ー放送ー⚡電脳ラジオ(仮)⚡

ー稲葉の部屋(仮)ー

稲葉「毎回お馴染み。古川稲葉と…」

禅「烏哭禅の…」

稲葉・禅「「電脳ラジオ!」」

稲葉「はい、通常放送に戻って最初のゲストはデイジー・クロケティアさんとローガンさんよ。」

デイジー「ホーッホホ、ヨロシクお願いしますわデスワ。」

ローガン『……はぁ』

稲葉「デイジーさんは初よね?」

デイジー「そうデスワ。ワタクシは呼ばれたらいつでも来る準備はしてたんデスワよ?」

ローガン『……』

禅「そう…ですか……はて?」

稲葉「どうかしたの?」

禅「いえ…たいした…事では…無いの…ですが…デイジー…さん…へ…は…何度か…ラジオへ…お誘いの…連絡を…したはず…なんですが…?」

デイジー「ドキッ」

稲葉「どーゆうこと?」

禅「は…い。百物語…が…はじまって…日本の…話…だけでは…無く…海外の…話も…と…思って…連絡を…したはず…です。」

稲葉「それは…変ね。デイジーさん、連絡はなかったの?」

デイジー「……」

ローガン『お嬢はホラーがダメなんだ。今でも夜中にトイ…』

デイジー「ローガン!ローガン!お黙りなさい!」

稲葉「あらあらぁ~」

禅「あら…あ…ら…ぁ~」

デイジー「な、ナンデスのその目は!ワ、ワタクシがゴーストなんかを怖がるとお思いデスの?そもそも!そもそも、アレデスワよ…真桜、そう!真桜も参加してませんデスワ!」

稲葉「真桜ちゃんは…「このくそ暑いのに…なんでわざわざ出向かないといかないなの。納涼にならない…なの」って断られたわ。」
デイジー「……」

ローガン『っーか、お嬢。アキヨヅキは前からスプラッタムービー見てたじゃねぇか。まぁ、内容よりお嬢がビビるのを楽しんで…』

デイジー「ローガン!ローガン!ローーーガン!」

ローガン『っ…こ、鼓膜が…』

デイジー「はぁはぁ…。コホン!と、とにかく、ワタクシはゴーストなんか信じてマセンの。目に見えて触れる物しか信じマセンワ!」

禅「ここ…まで…わかり…やすいと…逆に…可愛い…ですね」

稲葉「そうね。海ちゃんみたいに全面的に怖がってる子を泣かすのも良いけど、こーゆータイプの子をお化け屋敷とかでひとりぼっちにして泣かすのも楽しそうね。」

禅「稲葉…さん…ヨダレ…垂れてますよ。」

デイジー「ここにいたらアブナイ気がしてキマシタワ。」

ローガン『なるほど、そーすれば少しはお嬢も大人しくなるかも…』

デイジー「ローガン…ナニかいいまして?」

ローガン『いや、別に』

稲葉「あら…もう放送終了時間ね。」

デイジー「なっ、ワタクシまだゼンゼン話して…」

禅「折角…お蔵入り…に…なった…怪談を…話そうと…思ったの…ですが」

デイジー「放送終了時間では仕方ありませんワネ。」

ローガン『お嬢…すげぇ情けないぞ』
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