
メフィスト「なら、鏡はどうデス。きれいな紫色の鏡デース」
悠「それもやめろー!!」
亘理『え、鏡ダメなの?』
千世子「紫鏡の呪いなのだ」
亘理『また呪い系…』
千世子「まともなものがないのだ。」
悠「ほんとにな。っか、おれのことを呪い殺そうとしてないか?」
メフィスト「してないデースよ!」
亘理『でも、悠ちゃんもこの結晶どうするの?』
悠「どうするこうするつもりもないんだけどな。」
摩耶「加工してくれる人がいるならアクセにしたらきれいかもね。」
義鷹「幽霊が寄ってくるぞ」
悠「マジ?」
義鷹「冗談だ」
悠「義鷹も冗談いうんだな……。」
毎夜行われる、浮き世離れした夜の授業。
今日も取り壊されないまま、時代から取り残された廃校で授業が始まろうとしていた。
悠「ただいま」
亘理『おかえりー。どうだった?』
摩耶「巨大化したアリとかミミズとかいたよ」
亘理『Oh……』
サタン「齧られなかったのだ?」
摩耶「僕はね」
悠「おれはガッツリ齧られた」
千世子「大丈夫なのだ?」
悠「毒もち及びナメクジでなかったら虫ごと気に負けない」
神姫「テラフォーマーでも?」
悠「あのゴキブリは無理だわ」
義鷹「けど、いい加減手を考えないとこの教室突き破られるぞ」
冥「うーん、それは困りますナ」
悠「あ、そうだ。地下で拾い物あったぞ。」
ジャララ
亘理『わ、なにこれ綺麗』
悠「幽霊の結晶だとさ」
神姫「幽霊の?」
義鷹「あの桜がエネルギーを吸い取って残った殻じゃないが殻みたいなもんだ」
悠「これで装備とか作れそうだよな」
摩耶「幽霊に特効つきそうだね。」
メフィスト「ホーこれはなかなかの珍品デスね。いただいてもいいデスか?」
悠「……タダで?」
メフィスト「デは、これと交換ではどうデス。」
スッ
【500円】【紙束】
悠「五百円て……」
摩耶「こっちの紙は?」
サララッ
千世子「五十音が書いてあるのだ」
神姫「五百円玉に五十音が書かれた紙……コックリさん?」
悠「いらん」
ペィッ!
メフィスト「oh!!」
悠「狐と狸はもうまにあってる!」
摩耶「よくみたらこの紙に書いてる文字……血文字だね」
スキュラ「裏にもべったりと血痕が……」
メフィスト「超レアな呪われたコックリさん儀式セットデスのーに。」
サタン「呪われたものをひとに渡すのはどうかと思うのだ。」
ベヒモス「ほんとモス」
メフィスト「なら、鏡はどうデス。きれいな紫色の鏡デース」
悠「それもやめろー!!」
亘理『え、鏡ダメなの?』
千世子「紫鏡の呪いなのだ」
亘理『また呪い系…』
千世子「まともなものがないのだ。」
悠「ほんとにな。っか、おれのことを呪い殺そうとしてないか?」
メフィスト「してないデースよ!」
亘理『でも、悠ちゃんもこの結晶どうするの?』
悠「どうするこうするつもりもないんだけどな。」
摩耶「加工してくれる人がいるならアクセにしたらきれいかもね。」
義鷹「幽霊が寄ってくるぞ」
悠「マジ?」
義鷹「冗談だ」
悠「義鷹も冗談いうんだな……。」