ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡10

ー稲葉の部屋(隣)(7/7/夕)ー

稲葉「毎度お馴染み。笑いと癒しを提供する古川稲葉と…」

禅「烏哭禅…と…」

優希「千歳優希&…」

紅菜「紅菜の…」

稲葉「電!」
優希&紅菜「「脳!」」
禅「ラジ…!」
貞子たん『お~!』

稲葉「はい、電脳ラジオの時間よ。今日のゲストは悠と鈴猫さんよ」

悠「誰だ、誰だ、誰だ~……紫の翼の……オオナズチ~のおれだ。」

鈴猫「七夕ですねの私です」

優希「もはや原型を留めない」

悠「ガッチャマンもオオナズチも一緒だろ」

優希「科学忍者戦隊と不可視の古龍のどこが一緒だ」

悠「七夕だな」

優希「あぁ、短冊に前髪お化けが成仏するようにかき殴りたいよ」

悠「酷いこといってやるなよ」

貞子たん『しくしく……』

優希「突っ込まないからなっ!」

悠「へんっ!」

優希「なんだ、その態度は!」

鈴猫「まぁまぁ……それより悠は短冊になにお願いする?」

悠「一生馬鹿やり続ける」

鈴猫「……」

優希「書かなくても問題ないだろ」

悠「あれ?そう」

稲葉「鈴猫さんは?誰かさんの鈍感が治るように?誰かさんが空気を読めるようになるように?」

悠「いるよな、そういうやつ」

優希「いっそ額に貼っとくか?」

悠「あー?キョンシーじゃねーぞ」

鈴猫「一枚じゃ足りないかも……」

稲葉「全知全能の書レベルのものに書きこまないときっと変えられないわね」

悠「願は叶えてもらうもんじゃない!自分で叶えるもんだろ!っていこといったらおれの評価がうなぎ登りじゃね?」

優希「今ので右肩下がりだよ」

稲葉「ちなみに貞子たんはなんて書く?」

貞子たん『貴方を呪ろまーす……』

悠「おれを見ながら言ってんなよ。座敷童子だすぞ。座敷童子」

貞子たん『…………勝てる』

悠「間があったぞ」

鈴猫「どう闘いなの?」

悠「呪い殺すか幸運パワーで相殺するかの勝負かな」

優希「巻き込まれる人間は溜まったもんじゃないな」

悠「っか、根本的に言うとおれが呪われる理由が分からんのだがな」

鈴猫「あはは……も、もう少し七夕の話ししない?」

悠「色ボケた男と女が仕事しねーから切り離された話しだろ」

鈴猫「わぁ……ロマンの欠片もない」

悠「ロマンじゃ腹は膨れん」

鈴猫「そういう話しじゃないよね?!」

悠「え?」

鈴猫「もっとほら、一年に一回しか会えないっていう遠距離恋愛的な……」

悠「本気で会いたかったら一年の待たなくたって会いに行くだろ。天の川だろうが激流だろうが泳いで渡る」

鈴猫「カッ……」

貞子たん『いっしょに三途の川渡る……?』

悠「それは渡ったら帰って来れない川だろ」

稲葉「残念、いいところ取られたわね」

鈴猫「……」

稲葉「それじゃあ今日の放送はここまでよ。メインパーソナリティは古川稲葉と」

禅「烏哭…禅で…お送り…しました。」
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