ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡10

ー稲葉の部屋(隣)(9/17/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジ…!」
貞子たん『お~!』

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストはゆうと千草よ」

悠(女)「糸の防御に力はいらない……あーしだ!」

千草「折るんじゃないの、内を切断するのの私よ」

優希「」なにかよく分からないけどゾッとしました

千草「つまりね、外傷にはならず内部を破壊するってこと。骨はおらずに筋だけを千切る」

悠(女)「それをマジでやりかねないから怖いわ」

千草「私だって相手見てやるし、そもそもそこまですることはまずないし」

優希「でも……できるんですね?」

千草「できるわよ」

悠(女)「飛びついて来て次の瞬間ブチって言うんだよ。ハッとして足だったらもう立てない、肩なら上がらない、そして次には激痛が走る、最悪気絶する」

千草「動きとしてはレスリングに近いのよ」

優希「つまり……寝わざ?」

千草「そこまで持ち込めたら完璧にやれるわね」

悠(女)「この女はそれを三次元的にできるのが強みなんだ」

優希「分かりやすくいうと?」

悠(女)「例えば蹴りを仕掛けるだろ。その蹴り足に張りついて空中で靭帯を切断する。」

優希「……想像できないけど、それって蹴られてるんじゃ?」

千草「そうね。受け損ねたら蹴り飛ばされるわ。同じようにパンチだったら殴り飛ばされる」

悠(女)「カウンターとか筋肉反射とはまったく別の捕獲破壊だからな。一発の痛みと引き換えに手か足一本が使えなくなる」

千草「だーかーらー、それは本当に理想系な話であって相手の動きを読みきって合わせるなんてほぼ無理だから」

悠(女)「こういってるがこの女、目がいいから普通に合わせてくるからな。玉はまともに返せない癖に」

千草「うっさい」

優希「そういえば……」

悠(女)「恐ろしく球技がへたくそなんだ」

千草「っ……ちょ、ちょっとまっすぐにならならいだけよ」

悠(女)「ボーリングで逆パーフェクト出すレベルでな」

優希「パーフェクトってすごいじゃないか」

悠(女)「「逆」パーフェクトつまり全球ガーター」

優希「……」

千草「あれはレーンが歪んでたのよ」

悠(女)「んなわけあるかっ!バレーもバスケもドッジしても球が必ず斜めに曲がるってどれだけの変化球マスターだよ!」

千草「ボールが歪んでるのよ」

悠(女)「歪んどるのはおまえの性格だろ」

千草「……」

ぎゅーっ!
悠(女)「痛い痛い!足踏まないで!つま先だけを狙って踏まないで!」

千草「そんなことしてないわよ」

ぐりぐりっ!
悠(女)「いやいや、ねじりだした!踏みにじってる!」

千草「ゆうは冗談が上手よねー」

優希「やべぇ……怖くてテーブルの下を見れない」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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